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ひじきの旅行日記~神奈川県足柄~

いつも読んで頂きありがとうございます。

「ひじき」って誰じゃ?って話ですが、私の夫です。
彼は日本の土地勘にとても強く、いつも旅行に行くとなると夫が率先して旅行のプランを組み立ててくれます。今年、国内旅行取扱管理者っていう資格を取るとか言ってました(妻、他人事)

行きたい場所を組み込んでもらってワガママさせてもらってます。

今年2023年から関東から車や電車に気軽にアクセス出来る距離で旅行に行こうと決めたので、その中でどんなプランを楽しんでいくかっていうのをテーマにしてnoteに記録してみようと思いました。

今回は神奈川県の足柄という地域にスポットを当てて旅行することに。

テーマは【神奈川の酒蔵】

関東の酒蔵ってきちんと旅行に行っても回ったことないのですよね。ちゃんと知れたらいいなと思って軽い気持ちで今回は回ってみました。

①吉川醸造

新東名伊勢原大山ICが出来てからアクセスしやすくなった酒蔵。雨が降りやすいと言われる「雨降山」の麓で酒を醸しており、その水は丹澤山系の硬水だと言う。2023年のdancyuにも掲載され、その勢いは増すばかり。

私もdancyuの日本酒特集を読みましたが、雨降「あふり」のラベル、めっちゃカッコいいんですよね。
あと海外に出荷するのも考えてるのだろうな…と色んな経歴を見ながら思いました。

街中の片隅にあるような酒蔵です。

駐車場からの写真

車の場合、要注意。
車のナビで調べると「は?ここ車で行けないだろ?」みたいな橋に案内されます。

迂回すると駐車場が現れる経路があるので付近まで行ったら再度地図を見るのがベターかなって思います。

雨降のノボリ
樽酒がドーンと直売場に置いてあります

正門手前の右手に直売場がございます。
ちょっと分かりづらいのでガラス越しに確認してみてください。笑

 友人に送ったお酒達

左からツルバラ酵母と古代米を使った「おはなさけ」
右2本は黒麹、白麹各々を使用、6号酵母で醸したお酒です。

②川西屋酒造

こじんまりした蔵でした

吉川醸造から車で50分ほど、東名の大井松田IC降りて国道246号を山北方面に進んだ所にある酒蔵。料理教室の先生に教えて頂きました。
「丹沢山」や「隆」がメイン銘柄。深みのある旨味を持ち合わせながら複雑な味わいを出します。

酒蔵訪問後に宿でお酒を飲みましたが、京料理に合いそうなお酒ですね。

お酒の直売場   郵便ポストがポツリ

直売場では、お酒の他に平盃やTシャツ等の販売もあり、2023年のdancyuでお燗に使うフラスコが酒蔵アイテムとして紹介されていました。ハリオのフラスコとか実験やってた勢からしたらワクワクしちゃいますね。

宿で飲んだ湧深青(ユーシンブルー)

プラプラと酒蔵巡りを楽しんだ後は宿籠り。
私は酒を飲むんじゃい。

③お世話になった宿【おんりーゆー】

おんりーゆー入り口

もともとが日帰り温泉でやっていた施設なのか、そこに宿泊が紐付けされたような宿でした。

入り口付近にある湧水「きんらん水」

こちらの湧水は飲めます。
その場で飲めるように紙コップが設置してある優しさ。

大人数が泊まれる部屋    平日だったのもあり2人占め
客室付露天風呂(源泉かけ流しでした)
夕御飯はお膳でドンっと出てきます
朝ごはん

地元の日本酒もメニューにあって大満足でした。夕御飯の写真は一部省略しているのでもう少しオカズがあってボリューミーな感じです。

10時にチェックアウトして宿を出たら、日帰り温泉利用であろう家族が施設の中に入って行くのが見えました。

近くにアスレチック施設があり、そこで遊んだ帰りに温泉に寄ることも出来るし、チェックイン前、チェックアウト後でも温泉に入ることができるので家族連れにおすすめです。

さて、ここから2日目です。
「おんりーゆー」から車で15分くらいの場所にある瀬戸酒造に向かいます。

④瀬戸酒造

田んぼの中にポツリとある酒蔵の印象

dancyuに何度も掲載されている瀬戸酒造。開成町の田んぼの中にあります。
前から行きたかったのですが、今回、足柄を訪問することになったのでここぞとばかりに訪問。
試飲があったけれど、車なしで訪問するのはなかなかしんどい場所かもしれない(試飲したかった)

直売場
酒蔵の入り口
試飲が出来る庭園の入り口
試飲が出来る庭園(有料試飲です)
酒蔵の奥

お洒落なお酒が多かった印象です。エモいというか。
背景や物語がしっかりしているような印象がありました。珍しいな、と思ったのが果実を浸ける用の日本酒が売ってるんです。私もいくつか酒蔵は巡っていますが、あんまり見ないですね。

果実を浸けるとなるとアルコール度数20度越えていないといけないので、そのまま飲むとなるとロックにした方がいいかも、とスタッフさんがおっしゃってました。

ある程度お酒を購入して次の蔵へと足を運びます。

⑤中沢酒造

 中沢酒造の敷地

小田急線新松田駅から歩いて5分ほどで行けます。ちょうど河津桜祭りが開催されていて、多くの人で直売所が賑わってました。酒や酒粕を使ったケーキが沢山並んでいて、試飲もやってました。

直売場の入り口
直売場に並ぶ商品の数々

多くのお客さんに圧倒されて時間もなかったので目的のお酒を購入して早めに退散。松田町の河津桜酵母を使ったお酒を購入しました。

⑥あじ屋でん助 小田原店

Twitterの旅行界隈で話題になっていたこちらのお店。小田原駅前のミナカ小田原内にあります。ここのアジフライは凄く美味しいとの評判だったので1回行っておきたかったのです。

アジフライのサイズが見たことないサイズだった。とても大きい。そしてサクサクのフワフワ。

アジのタタキとセットになっていたランチがあったのでこちらを頂きました。

アジフライとアジのタタキのランチ

腹ごしらえを終えて2泊目の宿へ向かいます。

⑥お世話になった宿【オーベルジュ湯楽】

2泊目お世話になったのは湯河原のオーベルジュ「湯楽」。こちらの料理が前から気になって気になって仕方なく。トリュフご飯という夕飯の〆のご飯がめちゃくちゃ美味しいという噂を聞きつけて予約しました。

湯楽の入り口看板
湯楽の入り口

こちらの宿は全て源泉かけ流し。
客室付檜風呂のお部屋を予約していたのでワクワク。
もちろん、出てくるお湯は温泉です。

部屋についていた檜風呂
今回、お世話になった客室

風情があって良い感じのお部屋でした。
夕飯まで少し時間があったので、近くをフラフラとお散歩。立ち飲みクラフトビールで一服。

立ち飲みクラフトビール「かどや」
川沿いでビールを飲むことが出来ます

散歩で少し運動をして、いよいよ楽しみにしていた夕飯です。オーベルジュの食事って本当に裏切らないから期待も倍増。

レストラン「ピノクラーレ」入り口看板
レストランへ続く廊下もお洒落
夕飯メニュー いざ出陣
赤貝 帆立 グレープフルーツ トマト カリフラワー
菜花 白レバー フランボワーズ 赤玉葱
紅ズワイガニ  プログレスブルー スカモルツァ
 天然地魚の盛り合わせ
茸 白子
本日の鮮魚のグリル
キウイフルーツ 春菊のグラニテ
黒毛和牛ヒレ肉 長ネギ 香草
待ちに待ったトリュフご飯
トリュフの塩味と香ばしさ…たまらん
 朝ご飯はあっさりと
2段重ねのお重に詰められたオカズ
〆のパンナコッタ  コーヒー

料理は夕ご飯~朝ご飯までとても素晴らしかったです。本当に美味しかった。トリュフご飯はリピーターがいるのも納得の味です。

 朝の貸し切り風呂 源泉掛け流し

貸し切り風呂があるのもこちらの宿の魅力。宿に足を踏み入れてから翌日のチェックアウトまで思う存分楽しませて頂きました。また泊まりたい!と思わせてくれた宿でした。

⑦厳島湿生公園

中井町にある湧水の出ている公園。前から行ってみたかった場所で池の真ん中に鳥居がドーンと立っているのが凄く印象的だった公園です。
念願叶って今回行けることになりました。

公園の中央には鳥居があり日中がおすすめ
 購入した日本酒と撮影
中央の浮島には祠がある
どこを切り取っても美しい
川西屋酒造と瀬戸酒造のお酒

足柄の湧水が出てる地で足柄のお酒を撮影する…なんだか感慨深いですね。

足柄はとても素敵な場所だった。

この後、著者は撮影した丹沢山の酒瓶を割るというショッキングな失態をやらかします。

ショックすぎて丹沢山が買える酒屋を探しまくったら灯台もと暗し、なんと家の近所の酒屋で買えました。

それでも、足柄はとても魅力の深い土地でまた行ってみたいなと思わせてくれた土地だった。
酒蔵も足柄の水の良さを生かした個性の強い酒造りを大切にしていて、どの酒蔵もとても魅力的でした。
とても楽しい旅行で企画してくれた夫に感謝です。

また旅行する機会があれば、旅行記として綴りたいなと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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