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西会津の山椒

西会津町へ山椒畑を見に行って来ました。
眺めのいい山裾にあります。

眼下には田んぼとそば畑

ぱっと見は普通に草木が生えている感じですが、
40本以上の山椒の木があります。

近くに来るといい香りがしてきます

「なぜ綺麗に草を刈らないのかと言われるけど、
山椒は乾燥に弱いので、あえて雑草は抜かずに
土の乾燥を防いで、木を守っているんです」
とのこと。

道なき道をどんどん入っていき
いろいろご説明いただきました。
黒米味噌本舗の鈴木二三子さん

この時期は、アゲハチョウの幼虫が葉を食べてしまうらしく、毎日山に入って駆除しているそうです。
「1日でもサボると木が丸裸になってしまう笑」

会津と山椒の歴史は古く、
郷土料理であるニシンの山椒漬けは江戸時代に
流通していたニシンを長期保存させるために、
春になると一斉に芽吹く山椒と漬け込んで
保存性の向上、臭い消しと香り付けに
していたそうです。

ニシンの山椒漬け

一時は山椒を栽培する人が少なく
野生で生えているものだけになってしまって
いたようですが、
会津と山椒の歴史を継承するべく、
「山椒畑」として栽培して、知名度を上げることを
目指していらっしゃいます。

その中でも香りの強い山椒の木を選抜させながら
清涼な香り、口に含むとピリッと筋の通った味のするものを「会津侍山椒」と名付けて
様々な加工品を作っています。
最近商標登録もとったようですよ。

侍山椒みそ
山椒たっぷりでピリッとした香りが特徴

会津の山椒、見かけた際にはぜひお試しください!

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