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クラシックを聴いたり、原画展へ行ったり。

リクルートの創設者、江副氏が設立した、江副記念財団。
奨学金事業を主にされているのだけど、
その芸術部門、音楽奨学生による、スカラシップコンサートにお声がけ頂いた。

学生たちのプロフィールを見るだけでも、
飛び切りすごい人たちだとわかる。
錚々たる面々が、ブラームスやショスタコーヴィッチ、メンデルスゾーンなどの曲目を演奏する。最近、クラシックを生で聴くことはあまりなかったから、新鮮で心地よい演奏会だった。

四ッ谷にある紀尾井ホールは、由緒あるホールで、何度か足を運んだことがあった。

コンサート、しかもクラシックを聴いていると、なぜだかものすごく年末感を感じた。
第九とかそういったものの影響なのかな。

チケットやパンフレットなども、
一つ一つが可愛らしかったなぁ。

演奏会をゆったりと聞き、
15時過ぎくらいから、つぎの予定に向かう。
南青山のTOBICHI。

大好きな糸井さんの書籍が、2冊出版されており、挿絵を描いた松本大洋さんの原画展が開催されている。

ぼくは今月に入り、三週連続でTOBICHIへ来ている。
毎週のようにたのしみが催されているからだ。
まずは2冊の新刊を購入。
毎年この時期に出版されてきた、
小さいことばを集めた本「他人だったのに。」

そして、これまでのことばをギュギュっと一冊の本にまとめた「みっつめのボールのようなことば。」その表紙に使われている作品がこちら。

原画のテーマは、食べること。

とにかくあらゆる動物が食べることの瞬間を描いていた。
目を近づけてよく見る。
線の一本一本が繊細で美しいなぁ。。

モノクロなのにあたたかさや温もりのある絵。「食べる」という行為から生命のようなものが連想されるからだろうか。

この「ちいさな4畳半」の展示ボリュームは、
毎回それほど多くはない。

ただ、それはとにかく“シンプル”なのだ。

余計な装飾もなければ、説明書きもない。
じぶんの“好き”を買いに来たお客さんが、
さりげなく眺めてよろこんだり、写真を撮ったりできるそんな場所だ。

今年は何回来たかなあ、TOBICHI。
何しろ今月だけでもう3回来ているのだ。
(さすがにこれだけいろいろ続いたのは初めて)

年明けには、現在京都のTOBICHIで開催されている「今ぞ、梅佳代展」がこちらに来る。
それにはもちろん行くつもりで予定にも入れてある。今月発売のSWITCHも、たのしみ。

たのしみがたくさん。

帰り道、じぶんのホームのある江古田へ着いて、このまま帰るのももったいないなと思い、近くのカフェで夕飯をとることにした。

温かいカフェオレと、
牛タンのハヤシライスを注文。

本を開いて1ページ目にはこうあった。

好きなものを好きであること。
好きな人を好きであること、好きな時を好きであること。
好きを愛おしんだり、好きを大切にしていることが、
さらに好きなものと出合える機会をつくってくれる。
こんなに簡単なことだったのか。

心に音を立てて響いた。
好きは好きを呼んでくれる。

好きでいさせてくれてありがとう。

#ほぼ日 #松本大洋 #日記 #糸井重里 #他人だったのに #みっつめのボールのようなことば

ぼくも誰かの応援をしようと思います!