ドーナツの「穴」を埋めようとするな

あなたはドーナツが好きですか？​
チョコ掛けのとか、ふわふわのとか…​
考えただけで幸せな気持ちになってきますね。​
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と、ここでちょっと想像してみてください。​
ドーナツの真ん中の「穴」が​
「もしもなかったら」どうでしょうか？​
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ドーナツに穴がなくても、​
こんなにもみんなから​
愛されているでしょうか？​
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穴が空いているからこそ、ドーナツ。​
ドーナツは、あの形だからこそ​
愛されているんですよね。​
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そして、ひとにも
ドーナツみたいに
​「欠けている部分」があると思います。​
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どんなに優れているように見えても​
必ず苦手なこと、できないことって​
あるんですよね。​
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で、その欠けているところを​
埋めよう埋めようって頑張ったり、​
欠けているところを​
ひとに見せないように見せないように​
する人がいますが…​
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そんなこと、​
する必要ないんですよね。​
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だって、誰にだって​
欠けている部分はあるんだもん。​
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最近読んだ本に、​
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『ひとは長所で尊敬されて​
　短所で愛される』​
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そんな言葉がありました。​
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なんでもできる！​
すべて完ペキ！​
という人って、​
近付きがたくないですか？​
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すごく素敵なところがある！​
でも、ちょっと抜けてる。​
そんな人って、​
なんだか愛おしくないですか？​
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わたしは結婚してしばらく、​
「完璧な妻」「完璧な母」であろうとして​
家事や仕事、子どものことも​
全部自分できっちりやろうって​
していた時期がありました。​
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だからこそ、夫になにか​
家事のことや子どものことで指摘されると​
「何もやらないのにえらそうに！」とか​
「こんだけやってるのに！！」って​
すごく怒ってしまって、​
そのことでよく喧嘩していました。​
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自分の「できていない部分」や「欠点」を​
認めることができなかったんですね。​
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でも今は、　　​
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やることすぐに忘れちゃう私​
面倒くさがりな私​
ちょっと雑な私​
周りのことあんまり見てない私​
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そんな「ポンコツなわたし」を​
認められるようになったから、​
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夫に何か言われても​
「あ〜忘れちゃった！​
　わたしってすぐ忘れちゃうね」​
「あ〜ごめんごめん！てへ！」って​
可愛くできるようになった。​
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そしたらね​
「完璧な妻、完璧な母」目指して​
ガチガチに頑張っていた時なんかより​
今の方がよっぽど愛されてる。​
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「できないなぁ〜どうしよう」​
「困ったなぁ〜お願い！」​
そんな風に、自分で全部やらなきゃって​
肩肘張らなくなって​
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夫を頼れるようになったから、​
夫もどんどん色んなことを​
「喜んで」やってくれるようになりました。​
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前のわたしなんかさ、​
「私がこんだけやってるんだから、​
　あんたもこんだけやれ！！」​
みたいなスタンスだったから、​
それは衝突もするし、愛されない。​
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いまは、​
自分で自分の欠けてる部分を​
認められたからこそ、​
素直に甘えられるようになった。​
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ドーナツは​
穴が空いているからこそ、愛される。​
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ひとは​
「欠点」があるからこそ、愛される。​
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欠点は「欠けてる点」じゃなくて​
あなたにとって「欠かせない点」​
なのかもしれない。​
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だからこそ、​
あなたの長所だけでなく​
あなたの短所さえも​
丸ごと愛せるあなたであって欲しい。​
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自分で自分を丸ごと愛せると、​
人からも丸ごと愛されるんだよね。​
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あなたの欠けている部分こそが、​
実はあなたの魅力だったりする。​
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どこか「欠けている」あなたへ​
どうかそのままのあなたでいてください。​