見出し画像

有給消化中の心の変化

前回、退職までのことを書きましたが、今回は有給消化中の心の動きを書いてみます。

1週間目

休みに入って仕事のことを一切考えなくていい。この状況はとてつもなく快適でした。

毎日のように問題が発生し指示したり悩んだりしなくていい。ワガママな人たちもいない。今までどれだけ仕事が脳内を圧迫していたのか思い知りました。

生活リズムを崩さないために毎朝7時に起き、朝と夕方に近所を散歩していました。

自分自身がせっせと働いている時に世の中は別の時の流れがある、そんな当たり前のことをあらためて感じる時間となりました。

子供を送って道端でお話ししている人たち
ジョギングしている人
犬の散歩をしている人

色んな人たちがそれぞれの人生を生きている。そういう当たり前の日常をいつから忘れてしまったのか。

綺麗な道端の花に見とれたり、空の青さに気持ちよくなったり。街の匂いを感じたり。

何気ない日常のありがたみを噛み締めていました。

と同時にとある感覚に襲われました。

あら?わたしもしかして病んでたのか?

直前の職場環境がよろしくなかったため、心に支障をきたし始めてたのでは?と考えるようになりました。

辞める直前の体調を考えてもあのまま働き続けていたら、突然起き上がれなくなってたかもしれない。そんなふうに思い始めました。

と同時に辞めてよかったとも。

しかし、3週間くらい経つと考え方に変化が生じます。

3週間目

体の疲れが無くなりはじめ、頭痛、肩こりも緩和し、頭痛薬にも頼らなくてすむ生活に変わり始めました。

月の半分は何かしらの市販薬を飲んでいたので少し薬依存になりかけていたところがありました。そんな薬に頼る生活が改善されました。

そしてこの頃、ある感情に襲われます。

本当に退職してよかったのか?

あんなに嫌だったのに気持ちが揺らぎ始めるのです。自分なりに理由を考えてみました。

1.有給消化中だったため戻れる余地がある
2.約10年在籍したため情が生じている
3.給料がなくなる

たぶんどれも理由に当てはまるのだと思います。
しかし、それぞれの理由について別の考えをするようにしました。

1.元の職場に戻ってどうする?残業代でないし、体おかしくなるし会社の将来性も不安だし、何のためにやめたの?働き方を変えたいんでしょ。

2.前の会社に依存してる。これに尽きる。長年いたため、新しい環境にチャレンジすることに対してマイナスな気持ちになっているだけ。依存は手放す。

3.給料がなくなるのは辞めるのだからそれはそう。辞めてもしばらく生きられるように計画立ててきたよね?失業保険だって出る。だから不安になることはない。

しかし、そう考えても何もしないでいると頭の中が不安だらけになり、マイナス思考ばかりよぎりまたループに陥りました。

ネット検索でも「転職 後悔」、「転職 出戻り」など後ろ向きなことばかり検索してしまい、余計に気持ちが後ろ向きに…

いつからこんなに弱くなってしまったのか、年齢を重ねるごとに弱くなってしまったのかなど悶々としていました。

未来や過去を見るから不安になる、今を見るようにする。

そのような言葉が心理学上では溢れていました。
いや、だって先の未来のこと考えないと今を見れないんだけど、どういうこと?とひねくれモードに陥りますますめんどくさい人状態に。

時間があり、自分のことをたくさん考える時間があることも不安を増進させてると感じました。

ただ、体を動かし行動すると不安は和らいだので、今を見るというのは今している目の前のことに取り組むことなのだと理解し始めました。

そして、この頃から転職活動を少しずつ始めました。

有給消化完了

有給消化が終わり本当の無職になった瞬間、不思議なことに気持ちがとても楽になりました。

本当の意味で解放されたのだと思います。

また、転職活動も始め仕事は探せばいくらでもあると思い始めたのも大きかったです。

次は転職活動について書こうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?