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文学イベント東京、ありがとうございました!

委託作品を書店で販売&事後通販もしていただく一次創作同人誌即売会「文学イベント東京vol.1」に、不束百との合同サークル「白白明けで待ち合わせ」として参加させていただきました。

今回のイベントは委託販売で、私は都合が付かず現地に行くことは叶わなかったのですが、参加した感想と反省などまとめていきたいと思います。

文学イベントとは

文学イベント東京(スモール)は、WEB小説書きさんやイラスト描きさんが作った一次創作の本やイラスト本、ZINEを販売するイベントです。小説書きさんやイラスト描きさんが作った一次創作(オリジナル)作品をお預かりし、展示・販売いたします。

イベントの特徴として、ダブルイベント。ひとつめの会場で展示・販売イベント後、翌週に別の会場でお預かりした作品を再度、展示・販売イベントを行います。イベント終了後、さらに一週間通販も行い、2会場での実イベント、通販とリアルイベントとネットイベントを行います。

文学イベント東京 公式サイトより引用

上記の通り、一回の委託で2会場でのイベント、通販を行っていただけるイベントです。
今回は5/26にCHIENOWA BASE、6/2に透明書店でのイベントを行っていただきました。

当日までの流れ

申し込みをして、必要事項のご連絡や委託物の決定後、文学イベント様のnoteにてサークル紹介記事を作成していただきました。(何度も修正に対応していただきました。その節は本当にありがとうございます)

その後、5/26のCHIENOWA BASEでの開催に間に合うように作品を送付。一人につき2作品まで(ポストカードなどは複数種可)とのことで、私からは個人誌『ゆめのかけらたち』『夜想』、不束からは合同誌『夜を辿る』&栞セット、イラストポストカードを発送しました。

委託した作品

当日

1回目会場、5/26のCHIENOWA BASEでの開催では、本屋さんに自分の本が並んでいる写真を見て感動しました。CHIENOWA BASEさんは広々とした会場で、ゆったりと過ごせそうな雰囲気があり、私も行きたかったな、と一人の本好きとして思いました。

会場が書店ということもあってか、あまり購入報告は活発ではありませんでしたが、お一人、自分の本を購入してくださっている方を発見しました。おそらく普段のような活動では届かなかったでしょう。それだけで参加した価値があったと思いました。


2回目会場、6/2に透明書店での開催。本当は私も見に行くつもりだったのですが、体調不良で断念。こちらは雰囲気ががらりと変わってスタイリッシュな書店様です。

透明書店さんの方では掌編小説集の『ゆめのかけらたち』が3冊売れたとの報告をいただきました。ご購入くださった方々、ありがとうございます!

委託イベントは初めてで不安も多かったので、運営様がこまめな情報発信をしてくださることで安心できました。

会場でのイベント後の通販では、私も何冊か購入してみました!

文学イベント通販での購入品

右から、
『ソナチネ』峯元つづきさん
『喫茶のすみっこで 〜Corner of the cafe〜』うめおかかさん
『春のトンネル』みずのしまこさん
今回はこちらの3冊を購入しました。上記2冊は短編集、残り1冊は短歌集です。

感想

参加してみた所感

どうやら、掌編小説集『ゆめのかけらたち』が好評だったようで、いくつか購入報告をいただきました。小説の方が好評なのは、書店という会場の特性もあるのでしょうか。

私の場合は通販での在庫の動きはなかったようで、通販で手に取っていただく難しさを改めて感じました。

目立ってフォロワー数が増えるだとか、本が飛ぶように売れる……などということはありませんが、文学イベントに参加したことで繋がったご縁もあり、個人的には満足でした。イベント参加がないとほぼ本の在庫が動かないので、少しでもお客様の手に渡ったことが成果です。

文学イベントの魅力

先程も書きましたが、普段のWebや即売会での活動では届きにくい層に自分の作品を見てもらえる機会になったことが大きいです。

運営様にnote記事でサークル紹介をしていただけることや、Twitter上でも拡散していただけることなど、宣伝のサポートが手厚く、自分の手の届かないところまで情報を届けていただけるところが文学イベントさんの特に素敵なところだと思います。
作家個人の拡散力に依存しないイベントなので、活動を始めたての方でも参入しやすいのではないかと思いました。

今回の開催では、一度の委託で2会場での開催に参加できるところも魅力でした。
それぞれの会場で客層がやや異なる印象を受けたので、同人即売会でありがちな「イベントAでは売れ行きが良かったけど、イベントBではあんまり……」な現象を上手くカバーできているのではないでしょうか。

ゆっくり立ち読みができる、というのも良いですね。文学フリマ東京などの規模感だと、人が多くて長時間の立ち読みはしにくいので、小規模イベントの利点だと思いました。今後どうなっていくかはわかりませんが、できればこのまま続けていただけたら嬉しいです。

反省

私は現地に行っていないので雰囲気などは又聞きになってしまいますが、Twitterや参加した方のレポを見て考えたことを並べます。

参照させていただいたレポはこちら。(どちらも2回目会場の透明書店での開催のレポです)

浜野さんのレポは、同人誌の作り手側・読み手側としてのお話で、大変興味深く読ませていただきました。

ちょんまげネコさんは今回のイベントに作家さんとして参加された方で、雰囲気など詳しく書いていらっしゃいます。

①見本誌について

まずこれは根本的なミスなのですが、見本誌に「見本」と明記することを忘れていました……。

また、運営様の投稿写真にある他の作家さんの作品を拝見したところ、見本誌に帯やメモなどを付けて作品紹介をなさっている方が多く見られ、そういった工夫もあるのかと勉強になりました。

委託イベントでは現地で自ら作品の紹介をすることができないので、見てもらうための工夫が必要だったと思います。

②表紙のインパクト

先程挙げさせていただいたレポの双方にあったことです。やはり一番最初に入ってくるのは視覚情報ですからね……。

既刊はもう出来上がった本なので変えようがないのですが、装丁で購入を決めるというコメントをお見かけして、たしかに自分も全く知らない本に関してはそうだなぁと思いました。新刊を作る際はさらに装丁を工夫してみたいと思います。

③お品書き・作品紹介画像

これは予定が立て込んでいたので作る余裕がなかったのですが、前調べをして会場へ臨む方もいらっしゃるようでしたので、画像も使うとより宣伝効果があったかもしれないと思いました。

まとめ

文学イベントは、運営様が作家に寄り添ってくださる素敵なイベントでした! タイミングが合えばぜひまた参加して、一緒に盛り上げていけたらと思います。

早速、第3回開催の申し込みが始まっております。T-SITEに自分の本が並ぶってすごいですね……! 参加検討中です。
第2回開催も準備中?だそうで、楽しみです。

ちなみに私の個人誌に関しては普段から架空ストアにて通販がありますので、ぜひそちらも覗いてみてください。今回は委託していない作品もございます。

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