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18-3.◆無理にしなくていいんだよ③


それからお互いのちんちんを隠すようにバスタオルを腰に巻いて、僕とKさんはベッドに戻りました。そういえば、僕はKさんに言わなきゃいけないことがあったのを思い出しました。

たい「Kさん、あの…僕から見たKさんは、僕が知らないことや世界をたくさん知ってるし、とっても魅力的で素敵な人です

Kさん「昨日の続きにしては今更だけどね?(笑)たいはJちゃんの言ってたことに影響されてるだけじゃない?」

たい「もしかしたらそうなのかもしれません…でも僕がKさんだったらって思うのは本当ですよ」

Kさん「そっか。じゃあ…たいの本当の気持ちをもっと見せてみてよ」

いつも優しくニコニコしてるKさんはこの時ちょっと意地悪な笑顔をしながら、僕の首に手を回してキスをしました。それから反対の手で、Kさんの腰に巻いてたタオルを取りました。

Sくんとのできごとがあってから、もうだいぶ経ちました。僕は男だから、あの時見た子どものSくんのと、今僕の目の前にある大人のKさんのものが、『見た目はちょっと違うけど実は同じもの』なのは分かりました。あと自分も男だからか、僕なりにそれをどうしたらいいかもだいたい知っていました。

『もし僕がされるならこうされたい』。意外に僕の頭の中の意識はハッキリしていました。そして頭で思い浮かべた通りのことを、僕は自分で理解する前にしていました。Kさんの『それ』は少しずつ硬くなっていました。初めてのことなのに僕に嫌な気持ちはまったくなくて、それより『もしかしたらSくんのちんちんを見たあのときから、本当はずっとこうしてみたかったのかもしれない』と思いました。

僕はちょっと人とは違う変なことをしてるかもしれないという背徳感と、Kさんは相手が僕で嫌じゃないかな?という不安と、今まで僕が同じことをしてもらった女の子たちはもしかするとこんな感じだったのかな…という気持ちが頭の中でぐちゃぐちゃに混ざって、それでも目の前にあるそれが妙に愛しくて。そのとき僕の中に現れたのは、『この人にもっと気持ちよくなってもらいたいな』という不思議な欲求でした。

僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰