2024年のAITAC-ShowNetツアー レポート
今年も、AITACとShowNetは連携の一環としていくつかの取組を実施いたしました。
中でも大きかったのはこの「AITAC-ShowNetツアー」です。今回はこのツアーの模様を中心に、2024年の連携全体について書いていこうと思います。
2024年の連携の全貌
今年AITACは次の連携を実施しました。
・AITACのセミナーのSTEP2中級修了者の中からShowNetSTMメンバーに1名推薦
・ShowNetSTMメンバーに向けた、ネットワーク演習
・ShowNetSTMメンバーに対して、e-learning有料コンテンツ視聴可能なアカウント発行
・ShowNetツアーをAITAC用に実施
それではそれぞれについてもう少し詳しくお話しします。
STMメンバーに1名推薦
AITACのセミナーカリキュラムは、ITインフラを支えるエンジニア、それもアーキテクトできるエンジニアを育成することに焦点を当てて組まれています。（人材育成 | 一般社団法人 高度ITアーキテクト育成協議会（AITAC））
基礎的なSTEP1、そして実践に則したSTEP2と難易度があがり、さらにSTEP2も初級→中級→上級と3段階に分かれていますが、中級を修了するとより実践の場としてInteropTokyo内に期間中だけ敷設されるShowNetを構築するメンバーであるSTMメンバーにチャレンジできます。
基本的には毎年STMメンバーにチャレンジしたい方を募集し、AITACカリキュラム委員会での推薦を受けて正式にSTMにエントリーします。（この時点でSTMへの参加確定）
今年は1名がSTMに推薦され、実際に現場で活躍されました。
ゼロからネットワークを構築するHotStageと呼ばれる検証期間からの参加で、InteropTokyoの会期が終わる（＝ネットワークを解体）までの活動です。
STMメンバー向けのネットワーク演習
これはカリキュラム委員長である、東京大学大学院の関谷教授に実施していただきました。
5月半ばの土曜日、参加可能なSTMメンバー（といってもほとんどご参加されました）がオンライン上にアクセスし、AITACで普段行われているネットワーク演習の特別版を受講していただきました。
ShowNet構築に当たり、少しでもネットワーク構築の基礎知識を得ていただきたいというところから実施された演習講義でした。
e-learning有料コンテンツ視聴可能なアカウント発行
AITACでは、e-learningコンテンツを多くご提供しています。無償のコンテンツもありますが、中でもSTEP1の座学相当のコンテンツは有償でご提供しており、これをご視聴いただけるアカウントを1年間（4月～翌年3月）有効にしてご提供しています。
※AITACのe-learning
ShowNetツアーをAITAC用に実施
この記事のメインである、ShowNetツアーです。
通常、InteropTokyoでは、有償でShowNetツアーを実施ていますが、AITAC-ShowNet連携の一環であるこのツアーは、
AITACのセミナーの履修者
AITAC会員企業にご所属の皆様
STMメンバーのご所属の企業の皆様
を対象として募集をし、無料での実施をしていました。
今回で3年目の実施となりました
（初回となった2022年は会期中1回、2023年から会期中毎日1回の実施）
ツアーの流れは、ブリーフィングルームにてNOCメンバーか今年のShowNet全体と見どころの説明、そして実際に会場内のShowNetブースでの説明、です。
今年は会期初日と2日目はAITACのセミナー履修者やAITAC会員企業の皆様を対象とした開催で、3日目はSTMメンバーのご所属企業様を対象として実施しました。最終日は、AITACカリキュラム委員長の関谷先生から直接、AITACとShowNet、InteropTokyoとの関係性などのお話をしていただきました。
このように、AITACでは、単にエンジニアに対して基礎知識を座学と演習をご提供するだけでなく、より実践の場としてのShowNetSTMや、その先のNOCメンバーとしての活躍の場をご用意しています。
AITAC会員企業様においては、AITACカリキュラム委員にご参加いただき、AITACセミナー履修者に向けて、より新しいより内容の濃い講座コンテンツ作りと講師としてのご活躍をお願いしています。
まとめ
これを書いている時点ではすでに2024年のInteropTokyoも閉幕していますが、実はまだまだInteropの活動は終わりません。
2025年のNOCメンバー編成やコンセプトメイクは秋ごろから始まります。これに向けてAITACも、連携を強化できるよう活動してまいります。
多くの会員企業の皆様のご協力をいただきながら、これからもAITACはITアーキテクト育成のため、尽力してまいります。
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