見出し画像

台湾の小学校事情

台湾の教育部によると、2023年5月31日時点で、台湾の小学生は119万1,000人。そのうち96%が公立小学校に通っています。

公立小学校は、台湾の教育制度において、義務教育の第1段階を担っています。入学は満6歳からで、6年間の教育を受けます。

公立小学校では、国語、台湾語、英語、健康と体育、数学、社会、自然科学、芸術、総合活動学びます。また、課外活動やITにも力を入れています。

息子の通知表:台湾に行ってグングン成長しました。

資優班(ギフテッドクラス)の学生は5,139人

台湾では、優れた知能や才能を持つ子どもたちを対象としたギフテッド教育が行われています。ギフテッド教育を受けている小学生は、2023年5月31日時点で5,139人です。

資優班(ギフテッドクラス)は、知能、創造性、学習能力、問題解決能力などの分野で優れた才能を持つ子どもたちを対象としています。通常の学級では十分に伸ばすことができない子どもたちの能力を伸ばし、将来の活躍を支援することを目的としています。

資優班の授業は、通常の学級よりも高度で、子どもたちの興味や関心に合わせてカスタマイズされたものとなっています。また、グループワークやプレゼンテーションなど、子どもたちの積極的な参加を促すような授業も取り入れられています。

ギフテッドクラスの冬休みの宿題:CANVAを使った密室脱出ゲームを作る?なんのことかわからないので、台湾に行ったら娘に聞いてみます。

安親班のサポート

そして、台湾の教育環境のもう一つの大きな柱が、安親班のサポートです。共働きが多い家庭において、安親班は貴重な役割を果たしています。学校が終わると、専用のバスが子どもたちを安親班に送り届けます。ここでは、昼食提供から昼寝、宿題のサポート、おやつ提供まで、一日の大部分をカバーしています。

さらに、午後4時頃まで基本的なケアを提供した後、音楽、スポーツ、英語などの習い事にも対応しています。これらは別料金で提供され、最終的には夜8時まで子どもを見守ることも可能です。このように安親班は、働く親の大きな支えとなり、子どもたちが安全で充実した時間を過ごせるようサポートしています。

公立小学校の充実したカリキュラム、ギフテッド教育の専門的なプログラム、そして安親班の包括的なサポートは、台湾の教育システムがいかに子どもたちの成長と発展に注力しているかを示しています。この環境は、子どもたちにとって理想的な学びの場となり、彼らの将来に向けた準備を整える貴重な手助けとなっています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?