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仕組みのデザイン Lab

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世の中の「仕組みのデザイン」を考えるLab。 「仕組みのデザイン」とは、課題解決や価値創造が、局所的ではなく持続的に循環していくサイクルそのものをつくることと考えます。 アジケが…
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#仕組みのデザイン

デザインの対象を「仕組み」へ

こんにちは。アジケ PRチームの説田です。最近私たちはデザインの対象をさらに深め、「仕組み」そのものの創出、「仕組みのデザイン」に取り組んでいます。 背景としては、企業や事業、また社会に対して資産となる仕組みをつくり、社会課題を解決したい、そして味気ある世の中をつくりたいという強い想いがあります。 「仕組みのデザイン」とは何か?、取り組みの事例などをまとめました。 ・・・ 最後までお読みいただきありがとうございます。 「♡」を押していただくと、ajikeメンバーが描いた

少人数のデザインチームが抱える課題と成長のための3つのポイント

こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、マネージャーのハラです。 私が担当しているデザイン組織開発支援事業部は、デザインの力を必要としているすべての企業さまに向けた「デザイン組織作り」と「デザイナー育成支援」をメインで行っている事業部です。 今回は、少人数のデザインチームのデザイナーの皆さまが多く抱える課題と成長のためのポイントについてご紹介したいと思います。 デザイナーの育成に悩んだら... 今回ご紹介した課題と成長ポイントは、ご自

不動産業界の常識を刷新し、事業課題を解決するためにDXを強化 —日鉄興和不動産さまの場合

これまでなかった視点から、新たな不動産サービスの創出に挑戦している日鉄興和不動産さま。アジケも事業開発のパートナーとして、いくつかのプロジェクトに参画してきました。今回はイノベーションDX推進室の和田浩明さんと、アジケ代表の梅本周作が対談を行いました。本質的なDXとは何か。不動産業界におけるこれからのUXデザインとは——さまざまなテーマを掘り下げていきます。 (※記事内の情報は2021年11月時点のものです) 事業課題を解消するため、DXの取り組みを強化梅本:本題に入る前

Gatherを使ったオンラインワークショップが最高だった話

こんにちは。 ajikeでUI/UXデザインを担当しているハラです。 今回は最近話題になっているGatherを使ったワークショップについて書いていきたいと思います。 Gatherとはバーチャルオフィスサービスのことで、ゲームのような画面でキャラクターを操作し、まるで本当のオフィスにいるかのように仮想空間でコミュニケーションを取ることができるサービスです。  アジケでは年始からこのGatherを導入し、仮想オフィスとして活用しています。まだ数ヶ月ほどですが、社内MTGや雑

【仕組みのデザイン事例】路上生活者を支援する雑誌「BIG ISSUE」

新宿・横浜近辺・梅田駅などで、時々ISSUEと書かれた雑誌が販売されている現場を見かけます。 コロナ渦になってからなかなかその現場に出会うことが少なくなりましたが、先日夜21時ごろに桜木町駅の前で販売されており、1冊購入してみました。 この雑誌の背景について何となく知っているつもりではいたものの、改めて仕組みを観察してみると非常に学びになるものがあります。 課題と解決策この雑誌「ビッグイシュー」とは、ホームレス状態の生活貧困者に雑誌を販売するという「働く場」を与え、自立に

【仕組みのデザイン事例】満員電車を緩和する仕組み「ダイナミックプライシング」

鉄道の運賃にダイナミックプライシング(変動価格制)の導入が検討されています。 満員電車の緩和は、とくに都市圏に住む人にとって興味深いテーマです。数年前、都知事の公約に「満員電車ゼロ」がありましたが、当時はどのような仕組みを取り組むのかピンと来ていませんでした。 コロナ禍の今は「満員電車ゼロ」の狙いが変わってきましたが、解決策の一つとして、ダイナミックプライシングの導入があるということです。 リモートワークが徐々に定着してきたとはいえ、いまだに通勤・退勤時間は混雑しています

仕組みのデザインで課題解決の循環をつくるー業務の可視化編ー

こんにちは。ajike PRチームの説田です。人や組織が抱える課題を解決する方法の1つに、「仕組み化」がありますよね。 仕組みをつくることで、課題解決のサイクルそのものをつくることができ、課題が発生する度に1つ1つに対処していたプロセスから、解決の影響範囲が広がります。 ajikeは、インターフェースやユーザー体験をデザインの対象としてきましたが、デザインの対象を「仕組み」そのものに広げられないかとチャレンジをはじめました。今後、noteで身近な仕組みのデザインの事例を取り

【仕組みのデザイン事例】つり革の形に込められた、デザインの意味

こんにちは!UXデザインカンパニーajikeの木村です。 7月から世の中の課題を仕組みで解決している事例を発信してます! さて、2本目に紹介する仕組みのデザインのテーマは、電車内のつり革の事例です。 つり革の形は、電車内のあらゆるシーンに対応できるように進化してきました。丸型のつり革は、古くから多くの車両で使われてきたオーソドックスなタイプなようです。 しかし、丸型タイプには以下の課題がありました。 丸型の課題 円型のため、指同士が窮屈になり、握りづらく力が入りづら

【仕組みのデザイン事例】長距離ドライバーも日帰りできる業務改革

アジケは「仕組みをデザインする」ことをテーマに業務に取り組んでいますが、世の中には参考になる例がたくさんあります。 学びとして、世の中の課題を仕組みで解決している事例を発信していこうと思います。 さて一本目に紹介するのは有名な事例。 「仕組みのデザイン」で思い出したのは長距離ドライバーを日帰りさせる業務改革です。 長距離輸送は、最初から最後まで一人のドライバーが運ぶことが当たり前でした。 そんなドライバーの「車中泊を減らしたい」という声を拾ったことが改善のきっかけですが、

持続性のある仕組みを作る サービスデザイン3STEP

こんにちは。ajikeでUI/UXデザインを担当しているハラです。 今回は直近のプロジェクトで実施した仕組みのデザインついてご紹介したいと思います。 サプライチェーン系の工場現場で使用されるBtoB向けの業務ツールでのサービスデザインのプロセスについてご紹介します。 これから現場のDX化を進めたい方や組織体制や業務プロセスから改善を検討したい方の参考になれば幸いです。 ・・・ noteマガジン「Design Container丨デザインコンテナ」では、ajikeのUI/