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魔法の重心調整法

2月から、しんちゃんこと大島真一氏に重心調整法を習っている。正式名は、「魔法の」重心調整法だ。

なにそれ、健康にいいの? と聞かれたら、

あ、健康だけじゃなくて、すべてにおいていいよ!とわたしは返すだろう。

あるコミュニティでオンラインでしんちゃんに出会い、数分の体験講座を何度かうけているうちに、あやしい&ようわからんという気持ちと、おおおー!重心が変わるとたしかに体の感じが変わる、なるほどってのと、言葉に体が反応しているのを感じ、勝手に体が調整される感覚を得て、

これ極めたらいいんじゃね!?とおもい、習うことになった。

直観的にわたしの好きな内観にも役立つ気がしたのである。

そうはいっても最初は半信半疑。

重心調整法は、文字通り、重心の位置を変えていくなかで、体がどう感じるかをみていく。徐々にからだの各部位に意識をむけたり、言葉を発したりした時に、体がどう感じまたどう反応していくのかを、言葉にする(ここポイント)。今も全身全霊で信じているといったらうそになるが、わたしにとって真実だと感じるところがみえてきていて、なんというか内面的に気づきもえられ、これは広めたほうがいいのではないか?と思うようになった。

内観好きのわたしは、今の自分に気づく、感情に気づくというのが基本にあり、一番たいせつにしていることなのだけど、重心調整法が日常生活に入り込んでいくと、日々体のほうから気づきを与えられることが増えた。そして、内観がふかまることに気づいた。

さらに。

エネルギーが内からあふれる感覚と外からエネルギーを受けとっている感覚、他へエネルギーを求めている感覚とのちがいがわかるようになった。

内側からエネルギーがあふれてくるときは、自己愛、自己効力感を感じ、キラキラする。ここちよくてノリノリで前に進める。外側からエネルギーを受けているときは、相手に何かを求めていたり、足りないものを満たしてもらっている感覚や、自分軸がゆらぎ、ぼやっとして魂が体の外に出たり入ったりしながら、相手にゆだねている受動的感覚。楽だけど頭はあまり働いていない。それから、今自分になにもない気がして、欠乏して心のコップが空っぽになるとき。悲しかったり、不安なとき、はげしく外へエネルギーを求めている感覚がある。自分を満たしてもらいたかったり、自己否定でヒリヒリしたりする。

そんなちがいを体が教えてくれるようになったのだ。瞬時に。内側からエネルギーがあふれているときは、体がリラックスしていながら柔軟で良く動き、頭も働く。意識の切り替えも速く、視野がひろい。外側からエネルギーを受けているときは、体はあまり動かなくて、リラックスと緊張を繰り返す。相手に集中して視野が狭くなっている。そして、欠乏感にさいなまれるときは、呼吸は浅く、浮足立って、体はこわばり、視野はめちゃくちゃ狭くなっている。体の軸が完全にぬけているのに、緊張している。

ちがいがわかると、気持ちの切り替えが瞬時にできる。すぐに重心を変え、体をみていくことで自分軸をとりもどすことができる。

もう一つ重要な気づきがあった。

わたしは、何かに没頭したり、はまったり、一つのことを探求する癖がある。そんな時に体がおしえてくれた、集中と拡散のちがい。何かに没頭しているときというのは、当たり前だが他はみえない、一本の道をはいりこんでいき、そこから別れていく道にどんどんはいっていく。たまに一本前の道へ戻って、こっちの道だったら、どうなるんだろう?といってまたその道を突き進みつづける。こういう状態のときに、一番最初の入り口までもどって、あたりを見渡してみたり、まったく正反対のほうこうへ進んでいくことはできない。

入り込んでいってるときの視野は、とても狭い。体も肩も首も硬くなり、呼吸も浅い。そこから意識して自分を解放してみると、途端にいろんな角度から自分を見ることができる、山の頂上からすべてを見下ろしている感覚にもなる。

わたしの場合、一旦スイッチが入ると一つのことに没頭する時間が長く、場合によってその小さい入口から入り、蟻の巣ようになった洞窟を進み、こちらを見ていくとこう、あちらを見ていくとこう。ここをつつくと、こうだからこうしたらどうかなと言いながら、巣の中に入ったまま、なかなか出てこないことがある。それが数時間ならいいのだが、数日間でもその状態にいることがある。

個人事業主をやっていると、それは大きなアダとなる。自分の世界に入ってしまっていることに気づけないからだ。そういう時には人を頼ることもできなくなってしまう。かと言って、一つのことに埋没する時間がいけないわけではない。今まで、かなり視野が狭かった自分は、意識的に切り替えをするというアイデアがなかった。これは、とても大きな発見で、いつでも切り替えていいっていうことがわかった。切り替えてしまうと元にもどり、深くもぐりこんでいくのに時間がかかると頭ではおもっていたが、そんなこともない。重心調整法では、体へ意識を向けて、その意識を集中と分散、分散と集中と交互に体験するというやり方がある。そうすることで、いつでも切り替え可能なことが体感でき、それを日常生活に落とし込めた瞬間に大きな変化がおとづれた。

集中するときは集中し、分散するときは、分散するというタイミングを体は知っている。そしてその切り替えができることを体は知っていたのだ。知っていたのに、頭でエゴでコントロールしていたため、体は固まっていた。だから、体に意識を向けない限り、そのことに気付かなかったのだ。

しんちゃんは、これを収縮・拡散と呼んでいたと思う。

そんな切り替えが瞬時にできるようになり、すこしずつやわらかく柔軟な自分になれている。それは、自分をより扱いやすくなっているし、ケアしやすくなっているということ。

多くの人に知ってもらいたいとおもっているので、体験してみたい人へはやり方をシェアします(オンライン可)。興味のある方はコメントください。


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