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【悲報】生成AIで1文字1円SEOライターが淘汰されていた…

最近、あるウェブメディアの記事を眺めていて、興味深い変化に気づきました。これまで1文字1円でSEOライターに外注していた記事が、どうやら生成AIによる内製原稿に切り替わったようなのです。この小さな発見から、SEO業界の今後について考えてみました。

気づいた変化

月間数百万PVの医療系某メディアで、次のような変化が見られました:

  1. 記事の文字数が増加(3,000字から7,000〜8,000字へ)

  2. 文章に生成AI特有の特徴が見られるようになった

  3. 監修者(顔写真付き)は従来通り掲載されている

推測される新しい記事制作フロー

この変化から、次のような制作フローが想像できます:

  1. 編集部でキーワード選定、プロンプト作成(コスト:0円)

  2. 生成AIを使って長文のSEO記事作成(コスト:0円)

  3. 編集部でデータ面を肉付け、グラフ挿入(コスト:0円)

  4. 監修者による原稿チェック(コスト:0〜2,000円程度か)

監修者への報酬は不明ですが、経験上「名前を載せてくれるならタダでもいい」という方もいますし、以前は「10本で2万円で」という頼み方もしていました。1本あたり0円~2000円程度に抑えられていると思います(あくまで推測ですが)。

8000文字の記事であれば、これまで1文字1円だと8000円の経費がかかっているわけですから、6000円~8000円ほど浮かせられている計算になります。またライターさんとのコミュニケーションコストも減るわけです。

この変化が意味すること

経済合理性を考えると、SEOライターに外注するより、編集部でAI原稿を内製するほうがコスト効率が良いでしょう。AIなら文字数制限もなく、締め切りの心配もありません。

そのため、このようなやり方は今後増えていく可能性があります。特に、クラウドソーシングで1文字いくらの書き仕事をしている方々にとっては、厳しい状況になるかもしれません。

ライターとしての対応策

個人的な見解ですが、SEOライターがこの変化に対応するには次のような方法が考えられます:

  1. 自分にしかない「ネタ」を持つ

  2. 専門分野を持つ

  3. 「取材」ができるライターになる

これらは、AIにはまだ難しい部分だと思います。

気づいた生成AI記事の特徴

生成AIを使用した記事には、次のような特徴があるように感じました:

  • 機械的でトーンが一定

  • 感情を揺さぶる表現が少ない

  • 長文になりやすい

  • 箇条書きが多い

ただし、これらは個人的な観察に基づくものです。

こういった記事が読者に果たして受けいれられるのか、そもそもSEOで上位記事なるのかは正直わかりません。ただ、メディアがAIを使ってSEO記事を内製していく流れは今後どんどん加速しそうです。

煽りでもなんでもなく、クラウドソーシングで1文字〇〇円ライターをしている方は、今のうちに働き方を見直すことをお勧めしたいです。

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