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超甘党が砂糖依存症からの脱却に成功したコツと効果【実体験】

こんにちは、note投稿初心者おもいでんです。

今日は、超甘党の私が砂糖断ちを決意したワケと失敗の経験、成功のためのコツと、砂糖絶ちしたことによる効果について書きたいと思います。まずは


砂糖絶ちを決意したワケとあえなく失敗した経験について。

近年、マイルドドラッグともいわれる依存性の強い砂糖の過剰摂取が体に及ぼす悪影響について、盛んに取り上げられるようになってきましたが、かくいう私も重度の砂糖依存症でした。

具体的には、毎日欠かさず1枚は板チョコを食べないと禁断症状みたいにイライラしたし、カントリーマ〇ムみたいな20数枚入りのファミリーパックのお菓子は2時間もあれば一人で食べきれたし、外食の時も毎度デザートを〆に食べないと満足できませんでした。

そんな私は肌荒れがひどく、疲れやすく、メンタルも不安定になりやすかったため、砂糖の影響が考えられました。


なので、ネットで砂糖たちの方法を調べて実践してみることにしました。

・身の回りに甘いお菓子をおかない

・おやつはナッツ類やイモに置き換える

・フルーツなどの果糖も控える

当初、これらを参考にしていきなり全ての砂糖・甘味を絶ってみたら、あまりのストレスに3日しか続かず、結局4日目にはそれまでの分を取り戻すかのようにお菓子を爆食いしてしまいました。いうなれば、“砂糖絶ちリバウンド”でしょうか。

仲間の方はわかってくれると思いますが砂糖依存症から抜けるのはそんなにあまくないです。

で、これじゃあダメだなと思ったので、いきなり全ての砂糖を絶つことはせず、スモールステップを踏むことにしました。


ここからは私が実践して、

実際にうまくいったスモールステップの具体的な踏み方について(最終段階手前まで)

書いてみたいと思います。

①まず私は市販のジュースを買わない事からスタート。

自動販売機やコンビニでは、喉が渇いてもミネラルウォーター、ブラックコーヒー、牛乳、無糖の炭酸水、無糖のお茶しか買わないと決めました。

正直、甘いもの好きにはこれだけでも結構つらい。冬にはあったかいミルクティーが飲みたくなるし、疲れた時には栄養ドリンクも飲みたくなります。でもこれらには大量の砂糖が含まれているため、まずはそこから砂糖絶ちしはじめました。この時はまだチョコやクッキーは食べてOKだったので、紛らわしにそれを食べることも多かったです。

とはいえ最初はつらいジュース我慢も、そのうち機械的に買うものを選ぶようになるので(という買えるものが5種類しかないから、必然的にそうなる)、だんだん習慣化されてきます。カフェでも安いコーヒーや紅茶しか注文できるものがないので、自然とお金も節約できます。

で、たまに友達からジュースを一口もらう(こんくらいのチートは許さないとストレスたまります)と、恐ろしく甘く感じるようになるので、一か月もするとそれを飲み物と認識しなくなってきました。(砂糖絶ちを始めると、舌が少しずつ甘味に敏感になっていきます)


②そこで私が次に着手したのは、キャンディーをやめること。

飴は言うまでもなく、砂糖と香料の塊なので、次にこれをやめることにしました。もともと飴はそんなに執着してなかったので、ジュースよりは簡単にやめられました。

んで、いよいよチョコレートやクッキーなどのお菓子をやめる段階に来たのですが、これはもう地獄でした。私のような甘党の人がいきなりお菓子を買えない、というマイルールを課すと、ストレスでハゲそうになります。

「砂糖絶ちしているから買ってはいけない、でも食べたい、でも買ってはいけない、でも食べたい・・・」を繰り返し、気づくとスーパーのお菓子の棚をじっとなめるように睨みつけて、ずっと立ち尽くしていたりしました(笑)

で、結局己に負けて、自己嫌悪と恍惚感が相混ぜになった状態でお菓子片手に家路につくっていう。禁止されると人は余計、それを破りたくなるものです。

で・・・、

これではとうてい砂糖絶ちなど続けられないので、はてどうするか、と

考えたときに、チート作戦が浮かんだのです。

まず、砂糖、と一口に言っても、その種類は沢山あり、最も血糖値に影響を与えるのが白砂糖と聞きました。


③そこで私はまず、「白っぽい砂糖を使っていそうなお菓子だけを絶つ」ことに決めました。

なので、黒糖や三温糖・はちみつを使ったお菓子は全てOKという事です。また、原材料表示には砂糖、としか書かれていないので、あくまで自分の想像上で「白砂糖っぽいか」が基準になります。

ええ、それで我慢できるの?って思うかもしれませんが、幸い日本には沢山の黒糖系のお菓子があります。昔ながらの麩菓子や黒糖棒、かりんとうなど。こういうのも久々に食べると意外とはまります。また、はちみつも使ってOKなので、ホットミルクにはちみつを足すなどしてイライラをコントロールすることもできます。

でもまだその時私は重度の甘党だったため、麩菓子では甘味が足らず、粉末になっていない黒糖をそのままゴリゴリ直食いしていました。ポイントは、黒糖・三温糖・はちみつなら量を無制限に食べて良しとすることでした。

正直、この段階での砂糖摂取量は、チョコレート我慢のストレスのせいで以前より増えていたかもしれません(笑) でも、いずれはこの黒糖も手放していくことになるので、途中段階としてはOKとしていました。

(ストイックな砂糖・糖質制限を出来ている方には大批判を食らいそうですが、これはあくまで私のような重度の砂糖依存症の人が、何とか少しずつでも、砂糖から依存しないようにするための方法なので悪しからず)

そのうちチョコレートやクッキーを我慢することにストレスはまだ残っていましたが、白砂糖絶ちをしてから1か月ほどたったので、次の段階へ進みました。いよいよ黒糖・三温糖絶ちです。

※はちみつはもともと摂取している量がそんなに多くなかったので、我慢リストには入れず、あくまでどうしても甘いものが我慢できなくなった時のお助け用として用いました。

三温糖は母が料理に使っていたので、出来るだけ控えてほしいなーとお願いする段階にきました。(そんなこと言うなら自分で作りなさい!と怒られないよう、砂糖を絶つとどんなメリットがあるのかを毎日刷り込むように会話に織り交ぜてプレゼンしました(笑)) 

でも黒糖絶ちのほうがもっと大変でした。既にこの時私は、白砂糖の代わりに、黒糖依存をしていたので、これがもう辛い辛い(笑) 

なので、私は黒糖絶ちも2つの段階に分けました。


④私たちが日常で黒糖と呼ぶものには大別すると

 純黒糖と加工黒糖がありますが、まずはこの加工黒糖をやめます。

 加工黒糖には本来の黒糖のほかに、ザラメや糖蜜が加えられているからです。

なので、ちょっとお値段は張りますが、この段階から先は純黒糖のみを購入しました。原材料表示に、糖蜜と書かれておらず、黒糖(サトウキビ)のみが書かれているのがそれです。値段も加工黒糖とは違うので、見分けられます。

(砂糖絶ちするとやたらと原材料表示を見て食べ物を買うので、成分表にちょっと詳しくなる)

つまり、それまではOKとしていた麩菓子や黒糖棒やかりんとうはもう食べられません。ひたすら純黒糖で耐え凌ぐ段階です。

純黒糖をそのまま食べるのは・・・って人は、無糖のきなこと一緒に牛乳に溶かしたり、アーモンドやクルミなどのナッツ類と一緒に口に放り込むのがオススメです。(口の中で、即席黒糖アーモンド・黒糖クルミができます)


⑤こんな感じで加工黒糖を我慢するのを続け、

 最後に純黒糖の量を制限する段階にようやく到達しました。

結局、私はこのような段階を経て、およそ最初の4か月くらいかけて、ジュース・お菓子を食べない生活を実現しました。砂糖依存は1週間も徹底すれば抜ける、とか言いますが、ストイックな砂糖制限が1週間も続けられない人だったので、こちらのほうが私の性にはあっていました。

砂糖を控えるようになってから、気分のアップダウンが減り、生理痛も改善、肌の状態も以前よりは安定するようになり、効果を感じていました。何より、メンタル的に前向きになり、体重もベスト体重から増減することが無くなりました。


この段階で私の砂糖断ちはかなり成功していたのですが、しかし、

まだ、「甘いものを我慢している」という感覚であり、「甘いものを食べなくても平気」というほどの安定感はありません。


なので私は

次に「我慢しているという感覚」を無くす段階に入ることにしました。(最終段階)

そこで役立ったのが、「あまくない砂糖の話」というオーストラリアのトラウマ的なドキュメンタリー映画です。この映画の中で、デイモン・ガモー氏は自らの体を使って、砂糖の及ぼす影響について調査してくれています。

これがもう、私の中でのトラウマ映画トップ5に入るくらい、ショッキングなシーンがあります。ガモー氏は最初は砂糖を摂取するにあたって加工食品を食べているのですが、途中から、それらに含まれている砂糖と同じ量の白砂糖をそのまま食べる、ということにも挑戦しています。

もう、そのシーンが・・・(笑) おえぇえ・・・です。

こんだけの砂糖がクッキー一枚に含まれているのか、と突きつけられるとともに、その砂糖を口いっぱいに頬張るデイモン・ガモー氏の映像が凄まじい。いや、凄まじいというか、ついこの間まで私もその量の砂糖を毎日食べていたことにゾッとします。

正直この映画は一回見れば十分だと思います。

そのくらい脳裏に焼き付きます(笑)

で、この映画をどうやって砂糖絶ちの実践に応用したかというと、

「あー、甘いもの食べたいわー、我慢つらいわー」ってなった時に、

そのデイモン・ガモー氏の白砂糖直食いシーンを脳内で再生するのです。

すると、それまでおいしそうと思っていたヨダレもんのチョコレートが、真っ白な砂糖の塊に変換され、ジョリジョリした白砂糖のイメージが浮かびます。顔がしかめっ面になり、食欲が失せます(笑)

つまり、「おいしそうな甘いもの」というイメージそのものを崩し、「ジョリジョリの白砂糖のかたまり」というイメージを脳内に繰り返し刷り込みます。

これによって私は、甘いものを“我慢している”のではなく、“食べたくないから食べない”という感覚を体に覚えさせることが出来ました。またまたー、と思うかもしれませんが、たぶんこの映画を一度見れば、だれでもすぐ実践できるはずです・・・(笑) 

※私は映画を見たのが砂糖絶ちを始めてからだったのでこのイメージ戦略を最終段階にしましたが、最初からこの映画をトラウマ的に利用するほうが効果的かも。


こうして私は超甘党から砂糖嫌いになることができました。

私はこのイメージ方法を日常で繰り返すことによって甘いものを嫌いなものの方向に近づけていきました。おかげで今は純黒糖もあまりほしくありませんし、我慢出来たらいいなーくらいに思っていた果物もそんなに食べません。味覚が甘味に対して鋭敏になったため、そんなに多くの甘味がほしくないのです。

ジュースをやめるということからはじまった砂糖絶ちも、もうすぐ1年が絶ちますが、今では「あなたは甘いもの嫌いだもんね」と周りに言われるほどになりました。

勿論、もっと徹底した管理をすれば短期間で達成できたかもしれませんが、私のような重度の砂糖依存症にはかなり負担が大きく、結局トライしても失敗してしまうリスクが大きいです。

なので、もし同じようなお悩みの方がいたら、長期的な目で少しずつ実践していくほうが近道かもしれません。トラウマ作戦は特におすすめです。

あと、完璧主義にならないことも大切だと感じました。

例えば友達とカフェに行くとき、頑なに甘いものを断ると、一緒に楽しめないので、そういうときは食べてオーケーDAYということにして気にせず食べます。

(ただし一緒に緑茶やウーロン茶を注文して血糖値をコントロールします)。

でもちゃんと砂糖絶ちを段階的にゆっくり行っているので、

たまに砂糖をとってしまっても、リバウンドしてまた砂糖を爆食いしてしまうことは今のところ無いです。

私は今後もチート作戦をうまく使いながら段階的に甘味依存から脱却し、

ゆくゆくは砂糖だけでなく果糖・乳糖・その他糖質も極力食べなくても大丈夫な生活に出来たらなーと思います。


長くなりましたが、ここまで読んでいただき感謝感謝です。

最後に、食欲の秋ということで。自宅のちっこいオーブンで焼いたコスト125円の庶民丸出しの焼き芋。


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砂糖絶ちすると、焼き芋がお菓子かと思うくらいくらい甘くかんじる。

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