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文学フリマ東京38に遊びに行ってきた。

文学フリマ東京は次回から東京ビッグサイト開催になるとのことで、流通センターとのお別れを兼ねて文学フリマ東京38に行ってきました。

文学フリマ東京へは2018年から毎年足を運んでおり、文学フリマ東京36には出店もしました。(その時の様子はこちらの記事にまとめています。)

そういうことで、流通センターは私にとって思い入れ深い場所です。ある意味、青春の場所とも言えるかもしれないですね。

準備

事前にWebカタログを使ってブースの場所を確認して行きました。私は基本的に前もって買うものは決めて、予算の入った財布を持っていくタイプです。予算オーバーしがちですが、いくらオーバーしたかはぎりぎり覚えていられるのでこの戦法で行っています。リミッターを掛けないと無限に買いたくなってしまうのです……。

目当てのブースは第二展示場に多かったのですが、第一展示場に出店している企業ブースの販売物をどうしても手に入れたかったので、今回は第一から入場することに決定。

慣れないチケット予約には手間取りました。というのも、ギリギリまで買わずにいたからなのですが……。次回から早めに買おうと思います。

当日

今回から入場料がかかるとのことで、人が減るのかな……と思いきや、会場に着くと大行列で驚きました。お金を払ってでも行きたい人がこんなに、いや、これ以上いるのか、とびっくり。結局中に入るまで30分ほど掛かりました。

第一展示場

中に入ると、いつものことながら人混みと熱気がすごい。第一展示場はいつも混んでいます。

小説家になろうの『読者の心をつかむWeb小説ヒットの方程式』、公募ガイドの過去のノウハウ特集の復刻版5号セットを購入、文學界の『大解剖! 文學界新人賞』を無事に購入しました。企業さんの奮発具合がすごいですね、この内容をこの価格で……と驚きました。

その後は好きな作家さんのブースへ直行。染よだかさんの『立国宣言』と『やわらかく透明な膜』、久慈川栞さんの『有重力空間』を購入しました。

染さんのご本、装丁が本当に素敵ですね……。
前回購入した『溺れる繭』がとても好きだったので、今回の新刊『立国宣言』も楽しみです。『やわらかく透明な膜』は詩集だそう。

久慈川さんのご本はどれも気になっていたのですが、『有重力空間』というタイトルと装丁に惹かれてこちらを購入しました。

その後は印刷会社さんのブースをちらっと見て周り、人混みが辛くなってきたので第二展示場へ移動しました。

第二展示場

第二展示場に行くと比較的人混みがましになっていてほっと一息。またまた目当てのブースへ直行しました。

まずは2階から。津森七さんの『やわらかな心中』と泉海紫乃さんの『未必のトラジェディー』『花々の幕間』を購入。

『やわらかな心中』は少女×少女の激情とのことで、女の子同士の絡みが好きな私としては絶対に読みたかった作品でした。

泉海さんの作品は、『私の愛したカンパネラ』やコピー本作品が素晴らしく良かったので、新刊と気になっていた長編小説を購入しました。

次に林やはさんの『春はひかり』を購入。装画とタイトルでパケ買いです。

アンソロジー『とれたてふるふる』。これもパケ買いです。瑞野さんの装画がかわいい〜。

それから、ナナロク社さんのブースにて『天才による凡人のための短歌教室』と『あかるい花束』を購入。『天才による〜』は前々から気になっていた本だったのですが、本屋でなかなか見つけられずにいたので、今回のお買い物の本命のひとつでした。
ブースには並んでいなかったのですが、お聞きしたところ購入可能とのことで、勇気を出してみて良かったです。

『あかるい花束』はサイン本でした。商業出版の歌集は今まで買ったことがなくて、初めてがこの本になりました。岡本真帆さんのことも最近知ったばかりだったのですが、サインに「きみにはじめましてを」と添えてあったのがなんだか嬉しかったです。栞も付けていただきました🔖

そして、hoshiboshiさんの『星々 vol.5』。実は星々短編小説コンテストに小説を応募したのですが、入選できず、どんな作品が賞を取ったのか気になって買いました。勉強させていただきます。

その後1階へ行き、宵々屋さんの『贖いのオリキュレールⅠ』『Street Light Strange Stories』を購入。

『Street Light Strange Stories』 は元々Webで拝読して好きだった作品が収録されていて、前々から欲しかったご本。
『贖いのオリキュレールⅠ』は長編小説なのですが、遅読なのでひとまず1巻のみ購入しました。ひゐさんの作品が好きなので、あがおりも夢中で読んでしまうのだろうと思います。

その後

第一展示場に戻ってみましたが、やはり人混みが凄まじくて、さらに購入したご本の重みもあり、軽く全体を周って疲れ果てて帰宅しました。ところどころでフリーペーパーをいただきました。

モノレールに乗る前、駅の窓から流通センターが見えて、なんだかしんみりしてしまいました。ありがとう、流通センター。文学フリマで来ることはもうないのかもしれないけれど、また機会があれば会おうね。

片っ端から欲しいものを買っていたら、いつの間にか今までの即売会イベントで最高額の出費をしていました。何冊買ったのだろう……と数えたら20冊でした。そりゃあ重たいわけです。

でも、本当は買いたかったのに予算の問題で我慢したご本もたくさんありました。なかなか新規開拓もできず……。富豪になりたい。
今回はお勉強用の本も買ったので、創作をがんばりたいです。

一般参加を終えて

周っている最中、「今すぐ出店者側になりたい……」と思ってしまったので、12月の出店を検討したいです。出店すると周りづらくなってしまうのが悩みどころですけどね……。
ビッグサイトでの開催、どうなるのでしょう。私はビッグサイト開催イベントだと、デザフェスに2回とコミティアに1回行ったのですが、文学フリマはどんな感じの規模感になるのか……。

現在販売している本が、古い作品を再録した短編集と詩集のみなので、出られなくても今年中に新刊を刷ってしまうつもりです。新刊もWeb再録になりますが、少しクオリティは上がるはず。

お知らせ

5/26、6/2開催の文学イベント東京に不束百との合同サークル「白白明けで待ち合わせ」で参加させていただきます! 入場無料です。
サークル合同誌のほか、不束百のイラストポストカードや私の短編集・詩集を委託しておりますので、お近くの方はぜひお立ち寄りください。

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