炭酸水
炭酸水との付き合いは、
もう50年を越えるかも知れない。
当時は、まだ 一定の職業による病気などに
無頓着な時代。
うちは家内工業でサンダル加工をしていた。
その影響で、造血機能が弱い。
当然、心機能も弱く、僕は虚弱な小学生だった
たいへん食も細かったが、唯一なぜか
炭酸系の清涼飲料水となら、
子供なりに1人前はたいらげる事ができた。
当時、食事に炭酸飲料なんて、
世間からすると バカにされた。
それでも、そうでもしない限り
メシは喉を通らなかった。
月日は流れてバブル期、
世の中に、気取ったお姉さん方があふれた。
「 わたしヘネシーしか飲まないの 」
「 ペリエ、くださる 」なんて言葉が、
アチラこちらで聞かれた。
「 ペリエ 」?。なんじゃソラ?と
調べてみると 炭酸水ではないか❗️
当時、ちまたでは
水割り用の青いラベルの炭酸水しかない時代
人前で飲もうものなら
「 ソレ、うまいんか? 」
「 味、ついてナイんやろ 」「 気持ちわる 」
必ず、この言葉を投げかけられた。
それでも、炭酸水でしか飯が入らぬ私は、
いつも硝子瓶の炭酸水を持ち歩いていた。
さらに時代が進むと
ファッション誌のモデル達が、
ダイエットに炭酸水を飲んでいると
話題に成った。
炭酸水の種類も増え、入手も楽になった🍀
実際、
炭酸水は、胃を刺激して食欲を増進させる。
しかし、何ごとも 気の持ちよう。
痩せると思い飲めば、痩せるのだ。
本人にとって好ましければ、
プラセボも使いようだ。
現在、わたしはウィルキンソン一択❗️
大量にストックすると2リットルボトルでは
うっかり1年ほど保存したままに
してしまっている場合がある💦
いくら開封しなくても、
ペットボトルは、呼吸をしているのだ。
1年をすぎた炭酸水は、
ちょっと切ない味がする……。
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