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アラサー女子の人間関係について考えたこと2024ver.

これは、先月の「女子会」と「読書」を通して、最近の友人関係について考えたことの記録です。わたしと同じように、アラサー女子の友人関係についてモヤモヤしている人に届いたらいいなと思って書きました。長くなってしまいましたが、よろしければお読みください!

数年前までは、確実に同じライフステージにいたはずの同期達。

同じ地区で働き、休みの日に一緒にディズニーへ行き、仕事終わりには回転寿司チェーン店に集合して、仕事の悩みや愚痴も含めてあれこれ話す・・・そんなふうに一緒に過ごしてきたはずなのに…。転勤、コロナ禍と月日が流れ6年経過して、気づけば確実にライフステージが変化していった。

結婚、妊娠、出産、マイホームを建てて育児に励む同期の存在に「自分は何をやっているんだろう」「仕事ばかりしている自分は、何かをサボっているのではないか」という「後ろめたい気持ち」になってしまった。だから、自然と会うことも少なくなっていったし、何度か集まろうと言われた時も、自分だけ未婚独身のステータスで会うなんて…と思い断っていた。今は独身同士のコミュニティで楽しく過ごせればいいや!と思っていた。

そんななか、先月、本当に久しぶりに同期とゆっくりディナーをする機会があり、あらためてアラサー女子の友人関係について考えるきっかけとなった。

今回の女子会は、私も含めて3人。

1人は二児の母で育休中。
もう1人は一児の母で今年度から職場復帰。
そして未婚独身彼氏なしの私。

それぞれに旦那さんや実家に子どもを預けていて、「久しぶりにお酒が飲める、こんなにゆっくりと食事ができるのなんていつぶりだろう」と言っていた。正直、子育てをしている2人と会うのは勇気がいった。少し怖くもあったし、自分が惨めな気持ちになるのでは、と。でも、それは杞憂で、2人との時間はとても心地よく、自分が勝手に「線引き」していただけだと気づいた。

今回は女子会の前から、「心の予防線を張りすぎずに、素直に楽しもう、悩みは2人に聞いてもらおう」と心に決めていたのがよかったのかもしれない。久しぶりに、腹を割って同期と話せたかけがえのない夜だった。

「子育てしている2人がすごい。私は仕事しかしていなくて、何かをサボっているような感覚になる」と本音の弱音を吐いた。すると、職場復帰をした同期からは今の自分の葛藤、そして「私から見たら、おかきちゃんはキラキラしていて、仕事もどんどん力を付けていて羨ましいよ」と話をされた。そうなのだ。人は所詮ないものねだり。各ライフステージで悩みは尽きないし、それぞれの立場で、もがきながら頑張っているのだと思った。

女子会を通して考えたこと

「アラサー女子の人間関係を断絶するもの」は、結局のところお互いの勝手な(過剰な)気遣いだったり、卑屈になっちゃったりする自分自身なのだということ。

「なんでも一緒だったあの頃」から、年月が経って、話題も何もかも変わってしまったのではないかという「答え合わせ」をするのが怖い、もう仲良くできないことが決定的になってしまうのでは?という恐怖も大きかったのだと思う。

でも、実際会ってみて、それぞれが今のポジションで踏ん張っていて、それぞれに「新しい自分」を更新して会える人間関係は、いくらステージが変化しても続くのかもしれないと感じた。

小説「対岸の彼女」を読んで

女子会とちょうど同じ日に、角田光代さんの「対岸の彼女」を読んでいたことが、今回の気付きに大きく影響したと思う。

結婚する、しない。子どもがいる、いない。
それだけで女どうし、なぜ分かりあえなくなるんだろう。

本屋さんで、この帯の言葉を見て
「これは!!」と思って手にした

この小説では、女子特有の人間関係がリアルに描かれている。ママ友とか、グループでつるんで本人が居なくなると悪口大会が始まるみたいな、女子あるあるの友人関係の描写にヒリヒリした。と同時に、私はそういう面倒くさい人間関係が昔から嫌いだったことを思い出した。グループでつるむのが煩わしかった。そう思いながらも、グループに属して顔色を伺っている自分が嫌いだった。だから、大学時代くらいからは自分の友人関係を厳選してきたつもり。ドライかもしれないけれど、自分にとって心地良い人間関係を選んできた。

…となると、勝手に卑屈にならないで、もっと自分の築いてきた友人関係に自信を持とう!という気持ちが沸いてきたのである。きっと、今も仲良くしている友人達は、ライフステージが変わったとしてもお互いに尊重し合いながら付き合っていけるのではないか。「対岸の彼女」のラストの2人のように、たとえ100%お互いの状況や気持ちを理解できなくても友人関係は続けられる。

今も続いている友情を思い出してみる

私が大好きな友人達は、ライフステージが変わっても、それぞれみんな頑張っていて、会うと元気をもらえる人たちが多い。マウントを取り合うことなく、それぞれ話したいことを話し、聞きたいことを聞き、お互い尊重しながらいい刺激を与え合うことができる。(と思っている)

逆に、既婚・未婚に関係なく、会うとエネルギーを削がれる人とは疎遠になる。ということは、やはり、ライフステージの違いだけで勝手に線引きするのはもったいない!

今回の女子会を通して、わたしは「会うと元気になれる友達」を大切にしよう!という、とてもシンプルで大切なことに気付けた。

会うと「よし自分も頑張ろう!」と思い合える友人関係って素敵で有難い。頻繁には会えなくても、それぞれの場所で頑張って、また会える時までに新しい自分を更新していよう!と思える。

考えのアップデート

そんなこんなで、女子会&読書を経て「ライフステージが同じ、悩みを共有できる友人と仲良く!」という心持ちから、「ライフステージの違いだけで勝手に友人関係の線引きすることはやめよう!」と、心持ちが変化したのでした。

昨年書いた記事はこちら。

ちなみに、その時にコメントをくださったカオリ@領事館さんの記事。これを読んで、得られた気づきや考えさせられることがとても多かった。

特に、
「自分のライフステージを卑下して、相手に気を使いすぎている」

「自分の未熟さ故に、周りと距離をとるのは勿体無いと思う。」

という言葉。共感の嵐&とても心に響いたのでぜひ、同じようにアラサー女子の友人関係に悩んでいる人に届けばいいなと思ってシェアします。

以上!
書いては消し、書いては消し、していたら読みにくい長い文章になってしまったのですが…。同じように最近の友人関係にモヤモヤしていたりする人に届いたら嬉しいです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。


おしまい。

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