国内ワーケーション情報紹介〜福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県〜

本記事では、九州地方と沖縄県のワーケーション情報をまとめました!まだまだ感染拡大に気をつけながら行動する必要はありますが、今後のワーケーション・ブレジャーにご活用いただけそうな施設をピックアップしております。ご参考にしていただけますと、幸いです。
※本記事は公開時の情報です。最新情報は各都道府県のウェブサイトをご覧ください。※


福岡県


西日本新聞によると、福岡県福岡市ではワーケーションを目的としたツアー企画で3泊以上滞在する旅行者に対し、1泊につき5千円を補助する事業を開始するそうです。


本記事作成時点では、市のウェブサイトでは情報を確認できませんでしたが、福岡型ワーケーションを推進するためのパートナー企業を募集中でもあり、新型コロナウイルスの流行が収束した後に具体的な取り組みがされることが期待できそうです。

「ワーケーション」推進へ1泊5000円補助 福岡市(西日本新聞)


佐賀県


現時点では、県や自治体による具体的な取り組みは確認できませんでした。一方で、佐賀県でのワーケーション実施についての報道では、キャンプ場や老舗旅館などでのワーケーション環境が整いつつあることが伺えます。


テレワーク+休暇、「ワーケーション」脚光 佐賀県内企業導入(佐賀新聞)
広がるワーケーション 老舗旅館など熱視線 Wi-Fi整備や客室改装(西日本新聞)


長崎県


長崎県では、リモートワーク・ワーケーションの受け入れを進める「リモートワークin長崎」プロジェクトを実施中です。リモートワーク支援特設サイト「HOW WE WORK NAGASAKI」では、地区ごとのワークスペースを紹介しています。

リモートワークスペース紹介(HOW WE WORK NAGASAKI)

また、壱岐市でも特設サイトを公開していて、フリーウィルスタジオというワークスペースについて紹介しています。フリーウィルスタジオは日本遺産に認定されている原の辻遺跡内にあり、コワーキングスペースに加えてシェアハウスも利用可能だそうです。利用にあたっては、メールによる問い合わせが必要です。


熊本県


熊本県では、現時点での県や自治体による具体的な活動は確認できませんでしたが、新たに観光戦略部を立ち上げたりワーケーションの実証実験を行ったりと、今後に期待できそうな取り組みが見られました。

熊本県が見せる力強い観光レジリエンス(回復力)、創造的復興・イノベーションで次世代につなげる観光政策を聞いてきた(トラベルボイス)

新阿蘇大橋開通 復興と観光再生の象徴に(熊本日日新聞)


大分県


温泉で有名な大分県別府市は、2021年3圧17日に公開された温泉宿と企業をワーケーションでつなぐサイト「ONSEN WORK(運営:BIGLOBE)」と連携をしています。同サイトでは、宿泊費をBIGLOBEが負担するワーケーション実証実験「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」も実施中で、別府温泉では下記の宿泊施設がプログラムの対象となっています。


大黒屋大黒屋
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
杜の湯リゾート
御宿ゑびす屋


プログラムの応募期間は2021年5月17日まで、実施期間は同年7月30日までだそうです。詳細はONSEN WORKよりご確認下さい。


宮崎県


宮崎県高鍋町持田にある高鍋大師は、県の補助金を利用してワーケーション環境の整備を進め、農作物の収穫体験を行うことも視野に入れた運営を企画中だそうです。利用については真鍋観光協会への問い合わせが必須となっています。


また、サーファーの聖地ともいわれる同県日向市でも、ワーケーションの取り組みを進めているようです。


鹿児島県


鹿児島県が運営する「ウェルネスかごしまワーケーション」では、地域ごとの特徴やワーケーション利用可能施設について紹介しています。地域によって施設数にはばらつきがありますが、体験したいことや興味があること、また好きな食材から地域を決められるような説明が掲載されています。各ページより、情報を抜粋してお伝えします。

北薩地域(阿久根市・出水市・薩摩川内市・さつま町・長島町)
宮之城温泉、紫尾温泉といった温泉があり、カヌー体験も可能。また、飯島には断崖絶壁が広がり、「太古の地球を感じる宝の島」をテーマとする国定公園もあります。地のものではキビナゴ、養殖マグロが楽しめるそうです。

姶良・伊佐地域(霧島市・伊佐市・姶良市・湧水町)
霧島山では、雄大な自然を体感し、季節毎のトレッキングや森林セラピー、乗馬体験を楽しむことができるそうです。ウォーキングやフットパスが盛んで、霧島市では「龍馬ハネムーンウォーク」や「山ヶ野ウォーキング大会」、湧水町では「棚田ウォーク」が毎年開催されています。

鹿児島地域(鹿児島市・日置市・いちき串木野市・三島村・十島村)
桜島・錦江湾や鬼界カルデラなどの雄大な自然、吹上や湯之元をはじめとした温泉があります。また、海中温泉探検、シーカヤック、イルカウォッチング、硫黄島での線香花火作りなどが体験可能です。

南薩地域(枕崎市・指宿市・南さつま市・南九州市)
オクラ、かつお節などの農林水産物、池田湖や開聞岳などの雄大な自然、天然砂むし温泉などの温泉資源などの多様な地域資源に恵まれているそうです。トレッキングやサイクリング、マリンスポーツ、ウォーキングイベントや、温泉資源を活用したヘルスツーリズムを楽しむことができます。

熊毛地域(西之表市・中種子町・南種子町・屋久島町)
種子島では、マリンスポーツ、天然温泉が楽しめるそうです。屋久島には、天然温泉、トレッキング、サイクリング等に適した環境があり、また名水百選に選ばれた屋久島宮之浦岳流水、ヤクスギランド、宮之浦岳、大川の滝、白谷雲水峡などの自然も豊富にあるそうです。中種子町は、星空日本一に輝いたこともあり、多くの観光資源がある地域だそうです。

大隅地域(鹿屋市・垂水市・曽於市・志布志市・大崎町・東串良町・錦江町・南大隅町・肝付町)
肉用牛、豚、カンパチ、ブリ、ピーマン、ばれいしょ等の農林水産物が豊富だそうです。また、体育大学や最先端のトレーニング施設、健康関連施設などがあり、豊かな自然の中で健康増進にも取り組むことができそうです。

大島地域 (奄美市・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町・喜界町・徳之島町・天城町・伊仙町 ・和泊町・知名町・与論町)
大島地域は、島唄、八月踊り、六調、闘牛等の独自の伝統・文化、大島紬や黒糖、奄美黒糖焼酎等の特産品、伝統野菜、鶏飯や豚骨・山羊料理等の郷土料理など多様な地域資源を楽しめるそうです。また、各島々ではトライアスロン、シーカヤックマラソン、ボードセーリング、ジョギング大会等のスポーツイベント、闘牛や郷土芸能など多彩なイベントが毎年開催されています。


沖縄県


内閣府沖縄総合事務局が運営する、沖縄県でのテレワークに関するポータルサイト「その仕事は沖縄で」では、利用者の声やPR動画、また利用可能な施設の一覧を見ることができます。2021年3月には、沖縄県とあいおいニッセイ同和損害保険が合同で実施をしたワーケーションモニターツアーの実施報告、ワーケーションに関するウェビナーの実施などの新たな情報発信もあり、新年度以降の取り組みが期待できそうです。


ワーケーション 沖縄観光の新たな目玉に(沖縄テレビ)

沖縄県がワーケーションツアー トレッキングや町歩きも! 保険会社社員ら参加(琉球新報)

「沖縄ワーケーション促進事業」が本格始動 沖縄ワーケーションの魅力やモデルプランを発表する無料ウェビナーを3月23日(火)15:00より開催(沖縄県 文化観光スポーツ部 観光政策課)


以上、国内のワーケーション情報についてご紹介しました。
今後、他の都道府県についてもご紹介する予定です。ご参考にしていただけますと幸いです。

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