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「この提案がベスト!」の説得力を高める。SNS・PRプランナーがMarbleで目指す一歩先

好きなことを仕事にしたい。

誰もがそう思いながらも、実際そこにたどり着ける人はどれだけいるのでしょうか。

そこにたどり着くためには「好き」を突き詰めるだけの強い想いと、まわりを巻き込む人間性やスキルも必要で、挫折してしまう人も多いはず。

しかし、日本最大級の日本酒コミュニティ『酒小町』を運営するPR・SNSプランナー卯月りんさんは、「好き」と自身の「スキル」を掛けあわせて「好きなことを仕事にする」を実現しています。

2018年に立ち上げた『酒小町』のコミュニティメンバーは100人を突破。酒蔵さんとの仕事もたくさん抱えるりんさんが、実際どのように仕事をしているのか。そしてなぜ今、Marbleに参加しているのか。お話を伺いました。

りんさんが目指す「チャレンジ分野」への挑戦とは…⁉︎

卯月りん(うづき りん)
日本酒のPR・SNSプランナー。大手IT企業にて広報、PR会社にてWeb・SNS基軸のPRに従事し2020年に独立。自分の好きを仕事にするため立ち上げたチーム「酒小町」は現在100名を超え日本最大級の日本酒オンラインコミュニティに。酒蔵のPRをしながら酒小町代表としてもイベント企画や登壇で活動中。
X:@uzuki_rin
note:https://note.com/uzuki_rin

聞き手:田口愛(ちゃんあい)
ライター。Marbleスクール2期生。普段は会社員として地方の豆腐屋の運営を担当している。
X:@ai_kansas
note:https://note.com/aitagchi_writer

「私には100人仲間がついている!」好きから立ち上げた酒コミュニティが武器に

——卯月りんさん(以下:りんさん)は『酒小町』運営、SNS/PRプランナーとしてすでにフリーランスで活躍されています。
まず、具体的にどんなお仕事をされているのか教えてください。

りんさん:
『酒小町』というコミュニティの代表・運営と酒蔵のPRの仕事という2軸でやっています。
『酒小町』は「日本酒を、もっと身近に」という理念のもと立ち上げたお酒の場と交流が好きな20〜30代が集うコミュニティです。

はじめはお酒好きの女性クリエイターで集まり、酒蔵さんが手が足りていないPRやクリエイティブで力になりたい、今日本酒の認知度が1番低いと言われている20〜30代の層にもっと日本酒を身近に感じてもらいたいと、2018年に結成した仕事を一緒にするチームでした。

それがコロナ禍もあって人との繋がりが見直されたり、私たち自身も企画者と参加者を分けることはないなと「お酒の場と交流が好き」な人たちが集まるコミュニティに変化しました。

私のメインの仕事は酒蔵さんのPRで、コミュニティについては、自分がお酒を飲むことが大好きなのもあって、「みんなで一緒に飲もうぜ。楽しもうぜ。大好きな日本酒の力になって広めていこうぜ。なおかつ仕事も一緒にしようぜ」という、仕事というより好きな気持ちで運営しています。

——酒小町のメンバーと一緒にお仕事もされるんですね。

りんさん:
私はPR・SNSプランナーとして、酒蔵さんのPRをサポートしているんですが過去にPR会社でPRをやっていた経験から、現在6〜8社のクライアントがいます。それらの仕事を『酒小町』のコミュニティメンバーと一緒にやっています。

コミュニティメンバー100人のなかに、20人ほどプロのライターさんやカメラマンさんがいるので、酒蔵さんから何かご相談をいただいたら、「『酒小町』にはこういう人たちがいてるので、ぜひ一緒にやりましょう!」と、プロジェクトごとにクリエイティブチームをつくって仕事をしています。

——6〜8社のクライアントさんの仕事をすべて『酒小町』のメンバーとされてるんですか?

りんさん:私は基本的に企画やディレクションを担当していて、記事や写真などの制作物はメンバーにおまかせしています。酒蔵さんからの報酬は、チームで分配することになるので、6〜8社のクライアントさんがいて、やっと1人分の報酬になるぐらい。

チームを組むことでもちろん自分の取り分は減ってしまいますが、チームだからこその強みがあると思っています。

——好きの気持ちで運営している『酒小町』が、結果的にしっかり仕事に繋がっているんですね。

りんさん:
コミュニティにはお酒好きのメンバーが集まっているので、お酒の仕事に楽しく取り組んでくれることが多いし、愛のあるアウトプットになるんですよね。

それに、酒蔵さんに自分たちのメリットをお伝えするときに、私1人だけだと1インフルエンサーとして映ってしまうけど、『酒小町』があることにより、私には100人の仲間がついてるぞって言えるのが、すごく心強いです。

私は仕事面の自己肯定感がすごく低いタイプで、自分だけでは「これで本当にあってるかな」「こんな金額だしちゃって大丈夫かな」となかなか自信が持てなかったんですよね。

でも、いま大好きな酒小町のチームメンバーと一緒に仕事をすることで、「こんなにいいクリエイティブを出してくれる子なんです!」とクライアントの前で話せるようになったし、価格が見合わなくて断られても、「うちの子の価値を落としてまで一緒に仕事しなくていいな」と思えるようになりました。クライアントの前で自信をもって提案できるようになったのは完全にコミュニティメンバーのおかげです。

コミュニティに利益は求めない。「好き」を真正面から仕事にする

——『酒小町』は立ち上げて5年になるとお聞きしましたが、りんさんがコミュニティ運営を続ける原動力は何なんでしょうか。

りんさん:
私、『酒小町』に自分の利益は求めていないんですよ。コミュニティメンバーから月額会費をいただいて運営しているんですが、私は立ち上げた当初から「自分がコミュニティからいただく報酬は月額10,000円」と決めていて。

飲み会は月に5〜6回あって、すべて自腹なので、普通に赤字なんですけど…(笑)。それでも楽しいから。自分のPRの仕事につながるというのもあるけど、99%「好き」の気持ちだけでやってます。

——でもその「好き」がちゃんと仕事に繋がっているのが、またすごいですね。

りんさん:
ありがたい時代になりましたね。仕事もプライベートも、お酒と酒好きの仲間たちに囲まれていて幸せです。間違いなく、1番飲んでいるメンバーは私ですね(笑)。

独学でやってきた“得意分野”から“チャレンジ分野”への挑戦

Marbleスクール2期生

——今回Marbleスクール2期生のメンバーの顔ぶれを見たときに、すでにフリーランスとしてかなりの実績のあるりんさんがいらっしゃってとても驚きました。

りんさん:
私はもともと、「PRっておもしろいな」という気持ちから、大手IT企業からPR会社に転職してPRを学び、フリーランスになったのですが、ずっと独学でガンガンやってきたタイプなんですよ。

だからこそ、これまでは自分が得意な分野のPRをやってきただけで、広報について自分のなかで知見が深まっていないと思う部分もあって。

——得意なPRというと?

りんさん:
SNSの提案ですね。今現在、広報・PRの仕事のなかでも、自分が1番好きで得意なSNSの提案がメインになっています。

——それは、りんさんの得意な部分と、クライアントの要望が合ってるということじゃないですか?

りんさん:
うーん、それはそうなんですけど、端的に言えば自分が得意なところと、クライアントが求めてるところの広報がメインになってしまっているんですよね。私は広報における全ての範囲を理解しているわけではないので、「じゃあ、広報の全体像を見たら、自分が得意な部分はどこだろう?」というのが意外に自分でもわかっていないんです。
自分の得意を提案すること自体は悪いと思っていませんが、Marbleでもっと包括的に広報・PRのベースを学んで、そのうえで「お客様にベストな提案内容がSNSだった」と、言えるほうがいいなと考えています。

——なるほど。説得力が増しますね。

りんさん:
まだまだ広報・PRについてはしっかり言語化ができていないので、その部分をMarbleでインプットして、自分の事業でアウトプットしたいです。

——最後に、りんさんがMarble卒業後に目指すご自身の姿を教えてください。

りんさん:
Marbleの講師のあいちゃん(ふたり広報 多葉田愛さん)とは、以前からお仕事しているところを見せてもらっているのですが、半年前に「最近、実力以上の環境に飛び込めていない、自分でもビビるくらいの規模に挑戦していきたい」と発言していて、すごくかっこいいなと思って。

私も、クライアントさんに対して、今までの私や『酒小町』ではできなかったチャレンジ分野の提案ができて、一緒に解決できるようになりたいと思っています。

・・・

フリーランスとして、「好き」と「得意」を活かしながら活躍しているりんさん。

「こんなに活躍されているのに、まだ学ぶことがあるのか⁉︎」と思っていましたが、まだまだ広報のスキルを磨いてステップアップしようとしている姿を見て、学びに終わりはないんだと改めて感じさせられました。Marble受講後の更なるご活躍が楽しみです!

「書く」+αのスキルを学べるMarbleスクールは現在2期生が受講しています。
受講生のなかには、りんさんのようにすでにフリーランスとして活躍されている方も、これから歩みを始める人もいます。それぞれが「書く」その先のキャリアに向けて切磋琢磨中。
受講生が発信している学びの様子は、『Marbleメンバー学習のnote』にまとめています。
ぜひチェックしてみてください!

〈取材・文=田口愛(@ai_kansas)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉


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