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ミシンで猫を縫う方法

言葉をそのままとらえるとすごいタイトルですねこれ。

ありがたいことに、今月に入ってねこのきもちからコイトネコのInstagramとTwitterにたくさんの方が来てくださいました。
それから、noteも見てくださる方が増えました。(これはdot.さんのおかげ。カレンダー頑張りますね!)

ミシン刺繍って実は日常の中のアイテムにはたくさん使われているんですけど、工業製品ではなくてハンドメイドで使っている作家はそこまで多くないと思います。
今回は、その中でも猫に特化したミシン刺繍作家である私が、どうやって猫を刺繍しているのか改めてお見せしたいと思います。

写真を準備

まずは写真を用意します。
過去に何回かInstagramとTwitterでモデル猫さんを募集していて、ルーレットを回して当選した猫さんを刺繍にさせて頂いています。

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この子はスコティッシュストレートのレイちゃんです。
6月にTwitterでモデルさんを募集しまして、それから途方もない時間をかけて作っておりますm(_ _)m
いえ、毎週日曜日の朝をこのシリーズの制作時間としていまして。。。
完成まで気長~にお待ち頂いています。

刺繍データを制作

ミシンに読み込ませるための刺繍データを作ります。
これには専用のソフトがあり、絵を描くように刺繍データを作っていくことができます。
といってもペンで線を描くような感じではなくて、図形を組み合わせていくようなイメージです。

そして、その図形の一個一個に縫い方を指定していきます。
粗く縫うとか密に縫うとか、模様を埋め込むとか、いろいろな設定ができます。

そうやってできたのがこんな刺繍データです。

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こちら『猫の宝石箱』というシリーズで、猫と宝石を組み合わせてデザインしようというものです。
12か月の誕生石をコンプリートするつもりで、いま3匹目です。

猫さんは写真に忠実に作りますが、その周りのお花とか飾りはオリジナルで、なんとなくその猫さんに合うかな~というものを私の感覚で自由に作らせて頂いています。
レイちゃんはハワイにゆかりのあるお名前なので、南国なお花を組み合わせてみました。

刺繍イメージ

刺繍制作ソフト上で、どうやって縫うかのイメージを見ることができます。
面白いので動画でご覧ください♪

刺繍しよう!

刺繍データができたら、実際に刺繍します。
レイちゃんのデータを実際に刺繍するところまでお見せしたいのですが、こちら昨日データができたばかりでまだ刺繍できていません。。。

刺繍したらしたで直すところが山ほど出てくるので、それを直してはまた縫ってみて、直して縫って直して縫っての繰り返しです。
完成までまだまだ時間がかかるわー。

かわりに、すでに出来ている作品の刺繍動画をお見せしたいと思います。
宝石箱シリーズのひとつ前の作品、ラグドールのロディーくんです。

ミシン刺繍、面白いですよね。
いつもこんな感じで猫の刺繍を作っています。

リアルな猫さんを作るのは難しくて時間もかかりますが、イラストの猫さんは案外サクサクと作れちゃったりするんですよ。
イラスト刺繍はエコバッグの時に書いたので、よかったらこちらもご覧ください♪

今回プレビューでお見せしたレイちゃんの経過は、またnoteでも書いていくのでお楽しみに!

 

*コイトネコ ajico*
Twitter / Instagram / minne / Creema

 


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