活動報告 🌸春～夏🌺

Magandang araw! 🌞

こんにちは！

今回のポストでは、V-ACTが春～夏にかけて行ってきたことを紹介していこうと思います。※かなりの長文になるので、この記事を見つけて読んでくださっている方へ申し訳ない気持ちでいっぱいですが... 目次などを活用して時間のある時に読んで頂けると幸いです...!

私はなかなか投稿できていなかったのですが、メンバーふたりが記事を書いていてくれて、それぞれの想いを知れたことが大変嬉しい今日この頃です☺
V-ACTは、様々なことに興味を持ったおもしろいメンバーが集まっている集団なので、noteという自分を表現できる場をお借りして、みんなの個性や感性を爆発させてほしいなと思っています✨

5月「多様な "国際協力" の在り方」

5月は、4月に「メンバーの個性・団体の理念・渡航先の暮らし」について詳しく知ったことを基に、

①自分達が関わる「国際協力」とは何か

②多様な国・機関・団体・個人がどんな支援・援助行為を行ってきたのか

③行為の主体から受け手へどんな影響があるのか

に立ち返って考えました。

協力行為の結果が必ずしも前向きな影響になるとは限らないことも学び、活動する上で自分達の活動を常に振りかえること、客観的な意見をもらうこと、そしてより良い活動へ修正していく力をもつことを大切にしたいという結論に至りました。

この時期、私は数年前の代表を務めていた方とお話する機会がありました。その先輩が語って下さったV-ACTの特徴かつ良いところは、

「赤の他人同士である人と人が繋がりを持つことで、お互いを観察する関係となる。継続的に観察し合うことで、友達として相手の暮らしを深く理解し、本当に必要としている事に対して自然と力を貸してあげられる」

そんな関係性を国際協力の基盤にできる点でした。

様々な機関や団体が、それぞれの想いや思惑を基に支援活動を行っていますが、V-ACTは渡航先とのフラットでお互いを思いやれる関係性を大切にしながら、これからも活動していきたいなと思います。

また、直近の課題であった対面グッズ販売の再開に向けて、買い手にどんなイメージを持ってもらいたいか、フリースクールに対する金銭的"応援"をどう拡大していけるかなどを話し合いました！五城目朝市への出店を機に、無事対面販売も再開できてよかったです☺ (朝市についてはあやかが詳しくレポートしてくれています！↓↓↓ )

★5月のタガログ語講座では... 『挨拶』について勉強しました！フィリピンにルーツのある言語文化係のメンバー3人のもと、楽しく言語を学ばせて貰っています✨

6月「環境×国際協力」

6月は、「環境×国際協力」をテーマに勉強会や交流会を行ってきました🌿

「環境と開発」という大きなテーマから入り、物質的支援が引き起こす環境問題や、先進国での大量消費社会が生む歪み(例: ファストファッション・プラスチックごみ・工場型畜産 etc…)をAIU環境クラブと合同で勉強しました。

交流としては、普段から菜食を実践しているV-ACTの先輩の話を聞いたり、秋田大学でごみ拾いボランティアをしているサークルV-netの方に来て頂いたりしました。

フィリピンは気候変動や海面上昇に影響を受けやすい国と言われていて、環境問題、特に「ごみ」は、V-ACTが渡航先と関わる上で大きなトピックとなります。

拾ったごみで生計を立てるウェストピッカーの暮らしや、ごみからできたフェアトレード商品に触れることで、「ごみ」を単に消費社会から排出されたものとしてだけではなく、繰り返し使ったり、姿を変えて生まれ変わったりできる、可能性に溢れた資源だと感じるようになりました。

ごみを出さないことがまず1番大切ですが、ごみ拾いやごみの再利用を拡大するために、V-ACTは『ごみの価値観変革』をしていきたいと思っています。🌱
その第一歩として、【ごみアートプロジェクト】というわくわくするような企画の構想も始めました😆🎨

また、今回勉強会で学んだことを生かして、自分達よりも下の年代の方々と、交流を通した環境教育を行う計画を立て始めました。→8月: 夏の交流会で実践することができました🌻

交流してくださった先輩の声📣

🐋: 環境問題や社会問題について考えるにあたって、自分が正義だと思うことの裏にあるのは、悪ではなく、また別の誰かにとっての正義なのかもしれない、ということを忘れないようにしたいと思っています。自分がいかに恵まれた状況にあるかを自覚して、どんなに小さなことでも日々できることを積み重ねていけたらいいなと思います。そしてそれをポジティブに広めていきたいです。

６月勉強会運営メンバーの声📣

🐡: 目前にある環境問題を解決しようとした時、その問題の裏には、政治・法・経済・教育など様々な背景が複雑に絡み合っている事を実感する。簡単に解決できないからこそ問題として残っているのであり、依然として解決されていない、又は悪化している諸課題は、現代社会の「構造」そのものが原因だともいえる。
大量消費のもので溢れかえっている高所得国に対し、低中所得国には経済的・物質的な発展を必要としている人々も沢山いて、開発と環境保全のバランスをとって両立していくことは難しい。
でも、だからこそ、先進国にいる私達1人ひとりが声をあげて自国や帰属集団の政策を動かしたり、"Shopping is Voting"と言われるように、消費の選択によってサプライチェーンに変化をもたらしたりすることで、環境負荷の少ない社会へ変革していかなければならない。
日々の選択が環境に与える影響を想像するのは容易ではないが、環境問題は地球規模で起こっているからこそ、
「自分が今ここでペットボトル飲料を買うのを控えることで、フィリピンの仲間が気候変動で苦しまずに済むかもしれない。」
そんなことを想像して、見えない誰かを思いやれる人が増えていけば、日常の中での「国際協力」として環境にやさしい行動の輪が広がっていくのではないだろうか。

🐟: メンバーのどの内容も環境と国際協力に関わることだったけど、それぞれの日常生活に潜む問題に着目することで、一人ひとりの身近な行動が環境に影響していたり、支援の上で問題になっている、誰かを犠牲にしてしまっているということを知った。また、一人ひとりの興味分野に合わせた、それぞれの視点からの環境✖️国際協力に関する内容の紹介だったので、それぞれの経験と結びついたお話で興味深かった。特に、ヴィーガンについては今まであまり環境の面で考えたことがなかったので、とても勉強になった。

🐠: 私は高校生の頃にエシカルファッションへの興味を抱きました。エシカルは直訳すれば「倫理的な」ですが、私は「いきものにも環境にもやさしい」という意味を持っていると思います。
V-actのお勉強会で、普段知られることのないファッションの裏側をメンバーに伝えられることができて嬉しかったです。ファストファッションでは洋服を作る過程で起こる水質汚染、空気汚染、搾取労働などが問題となっています。こう言った中でサステイナブルを意識した衣料会社の商品を最近よく見かけるようになりました。私たち消費者達も、そういった会社の商品を購入することで、エシカルな活動を応援することができます。
皆さんもファッションを楽しみつつ、地球の自然と人権を守りましょう。

★6月のタガログ語講座では... 『誘い方』について勉強しました！何かを一緒にしようと誘う事は、友達になるための第一歩！私も現地へ渡航する際には、積極的に誘いのフレーズを使ってみたいと思います☺

7月「教育×国際協力」

7月は、V-ACTの活動に最も密接しているといえる 「教育×国際協力」 をテーマに勉強・交流を行いました📝

勉強会では、JICAや民間企業の教育協力へ関わってきた先輩も交え、学校建設だけで終わらない教育支援、コロナ禍と教育格差、高等教育や映像授業などのトピックについて考えました。

V-ACTの渡航先には幼稚園・小学校があることから、国際開発分野の「教育」と聞くと幼児教育や初等教育を思い浮かべることが多いですが、中等教育や高等教育における教育も、雇用拡大や産業発展をはかる上でとても大きな役割を持っている事が分かりました。

また、「ICT教育」「映像授業」の普及により場所にとらわれずに教育を受けることができる機会が増える一方、インターネットへアクセスできるか否かが新たな格差を生んでいるという課題についても詳しく知ることができました。

現在、V-ACTの渡航先であるマニラの幼稚園では、双方向のオンライン授業を行っているそうです。農村部サンホセ村の小学校では、ラジオやテレビを用いた遠隔授業を行っています。生徒の解答用紙を集めて採点し、また配布するなど、遠隔授業が強いられる中で、先生達も工夫を凝らして頑張っています😌🌿
私達も、教育の変化に柔軟に対応しながら、V-ACTとしてできるサポートを行っていきたいです！✊

７月勉強会運営メンバーの声📣

📘: 欧州の諺にthe road to hell is paved with good intentions って面白い言葉があって、どれだけ善意がそこにあっても、行為の結果が善なるものとは限らないことを教えてくれます。また、その逆も言えると思っていて、行為の真意が善ではなくても、行為自体は善になるかもしれない。国際協力、開発には多様な角度から多様な方法があるけど、意志だけでなく、その先の行為や結果が本当に相手のためになるのかを考えられる国際協力、開発を目指したいですね。

📗: 具体的な数値を目の当たりにして、問題の深刻さに気づきました。それでも、それぞれの国で工夫して教育を改善しようとしているという事実もわかって良かったです。

📙: 実例を踏まえることで、国際協力の利点のみならず、ネガティブな面もより深く理解することができました。その中でも、国や立場を問わず、それぞれが工夫を交えながら、自身にできる行動を起こしていることがわかりました。

★7月のタガログ語講座では... 『自己紹介』のフレーズを勉強しました！フィリピン出身のメンバーから実際にタガログ語の流暢な自己紹介を聞くなど、大変刺激を受ける講座でした✌

また、春学期最終日には須田ホールでの学内販売も行いました！雷雨の中だったため、中止する選択肢も大いにあったのですが...⛈ 販売をはじめてみると、予想以上に多くのAIU生が商品を見に来てくださって、とても嬉しい時間でした！感謝でいっぱいです🍀

V-ACTのグッズ販売を主に形作ってくれている、グッズ販売係のメンバー3人からのメッセージも、ここで紹介させてください！👜

🌼: 購入者の方にとってのフェアトレード商品を買う理由が「かわいそうだから」ではなく、「商品に魅力を感じたから」買ってもらえるようなグッズの魅せ方を追求したい。グッズ販売を通して、V-ACTという団体が「秋田からフィリピンと繋がっている」という事をより多くの方に知ってもらいたいな。

🌺: 学内販売の際、あるAIU生が家族へのプレゼントとしてグッズを購入してくれた。家族の方がグッズを欲しいと言ってくれたらしい。AIUの外にも私達の活動が広がっているのを感じられてとても嬉しかった。幅広い年齢層の方から、商品の魅力をみて買ってもらえる販売をしていきたい。

🌸: 思った以上に多くの方がグッズを購入してくれて嬉しかった。グッズを購入する際に、まず商品の魅力に惹かれ、後からその商品の背景にあるフィリピンの現地の様子に気付いてもらえる、そんな販売を確立していけるように頑張りたい。

8月「交流 & プロジェクト」

8月は夏季休暇ということで、定例会もお休みでした！その代わり、各グループ・メンバーでそれぞれのプロジェクトを進める時間となりました。

現在ごみアートプロジェクトをメンバー何人かが動かしてくれていて、私もまだ全貌を知らないので、どんな企画になるのかとても楽しみです☺

中高生との交流会企画では、「夏の交流会」と題し、

「豊かさ」ってなに？「幸せ」ってなに？

という抽象的・哲学的な問いについて、"世界一貧しい"と呼ばれるウルグアイの元大統領 ホセ・ムヒカ が語った言葉から考えていくイベントを行いました。
現代の大量消費社会が生む歪みなどを幅広い年齢層＆地域出身の学生で一緒に見ていき、交流しながら「日常の中で出来る国際貢献・国際協力」をそれぞれ探して発表しました。
今回参加してくれた学生は皆、自分の軸や意見を持っていて、Vitalityに溢れていると感じました。
進行したV-ACTメンバーにとっても、とても楽しく刺激を受ける時間でした！😆

インタビュー・ニーズ調査班では、メンバーが出してくれた「渡航先の人々に聞きたい事」を基に、ZoomやFacebook Roomを利用して、渡航先の先生方と交流する機会を持ちました！

幸せとは？教育とは？自然環境とは？といった価値観を教えて頂くための質問から、コロナ禍で何に苦労しているか、何を必要としているか、といった現地のニーズを理解するための質問まで、あたたかい交流を通して、現地の”今"を見つめる事ができた時間でした。

教育への熱意や、家族・友達を大切にする幸せの価値観、人間・環境を2分しない自給自足な農村の暮らしなど、現地の方々と交流する中で、私達が学ばせてもらう事が沢山あるなと改めて感じています。AIU祭のWeb展示に向けて、インタビュー内容をメンバーが詳しくまとめてくれているので、楽しみにしていてください！

また、マスク・アルコールや、インク代・用紙代など、物資・お金として現地の方々が必要としている「もの」を知った今、V-ACTがこれまで行ってきた心理面での繋がりとサポートに加え、ものを送る形の応援をしていくべきか考える佳境にあると個人的に考えています。秋学期からの活動でメンバーと議論を重ねながら、一時的な送付では終わらず、かつ、Humanity・思いやりに溢れる物質的応援をしていけるかどうか、皆で考えていきたいです。

長くなりましたが🙇💦、V-ACTの春～夏にかけての活動紹介は以上となります！ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます！✨

Maraming salamat po! 👋

✏ともよ