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やまとこころつづり

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流れるままに紡いだり、音、律、間にもこめてみたり、ふいに空に湧きでたおとを急いでつかまえて紡いだりした、言霊の短編随筆詩集
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#令和なる

ことばにするからつたわらない

ことばにするからつたわらない

やまとのことばは
必要最小限

ゆえに
ひとをみる
こころをみる

あまてらすおおみかみさまは
怒らない

おのがこころで かんがえよ

と さとすがごとく
もくしていわとにおかくれに(※)

このいまも
ぐっと つぐみて
いわとのかげに

※参照されたし

おのずと

おのずと

ひとりひとり
みているせかいは ことなれど

やまとこころは いきている

こみあえば
おのずとれつをなす

一から十までいわずとも
こころさっして おのずとうごく

ひとのよろこびを
おのがよろこびとおもう

ひとのそそうは みぬように
おのがしまつは ていねいに

虫にも 石にも みたまをみる

一から十までいわずとも
よにみならいて みについていく

ひとをみて ひとをおもいて くらすから

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