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aiumiのアタマノナカ#2「エレクトーン編②」

aiumiのアタマノナカ#2、前回はエレクトーン編
①だったので初めたて〜小学生卒業の時のこと中
心に書いていたのですが今回は小学卒業〜中学卒
業までにかけて感じたことを書きたいと思います。

ソロとアンサンブル

「ソロ」という選択肢

エレクトーン習い始めてある程度経つとレベルや
やりたい音楽も少しずつ個々で確立してきます。
言うなれば「個性」ですね。
その「個性」を活かすため、先生はソロで演奏会
に出ることを勧めてくださることが多いです。

私もその1人。
ベース(詳細は①の記事を是非)もある程度で
きるようになってきたあたりから提案されまし
た。
「1人で演奏会でてみない?」

今ままで小さい頃から複数人でやるアンサンブ
ルで楽しさを見出してきた私にとってはこの誘
いは楽しそう、よりも怖いという感情が先に浮
かびました。1人ではミスも誤魔化せない、聞
く人の耳は全部自分に向いていることになりま
す。ただし、その恐怖は興奮にも近いものがあ
りました。鳥肌が立って、なんだか今から自分
はすごい世界に飛び込もうとしているのではな
いだろうか?というワクワクを感じました。
一週間考えて、出した答えは

「やってみます!面白そうなんで!」

この決断はとても今後の私の人生の中で大事な
ものだと感じています。

1人でやることは孤独ではない

初めてソロの発表会で演奏したのは
「レイダース・マーチ」。
かの有名なインディジョーンズのテーマです。

いまだに当日の状況は鮮明で、
手がプルプルして、でもなんとか引き切って
観客席から拍手が聞こえた時

「自由だ」

と感じました。とてつもない緊張感はあり
ましたが自分の音楽への姿勢がそのまま相
手に届くことの快感を覚えました。

それはアンサンブルに戻った際にも良い影
響を与えました。自分のポジションみたい
な、ツボみたいなものがわかるようになっ
たんです。この場所にいたら全体がもっと
よくなる、そしたらもっと楽しくなる。

自由を知って、調整することを学べた私は
無敵だって思ってました。当時は。

みんなでやることで自分を知る

ソロの演奏会も慣れてきた頃、
私はアンサンブルにある違和感を感じ初め
ました。

周りの音が小さく感じるのです。
勿論自分も演奏しているので自分の音が一
番わかるのは当たり前ですが、そうではな
くどこか遠くで演奏されているように感じ
ました。

今考えると温度差だったのだと思います。

私はソロを経験することで、もっとうまく
なりたいと向上心が湧いていました。
ただ、あくまでそれは私個人の気持ち。
アンサンブルのメンバーは他の習い事も
していたり、勉強に力を入れたかったり
友達と遊ぶことが一番と思っている子もい
ます。当たり前のことでした。

でも当時の私はものすごく、気持ちが悪
かったしなんで?って思ってしまいまし
た。やるなら本気で。

自然と、メンバーとの距離感は微妙に
なります。当時中学生、思春期真っ只中
の私達は段々虚無に近い、ルーティンの
ようにレッスンをこなすような時間を過
ごすようになりました。
とても哀しかったです。

そして中学1年の終わり、アンサンブルは
解散になりました。辛かったです。
でも同時に私にとってエレクトーン、
そして音楽の存在は本気で大切で向き合
いたいと思うぐらい大きな存在だったこ
とを理解する機会にもなりました。

そしてその情熱は吹奏楽へとつながって
いきます。

aiumiのアタマノナカ#2まとめ

#1と#2と続けてエレクトーン編を書い
てきました。とても懐かしく、それと同
時にやっぱりエレクトーンは私の原点で
あり、この経験なくして今の私はないな
と再確認できました。

次回からは吹奏楽部編になるかと思いま
す!是非次回もお時間がある際に読んで
みてくださいませ!

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