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【推しの子】『視点B』と『45510』の決定的な違いは〇〇 ~ネタバレ注意~

『TVアニメ【推しの子】公式YouTubeチャンネル』 チャンネル登録者数70万人突破を突破したらしいですね🎉。これを記念して、7週連続で【#推しの子】の動画を公開するようです。その第一弾として、赤坂アカ先生描き下ろし朗読動画『視点B』が公開されました。朗読はアイ役の高橋季依さんです。
👇動画リンク
https://youtu.be/9tGCoduQcXY?si=r2FE4HKA9-7coZD5

どうやらこの小説は、アニメ放送前に劇場入場者プレゼントとして配られたものらしいですね。全然、知りませんでした。【推しの子】の考察には、見逃せない材料でもあります。公開してくれて嬉しい✨

【推しの子】の『視点B』とくれば、同様にアカ先生の書き下ろし小説『45510』を真っ先に思い出しませんか?それを元につくられたYOASOBIの楽曲『アイドル』も。これで、アイの周りの「Bのひとたち」の心情を描いた作品は3つになりました。

この『視点B』の主人公は、『45510』と同じ人なんでしょうか?私は、『視点B』を最後まで聞いて、おそらく違う人なんだろうなと思っています。ただ、同じ人であれ違う人であれ、アイに対する心境は同じところがあったんだろうと私は感じました。

⚠盛大にネタバレを含みますので注意してくださいね⚠

アイのような格上の人を前にしたときに、この『視点B』の主人公が選んだのは「(アイを)人間としてみない」こと。なぜなら、「(アイを人間としてみてしまえば)私みたいな人間は、嫉妬して、どこまでも憎むだろう」と思ったからです。そして、「猫」に話しかけるように、アイと会話をします。

これと同じようなことは、『45510』や『アイドル』の歌詞にもありますが、そこに出てくるB小町のメンバー(=『45510』の主人公)は、アイを「人間としては見ず」、ファンと同様にアイを「神」として崇めていました。嫉妬や妬み、憎しみでぐちゃぐちゃになりながらも、アイを「神」や「完璧な存在」として扱うことで、同じステージに立てていたわけです。

だけど、『45510』の主人公は、アイがのこしたブログ記事から、アイの「人間らしい部分」を垣間見てしまいました。そこにはアイの本音である「みんなと仲直りしたい」という言葉がつづられていた。

「私たちはアイを人間とは見ず、悪霊だと思うくらいに、嫉妬し妬み憎んでさえいたのに、アイは私達と仲直りしたい…?」「自分が抱いてきたアイへの思いはドス黒いものだ。アイの綺麗な本心を前にして、私はどうすれば?」

だからこそ、『45510』の主人公はやりきれない気持ちに発狂します。「完璧な君じゃなきゃ許せない」と。そして、アイのメッセージを消去するわけです。

どうですか?

同じ『視点B』、つまりアイと同じB小町のメンバーであっても、アイを「人間として見ていな」くても、嫉妬・妬み・憎しみの有無で、結果が違ってますよね。

『視点B』の主人公は、まるで「友達」のようにアイを思うようになったのに対し、『45510』の主人公は「悪霊」のまま。いや、あえて「悪霊」のままにしたのですが。

ここで「妬み・嫉妬・憎しみ」なんて良くないよ!なんて言うつもりは、さらさらありません。『45510』の主人公も『視点B』の主人公も、アイドル業界に翻弄されているという意味では、等しくつらい立場の人々なのですから。

ちょーっと気持ちが暗くなっちゃいましたか?
じゃあ、お口直しに、このショート動画をみてやってください‼‼‼

👇【推しの子】「アイドル」を学術系Vtuberが踊ってみた【サビ】 https://youtube.com/shorts/EOk8flQkV6A…

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