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「移り気」な私が紫陽花(あじさい)に魅せられた旅の思い出@鎌倉

先日、母と2人で鎌倉旅行へ行ってきた。
きっかけは、散歩中に道端で見つけた紫陽花。

ふと思い立った。
「そうだ、鎌倉に紫陽花を見に行こう!」と。
ここ数年、とある小説を読んで鎌倉に行きたい・母と2人旅をしたいという気持ちが心のどこかにずっとあって、それが一気に繋がった感じだった。

こちらが今回の鎌倉旅へいざなってくれた
まだ小さい梅雨入り前の紫陽花ちゃん達

というわけで、弾丸!(1週間前に決まった)
1泊2日の母娘2人鎌倉旅が実現!

これまでの私にとって、「紫陽花」はいつの間にか咲いて、いつの間にかなくなっているな~くらいの存在だった。「たしか、土の酸性アルカリ性によって色が変わるんだよね~」みたいな、おぼろげな知識が脳裏をよぎる程度。そこまでじっくり見ることもなく。

例年の6月は、ジメジメと嫌な梅雨の季節を乗り越えたい!心は、もう夏に向いている!早く梅雨明けて!という気持ちで過ごしてきた。

しかし!気づいてしまったのです、紫陽花の美しさに。30歳にして。

というわけで、今回は紫陽花の魅力に気づいた私の梅雨の鎌倉旅、紫陽花レポートを勝手ながらお届けします。(所々関係ない思い出も登場しますが、悪しからず)

長いですが、、
よろしければお読みください♡

いざ鎌倉 紫陽花の名所へ

長谷寺(1日目)

6月10日(土)
花の御寺とも呼ばれる「長谷寺」へ。
7年前の夏、初めて鎌倉を訪れたときにガイドマップで6月の長谷寺が紹介されていて、いつか梅雨の季節にも行ってみたいな~と思っていた。

あじさい路地図
「あじさい路」は有料ということで、オンラインチケットを事前に調べていたが、すでに完売。当日券で行けるかと思ったけれど、本日分終了のお知らせ。

ということで、残念ながら「あじさい路」は通れなかったけれど、それでも素敵な紫陽花たちと沢山出会うことができた。

あじさい路の入り口前
ああ、中に入りたかった
なごみ地蔵のあじさいお守りと共に♡
卍池
紫陽花の刺繡が施された御朱印♡
お地蔵様とヤマアジサイ
【番外編】おみくじで人生初の「凶」を引いた!!「Bad fortune」こんなに楽しいのに〜!ここから上がる一方なのか!とテンション上がった笑(ポジティブ)


明月院(2日目)

6月11日(日)
前日の心残りを晴らすため、別名「あじさい寺」と呼ばれる「明月院」へ。

早起きしたら大丈夫でしょ!と、拝観時間9時より前に到着(8時20分くらいには着いていたはず)!しかし、既に人・人・人・人の大行列。

8時45分くらいには入ることができた。早めて開けてくれる感じ、ディズニーランドの開園みたい!と密かに思った。

朝から雨が降っていた。
雫したたる紫陽花が美しい。
「花想い地蔵」ブルーのネックレスもイアリングもしている素敵!
明月院の紫陽花は基本ブルー、
時々紫やピンクの紫陽花と出会えた
みずみずしいブルー
このグラデーション素敵
どこを通っても、あじさいの路

並んでいるときは、あじさいと拝観者、どちらがが多いかな(笑)と思ったりしたけれど、境内の紫陽花は約2500株!さすが「あじさい寺」の別名にふさわしく、ブルーを基調にした紫陽花がこれでもかというくらい咲いていた。「明月院ブルー」というらしい。

番外編!裏庭園の花菖蒲もとても素敵だった
紫陽花とはまた違う透明感のある紫色♡

たまたま訪れて素敵な紫陽花に出会えた所

御霊神社(1日目)

境内のすぐ横が線路になっていて
江ノ電×紫陽花のツーショットが撮れる!

境内も素敵な紫陽花がたくさん咲いていた。(境内は撮影禁止)

妙本寺(2日目)

緑と静寂に包まれていて、雨の音・鳥の鳴き声のコラボレーションに最高に癒された。
自然豊かな境内
ガクアジサイ?ヤマアジサイ?
うっとりするブルー
奥にある鳥居とのコントラストが良い感じ


道端の紫陽花たち

とにかく、歩いていると素敵な紫陽花にたくさん出会えた♡

消火器の赤とのコントラストも良い感じ
うすーいお上品なピンク色
線路わきの紫陽花
このグラデーションに心惹かれた
花の形がかわいい(てまりてまり?)
この色も推し♡
白×紫のグラデーション
形がなんかゴージャス!ガクアジサイ
水も滴るいい女♡ならぬ、紫陽花♡

今回の旅で、素直に「雨もいいな」って思えた。自称「晴れ女」だし、正直雨って苦手だったのに、不思議。また1つ自分の中の「スキ」が増えた。

あらためて、紫陽花について調べてみた

紫陽花の種類と「真花」

正直に言います。紫陽花の種類ってこんなにあるって知らなかった。そして、今回の旅で知る衝撃の事実・・・!「花」だと思って見ていたところが、実は「ガク」だったということを・・・!!!

明月院でカップルが会話をしていて、それが耳に入ってきたんです。彼女「ね~ね~紫陽花の花ってどれだか知っている?」ってそんな感じの会話が(笑)え!?この人、何言っているんだろうと、ついつい耳がダンボになってしまいまして。そこから調べました。

あじさいの種類は、主に「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ」に分かれ、日本原産の「ガクアジサイ」を品種改良したのが「ホンアジサイ」で、手まり状に丸みを帯びて咲きます。一般的に、私たちが良く見かけるあじさいですね。

実は、私たちが花だと思っている部分は、本当の花ではないのです。

「ガクアジサイ」の場合、中心部にある小さなツボミのような部分が「真花」と呼ばれる花で、私たちが花びらだと思っている部分は、ガクが発達したもので「装飾花」と呼ばれています。

「装飾花」の真ん中に小さな花がありますが、おしべもめしべも退化しているので、実は結びません。「ガクアジサイ」の名は、「真花」を「装飾花」がまるで額縁のように、縁取っていることから名付けられました。

え、あじさいの花って本当はここ?意外に知らないあじさい豆知識https://jp.zekkeijapan.com/article/index/962/

え~~~花じゃないの?!
この小さいのが花なの~~?
30歳にして、初めて知る事実でした。お恥ずかしい。でも、自分の中の「紫陽花」に対する解像度が上がった!嬉しい!

紫陽花の花言葉「移り気」

花言葉って調べてみると色々な解釈ができて面白い。そんな詳しくないけれど、ときどきふと調べたくなるのです。それにしても紫陽花の花言葉、ネガティブなものが多い(笑)

「アジサイの花言葉は「移り気」「辛抱強さ」「浮気」「無常」です。「移り気」は少しずつ色が変化することに由来したとされ、「七変化」といった別名もあります。「辛抱強さ」は、アジサイの花期がとても長いことが由来です。ほかにも花の色や種類によっては、「元気な女性」や「寛容」といった花言葉もあります。

【アジサイの花言葉】いい意味も怖い意味もある?お祝いにおすすめの色は?https://greensnap.co.jp/columns/hydrangea_language

わたしは今回、あじさいの何に魅せられたかというとズバリ、それぞれの花のグラデーションの美しさ。しかも、日ごとに色が変わるなんて。
「移り気」の由来を知って、納得。

どの花も少しずつ色が違っていて、たくさん写真を撮ってしまった。iPhoneのカメラロールは紫陽花でいっぱい!全く飽きがこない!

興味関心がたくさんあって飽きっぽいという点では、「移り気」な性格の私。(断じて、恋愛における性質ではありません!)わたしにピッタリの花だ!なんて親近感が湧いた笑

紫陽花の色の不思議
旅から帰ってきてから、ふとこんな記事が目にとまった。

この美しさは、狙っては出せないのか~!
細胞の一つ一つが点描画のようになって色がつくれているなんて
素敵すぎる!!だから、同じ株でも全く同じ色ではないんだな~って。
この記事を読んでさらに紫陽花がステキな花に思えた。

紫陽花モチーフの購入品

季節限定の御朱印!
旅の思い出にハンカチも購入
クルミっ子で有名、鎌倉紅谷の「あじさい」美味しかった!

まとめ

今回の鎌倉旅で紫陽花に魅了された私。

ここから先の私の人生で「6月」は、「なんか嫌な季節」、なんとかやり過ごす「魔の6月」ではなくって「あじさいを愛で、雨を楽しむ」「母との鎌倉旅に思いを馳せる」季節になることでしょう。祝日がない6月。新年度の疲れが溜まってきて、メンタルが落ちがちな6月。そんな中でも、自分次第で楽しみはどんどん作れる!って証明できた気がします(笑)

桜が大好きな私でしたが、

桜に並ぶくらい
紫陽花が大好きになった旅でした。
これも「浮気」というのかしら、なんて!

最後に、明月院で見つけた
ハートの紫陽花を添えて♡


おしまい。

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