見出し画像

ゴッホの色彩と苦悩を五感で感じた「ゴッホ・アライブ」

「向日葵」「星月夜」「夜のカフェテラス」を描いた画家!ゴッホ!

ゴッホが有名な画家であるとは知っているけれど、その人となりについて、作品が生み出された背景について知ることはこれまでなかった。

ちょうど2月は原田マハさんのアート小説「たゆたえども沈まず」とゴッホの生涯がまとめられている「ゴッホのあしあと」を読んでいたので、ちょうどいい機会!と思って足を運ぶことに。というか、これに合わせて読み進めたともいえる。

没入型の新しい展覧会。
映像、音楽、香り、さまざまな仕掛けがあってエンターテイメント性に富んだ空間だった。

ゴッホの生涯に想いを馳せながら、新感覚のアート体験ができたからこそ、あらためて「本物のゴッホ作品」に触れたい気持ちが大きくなる。

新世代のテクノロジーで体験できる新感覚の「アート体験」もいいけれど、やっぱり画家本人が命を削り情熱を注いだ作品から受けるエネルギーはすごいものがあると、ここ数年感じているからだ。

ゴッホは、生前、絵がほとんど売れなかったこと・耳を切り落としたこと・最終的に自殺を図ったことが有名すぎて、これまで、詳しい背景を知ろうとする機会がなかった。

けれども、ゴッホは狂気の人物というイメージだけで語られるのは勿体無いということが、いろいろと知っていくうちにわかった。

とても愛情深くて、真面目で、それゆえに悩み、繊細な心を持ち合わせ、もがき苦しみながらもそれを絵を描くことで昇華させていった人なのだ、と。ゴッホとその弟テオとの絆に何度も涙した。

一枚一枚の作品と向き合い、自分のスタイルを確立し、日本美術を愛し、苦しくても苦しくても最後まで描き続けたゴッホの軌跡、色彩の豊かさ、そして言葉達に出会える機会として、この展覧会は良いきっかけになると思う。

いわゆる「映え」を狙って足を運んだ人達(わたしも含め)が、これを機にもう少しだけ「ゴッホ」という人物を深く知り、解像度を高める、そんなきっかけにできればいいのかな、なんて思いました。

ゴッホアライブ東京展は
3月31日まで開催していて、
6月からは福岡展が開幕するらしいです!

最後に
写真をいくつかご紹介🌻

ゴッホの世界に飛び込め!
当日券でも大丈夫だった
ゴッホはたくさんの手紙を弟に送っており、
言葉がたくさん残っている。
アルルの部屋を再現した展示
星月夜
カラスのいる麦畑
星月夜
向日葵畑の展示も。
スマホをかざすとかざすとゴッホさん現る
スマホをかざすと向日葵が飛び出す

少しでも、ゴッホについて気になった方に
本の紹介も。

わたしはこれから
こちらを読む予定!

1ヶ月ほど、ゴッホの世界にどっぷり浸かっていたので、早くゴッホの絵に対面したい気持ちでいっぱい!

あ〜、、こうなると、SOMPO美術館で行われていた「ゴッホと静物画」へ足を運べなかったことが悔やまれる、、、。

こういう時に、東京に住んでいたら、もっと気軽にたくさんの機会に恵まれるのになあ…と、地方在住であることでのハンデというか、チャンスの少なさを感じてしまう。(仕事終わりの美術館とか、ミュージカル観劇とか憧れるな〜)


とはいえ、これもタイミング。

早くゴッホの絵を、
直接鑑賞できる機会が訪れますように。

そしていつかは、MoMA ニューヨーク近代美術館へ行って、本物の「星月夜」を見てみたい。それも密かなわたしの夢。


最後までお読みいただき
ありがとうございました!

おしまい。

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?