『日本人の自覚するより深い傷』 第1話
隠蔽された日本の歴史が世界平和を訴える
日本人が自覚しているより深い傷は、今もなお自尊心と愛国心を蝕み続けている
反日教育、原爆の正当化、戦争ビジネスの裏にあった真実
【まえがき】
私はなぜ「自分の自尊心が低いのだろうか」と理由を探っていたころ、日本人の価値観や歴史について調べるに至りました。
すると、戦前と戦後の間に境目があることに気づき、「日本が第二次世界大戦後に失ったものは自覚するより多く、重症なのではないか」と感じ、日本人の自尊心、自信、気迫、信念、愛国心がなぜ消えてしまったのかを知ることになったのです。
多くの証拠ある情報から考察すると、すべての点が線でつながり、「これは日本人が知らなくてはならない事だ。」「人に伝えなくてはならない。」という使命感に突き動かされました。
しかし、真実を知るたび、怒りを感じては、いつの間にか激しい文章になってしまい、「この憤る感情こそいけない」と和解について考え、書き直しを繰り返しました。
そして、国内の自虐思想の報道を見るたびに、「なぜ日本だけが戦犯となり、真実を主張できないのか」と、苦しみました。
もちろん日本が戦争で犯したことのすべてを正当化するものではありません。
中にはなぜ過去の問題を掘り起こし、再燃させるのかと怒り、「友好関係を築いていこうという現代社会に逆行している」と思う人もいるかもしれません。
しかし、病気の原因を知らないと正しい治し方がわからないのと同じで、裏付けされた理由が理解できないと、納得することができないのです。
真実に目を背け続けているからこそ、誰かが舵を握っていたことに気付かぬまま、相船に乗り、戦争へと導かれ、共犯者になってしまうようなことが、いまだに世界では起こっているのだと思います。
なぜなら私たちはどの世界中の国においても、正しい歴史教育を受けていないからです。国にある資料館や教科書、歴史書には国民に伝えたいことや知りたいことだけが書かれていて、真実は書かれていません。
平和のために互いの知りたくないところまで深く知り、話し合うことが必要だと思ったのです。ですから、私が調べたこと、知ったことを、意を決して、発信することにしました。
戦争で失ったアイデンティティを日本人が取り戻すことを目的に、GHQにより葬り去られ、日本人すら知らない過去が、現代まで影響を及ぼしていることへの問題提起を日本人側に立った視点で書きました。
日本人にとっても、ここで挙げた関係諸国の人々にとっても、文化が違えば見方は違い、個々に知っていることや歴史観は違います。
特定の国民や民族性を非難したり、怒りを扇動する意思はありません。
どの国も過去に過ちの歴史があり、国際関係や自国の統治に難しい問題を抱え、価値観や文化の違う宗教や人種が住んでおり、民意は多岐に渡ります。
本来であればそれぞれ詳細に、多角的に伝えたいのですが、内容量が膨大になってしまうため、縦断的に流れを書いています。
読み進めるうちに眼を背けたくなる過去に向き合い、途中で読む気がなくなる場合や、怒りを覚える人もいるかもしれません。
しかしぜひ最後まで読み、本当の問題点を知り、なぜこのようなことが起こり、どう回復し、その知識をもって我々が今後どう行動すべきかを考えるきっかけになってくれればと思っています。
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