フルリモート下でも孤独感を感じずバリバリ働けるデザインチームのコミュニケーションの仕組み
こんにちは。NewsPicks プロダクトデザイナーの川崎愛です。
Twitter(X)では、くろみやあいと名乗っています。結婚して苗字が変わったのですが、そのまま旧姓で名乗ればよかったと後悔しています。
さて、NewsPicksに2023年5月に入社してから約半年が経ちました。
NewsPicksのプロダクトチームはたまに出社のイベントがあるのですが、ほぼフルリモートです。私はフルリモート下での入社になりましたが、孤独感など全く感じずに仕事ができているので、その仕組みがすごいなと半年で感じました。
その仕組みとは、
の5つです。
それぞれ一つずつ見ていきたいと思います。
一応デザインチームの話ですが、デザイナーでないチームでも使えそうなので、参考にしてみてくださいね。
📣人となりが見えてくる毎日の日報
「やること」「やったこと」「今日の一言」をslackに投稿
基本毎日出勤した時に投稿します。
やること、やったことはタスクを過剰書きで書きます。人によりますが、ミーティングも一つずつ書くので何をやっているかがわかりやすいです。
特におもしろいのが今日の一言で、内容はなんでもよく、休みの連絡や、気になる話題・体調などみんな各々入れています。明日休みます・今日は16時に上がります、とかもここで共有することも多いです。
特に私はいつ熱出すかわからない1歳児を抱えているのですが、「息子の体調が怪しいのでお迎えあるかもです」といった連絡が負荷なくできて本当に助かっています。
毎日の「今日の一言」で、会わなくても人となりがみえてくる
「今日の一言」が意外と肝です。毎日見ることで、リモートでもその人の過ごし方や趣味、人となりがなんとなく見えてきます。あの人はNetflix好きそう、最近寝不足そうだなぁ、もうすぐ引っ越しだから忙しいかも、、など。
リモート下ではミーティング始まった時に雑談は生まれにくいと思うのですが、このネタがあるおかげで何かきっかけがあるのが助かっています。
特に業務委託メンバーは会える機会も少ないのですが、このおかげもあり全く距離感を感じません。
何気ない会話が生まれる
気になる話題はスレッドに返事してちょっと会話が生まれます。フルリモート下ではミーティングが被らない人との雑談はなかなか生まれず、苦労してるところも多いと思うのですが、この仕組みは自然にできるのでこれはいいなと思いました。
スレッドはなくても何かしらスタンプが押されて何かしらの反応をいただけます。
🙆♀️仕事を前に進める週3の定例+α
まず週3もあるのが意外と良い
いや週3って多くない?と最初は思ったのですがデザイナーは基本プロジェクトにアサインされているので、デザインチーム内で相談したいな・・というのをそれぞれが抱えています。それを負荷なく消化できるのが週3なのです。わざわざslackで背景説明するのは大変だけどサクッと聞いてしまいたい、という機会に最適です。特に議題がないときは15分で終わることもあります。
月曜はタスク確認、水曜にOKR進捗、あとは持ち寄りの議題
月曜にみんながやっていることを確認して、水曜にOKRの進捗を報告します。つい業務に追われて忘れられがちなOKRですが、週1で進めなければ・・という気持ちになれるのでとても良いです。
そのほか、それぞれが持ち寄った議題(相談事やレビュー、報告など)をみんなで話していきます。アウトプットの品質を担保するため、どのデザインもレビューはリーダーが最後OKを出すというルールにしているので、リーダーに確認してもらう機会にもなっています。
司会と議事録がメンバーで交代制
月・水・金とあるのですが、それぞれの曜日で担当が違います。
こういう定例って、リーダーがやるものだという固定概念を持っていたのですが、入社して数日、「水曜日は川崎さん担当でお願いしますね」と言われてちょっとびっくりしました。司会や議事録をやり続けるって意外とリーダーが疲れる要因になりそうなので、メンバーが分担して分散できるので良い仕組みだと思いました。NewsPicksは、月1のプロダクトチーム全体の会議の司会や発表もメンバーで交代制なので、誰か1人に偏らないような文化ができているのかもしれません。
+αで毎週デザインシステムの定例も
加えて火曜日に、デザインシステムに関する定例も行っています。App/Webと担当がちがうのですが、それぞれでデザインシステムの状況を共有し合っています。Figmaのコンポーネントの命名を揃えたり、カラーのVariableを整えたりといったデータ整理もこの時間に行うことが多いです。
📔日々の知見を貯めるドキュメント整理
NotionやFigmaの整理が神
ドキュメント管理はNotionを使用しているのですが、どこに何があるか、どこに置けばいいかわかりやすいのでとても助かっています。
一人一人がどこに何を置けばいいか考えるのをサボらない文化
リーダーを中心に、メンバーのみなさん整理整頓がお上手です。また、違うところに置かれたものも日々整理してくださったり教えてくださるので秩序が保たれています。
Figmaの整理もかなりしっかりしていて、以前つづくさんがまとめてくれていたこちらに詳しく書いてあるのでよければご覧ください。
💪テンプレで考える事を減らすレビュー依頼
Slackのワークフローを使ってレビュー依頼
レビューは定例で話すこともあるのですが、サクッとslackで依頼することも多いです。これは私が前職で使っていたものをこちらにも導入してもらったのですが、slackのワークフローを使っています。
レビューを依頼する人にとっては言いたい事がまとめやすく、レビューをする人にとってはどこを見ればいいのか分かりやすく便利です。
これができるまでは、依頼文章をじっくりslackで打っていたのですが、かなり時間短縮になりました。
⛰結束力を高める合宿
もはやチート技
この半年に2回合宿がありました。1度目は7月に高尾山の施設で1泊2日、2度目は11月にオフィスで丸1日かけてやりました。1度目はCTOやCXOも参加してみんなで黙々と作業したり、2度目はデザインチームで「俺の考える最強のNewsPicks」を議論してプロトタイプを作ったりする中で、プロダクトの理解もかなり深まりました。
正直合宿はチート級に結束力とチーム力が高まると思います。
❤️🔥でも一番大事なのは一人一人のコミット力
仕組みがあるおかげで、コミュのためにがんばるぞ!という負荷がないのでとても働きやすく仕事ができています。
とはいえ仕組みだけあってもみんなが静かにしていては孤独感を感じていたと思います。毎日ちゃんと日報を書く、slackでスタンプを押す、ドキュメント置き場をきれいに保つ、など一人一人がチームにコミットしているからできていることだと思います。
少しでも、みなさまのチームが良くなるために参考になることがあれば嬉しいです。
🙋♀️ 採用募集中です
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後にお知らせです。
現在プロダクトデザイナーの中途採用を、約1年ぶりくらいにオープンしております。
NewsPicksのアプリを中心に、プロダクトデザイン全般に関わっていただけるようなデザイナーの仲間を鋭意募集中です。気になる方は見てみてくださいね。