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【オールドレンズ】Auto Nikkor 50mm f1.4を布教させてください。

こんにちは、相沢と申します。
普段はフィルムを中心にポートレート作品をSNSに公開しています。

私がポートレート作品を撮るにあたって欠かせない存在がオールドレンズです。

メーカーによってその特徴や値段は様々で、集めるのが最近趣味となりつつあります。

そんな私が普段使っているレンズがこちらです。

しっかりした重量でごついです

Auto-Nikkor50mm f1.4というレンズです。
ニッコールといえば「Ai Nikkor〜」が人気ですが、私があえてこのレンズを選び、使っている理由は…

からです。

こちら、今年11月に仙台の中古カメラショップで3000円で購入しました。アダプターが4000円だったので、1万円以内でオールドレンズを新調することができました。

実際どうなの?

結論から言うと、3000円で高クオリティ写真が撮れます。

良さを布教するのにうってつけの一枚

個人的には玉ボケの形がはっきりしていて好きです。
※集合体が苦手な方はスクロールしてください。

イルミネーションの光
少し絞ると六角形

開放でガンガン写真を撮りたい方にはうってつけだと思います!
(実際私もこのレンズを買ってから開放で光を探して撮るのがとても楽しくなりました)

ちなみに、私が買った個体が3000円である理由ですが、

・レンズに拭き痕がついている。
・絞り羽が軽すぎる。

という、いわゆるジャンク品だったからです。
ですが、メルカリやヤフオクでも5000円くらいで買えるので、プチプラでオールドレンズデビューができます。

かの有名な「Ai Nikkor〜」とはF値も同じですが、SNSで作例を見ていると、前者の方が当レンズよりシャープな写りをするように感じます。

私としては、とにかく安いオールドレンズが欲しかったことから、特に気にせずに買って使っています。

作例

では、Auto Nikkor50mm f1.4を使った作品をご覧ください!

※作例に使用している作品は全て撮って出しのものを掲載しています。

ポートレートに適したレンズ

f値を低くしてシャープな部分を強調
真ん中の手にのみピントを合わせてシャープさを強調
被写体にピントを合わせ、後ろはぼかしました。

ボケとピントの合う部分の差が大きく、被写体がくっきり写るレンズだと感じました。

光を探すのがクセになる

このレンズの面白い点は、光をとにかく取り込んでくれる点です。
以下の写真をご覧ください。

看板の光
フレアはくっきり出ます。
喫茶店の照明
開放だと玉ボケがしっかり写る。
水面の揺らめきがくっきり
オリーブ畑

最後の写真に至っては、光の筋が見えるレベルです。
これからも光を探して歩くのが楽しくなりそうです。

なんか青くない?

「撮って出しなのにすごい青い…?」
私がデータを見て初めて思った感想です。

逆光や暗い室内では青をより多く引き出す印象を持ちました。

逆光
白色電球は特に青く写ります
窓越しの青空の色がしっかり写っています。
青の照明だけ色が強い
淡路島の海。
小豆島の空。
夕方の歩道

おわりに

いかがでしたか?

個人的なメリットとデメリットを挙げると

○光を集めるのが得意。
○ポートレートや映像向けの明るく綺麗な描写。
○ブラックミストをつけているかのような雰囲気が出る。
○とにかく安い!

×f1.4のため、斜めの物や被写体にピントを合わせるのは若干コツが必要。
×青みが強いので、苦手な方はレタッチ必須。

こんな感じになります。

私も実際使ってみて安くて綺麗を叶えてくれるとても素敵なレンズだと思いました。
ぜひカメラ屋やネットでチェックしてみてください!

【宣伝】
本記事の作例写真は、オンライン展示「言わぬが花」展に掲載している写真です!
12人のカメラマンと被写体が「言わぬが花」を独自の解釈で撮影し、展示をしています。ぜひご覧ください!

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