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Startup Weekend周南vol.5

はじめに

5/17-19の日程で行われたStartup Weekend(以下、SW)周南vol.5にてファシリテーターとして務めさせていただきました。


Startup Weekendとは?といったご説明は先だってのSWファシリテーター就任所信表明内で記載しておりますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

また、当日の様子など、公式レポートはオーガナイザーにより作成予定ですので、こちらは私目線からのレポート、裏話に書かせていただきます。
このくだり、ぼちぼち恒例になってましたので、過去の裏話を観たい方は下記マガジンよりどうぞ。
いずれにせよ、どちらかというと参加者というより、オーガナイザーが想定読者の事柄が多いので、参加者の方にはあまりご満足いただけないかもしれません(;^_^A

全てはご縁

SWに参加していると大概思うのですが、今回は特に「ご縁」を感じた回となりました。いくつかのご縁についてピックアップ。

リードオーガナイザーとのご縁

日本全国(正確には全世界)で開催されているSWですが、地域開催においてどのファシリテーターを呼ぶかは、実はオーガナイザーに選択権あります。
ファシリテーターが主導して立ち上げるケースも数多あるものの、あくまでも地域内における主催(主体)者はその地域のオーガナイザーである点もこのSWの特徴と言えます。
NPO法人Startup Weekendもあり、名目上や行政後援申請等を行う際はそちらの法人が主催として記載するケースもあるものの、NPO法人はあくまでSWブランドを維持するための統一運営ルールをつくったり、全国から上がってくる会計報告を精査して法人として行政に報告する役割です。

私が実施するオーガナイザー説明会で使用している図

ちょっと前置きが長くなりましたが、あくまでも地域での主体はオーガナイザーであることから、ファシリテーターを選ぶ権利もオーガナイザーにあります。
とは言っても、どの様なファシリが存在するかを知る手段は限られている(他地域のSWに参加するなど)ため、大概はNPO理事や他地域で開催しているオーガナイザーなどに尋ねることになります。

SW周南では、第1回から前回の第4回までNPO理事でもある全国を飛び回る名物ファシリテーターが担当していたのですが、担当地域が増えすぎて、順次立ち上がっている地域をバトンタッチしていく、という中で白羽の矢が立ったのが私でした。

というのも、リードオーガナイザーである吉本さんとは元々知人だったためです。

吉本さんとの出会いは(私の記憶が確かなら)、2022年10月に開催した「アトツギWeekend」から遡ること約半年、同イベントのオーガナイザーとして参画してくれたことがきっかけでした。

SWのプログラムをアトツギ向けにアレンジして実施してみよう、という企画でしたが、この企画のコンセプトを「アトツギによるアトツギのためのアトツギイベント」としており、運営をやってみよう、と集まってくれたアトツギの一人が吉本さんでした。
吉本さん自身はその前にもSW関門などにも参加し、SW周南の開催経験もあったことからこの企画に載ってくれました。

アトツギWeekend自体はとても意義深い取り組みになったものの、残念ながら今は休止中、というか運営を担うアトツギの出現待ちです。
自分達でもイベントを開催してみたい、というアトツギが居たらぜひお声がけください。SWも良いけどAW(Atotsugi Weekend)も良いですよ。

さておき、そのような形で元々の繋がりがあることも知っていた前任ファシリテーターから「周南やりませんか?」と声掛けいただいたので「はいかイエスか喜んで」とお応えした次第です。

私のSWにおけるスタンスは、基本的には九州内での実施地域を増やしていくための発掘を進めていきたいと思っているのですが、こうしたご縁でお声がけいただける地域に関しては可能な限りお応えできればと思っていますので、元々私を知っているけど声かけて良いものやらと捉えられているオーガナイザーはご遠慮なく。

元々吉本さんとのつながりもあったことから、SW周南vol.5の開催は滞りなく実施出来たものと思います。何よりSW周南はこれまで積み上げてきたコミュニティがあり、そこからオーガナイザーとして参画しているメンバーたちがとても素晴らしかったです。

集ったオーガナイザー達。とても素晴らしいメンバーでした。

サポートメンバーとのご縁

今回のイベントでは、オーガナイザーだけでなく、自らサポートを申し出てくれた方がいらっしゃいました。
広島大学起業部からメンバーを引き連れて来てくれた同部顧問の中野君です。

現代表の佐久間君がオーガナイザーとして参加しているのもありつつ、中野君は顧問として広島から起業部メンバーを載せて車を飛ばして駆けつけてくれただけではなく、3日間にわたる写真・動画の撮影を担ってくれました。
彼の撮ってくれた写真・動画を見返すたびに当日の様子が思い出され、感動を覚えます。

そんな彼とは初対面だったのですが、実は過去に接点があったことが判明。
まず、同郷(札幌)だったこと。これは特に大きな話ではなかったのですが、彼から告げられたのは、私がやっていた北九州テイクアウトマップを見て、東広島でも実施して地域内で広まった、それが彼自身の一つの起業のきっかけになったとのこと。

テイクアウトマップの制作・運営をしていた当時はひたすらに飲食店やユーザーからの声に向き合うのに必死でしたが、全国で同じように各地域向けに運営する方々がいたことは励みになりましたし、それが4年の時を経て彼の人生に影響を与えていることを知ったのは感慨深かったです。
そして、彼自身がまた広島大学起業部顧問として多くの学生に影響を与えているのは、影響の連鎖だと感じますし、これこそがムーブメント、という事なのだろうなとしみじみと感じ入ります。(別に影響を与えたことを自慢したいわけではないので悪しからず)
今回、周南に行って出会えたことはとても嬉しい出来事でした。

中野君との一枚

縁起

これらの縁を感じたことで、改めて「縁起」というものを考えた次第です。普段使われている意味ではなく、元の仏教的な意味合いで。

縁起という言葉は、もともとは「縁(えん)」と「起(き)」の合成語です。ここでの「縁」は関連や接続を、「起」は発生や動きを指します。縁起は、すべての事物や現象が互いに関連し、影響を与え合っているという概念です。一つ一つの事象は独立して存在するのではなく、他の多くの事象と結びついています。

https://tokuzoji.or.jp/engi/

SWも良く誤解されるのですが、3日間のイベントを開催するための取組みではありません。
自らの頭で考え行動する、いわゆるアントレプレナーを地域で育て、支えるコミュニティーを作り、それを更に他地域に拡げていくムーブメントであり、それはまさに縁によって起きていきます。

正直なところ、最近の自分自身の1つの悩みとして、私自身の活動はきっかけづくりに特化しており、例えばそこから事業成長するところについてはフォローできることも少なく、相手にとって役に立てているかという点において、このままで良いのだろうか、と思っていました。

ただ、今回の出来事を通じて、これはこれで一つの役回りだとも感じ、もちろん自分自身学ぶことを続けねばとは思う一方で、自分を否定する必要もないな、と吹っ切れたことは間違いありません。

SWの魅力はやはり参加するだけでなく、こうして運営あるいはファシリテーターを務める中でも、自らに成長あるいは学びを与えられること、そして次の一歩につなげられることだと感じた次第です。

そして次のご縁へ

私のSWファシリテーターとしての次の出番は7/19-21のSW苫小牧です。

ありがたい事に、SW周南の参加者からの申し込みもあり、身が引き締まるとともに、今回とは違う小ネタを仕入れねばと思ったり(笑)

そして私のメインフィールドである北九州でも7/12-14でvol.11が開催されます。こちらは私自身は運営としては引退したものの、陰日向に支えられればと考えていますし、最終日は見学にも行こうと思っていますので、参加者の皆様とお会いできることを楽しみにしています。

それでは皆様、引き続きNo talk, All actionで参りましょう!

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

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