最近、こんな内容のものを見かけた。これは、ある人物の言葉で、私がかつて尊敬していた人物の言葉。

"132単位(1つだけ落としたが)で大学卒業できたし、就活もそこそこ上手くいったのだけど、周りにそれ以上のことをやってる凄い人々が沢山いるものだから、小生は4年間頑張ったんだろうか? 4年間やってきたことは何だったんだろう? って無力感に毎晩苛まれる。自虐風自慢に取られるかもしれない でも本当に、毎晩0時を過ぎると頑張ったと思い込んでる何者でもない人って無力感とか、ただ老いていくだけの人生って絶望感とか、これだけ世の中に成功者がいるのにお前は努力が足りないってて劣等感とか、嫌な思い出が頭をぐちゃぐちゃにしてどうしようもなくつらい。"(原文ママ)

"努力した結果に成功があるというより、成功がそれまでやってきたことを努力たらしめるんじゃないかと思うんです。 努力を否定してるんじゃなくて、誰だって生きるために頑張ってるけど、その頑張りを"努力"と世間に呼んでもらうには成功の一線を超えなきゃいけないんじゃないかってこと。そう考えると、自分が大学でやってきたことって何だったんだろうなって思ってしまう。 自分なりに努力したと信じたいけど、高学歴ではないし、Youtubeで有名になって莫大な金を稼いだ訳ではないし、国家資格を取ったり、超大手企業に入ったりして高給取りになった訳でもない。地方の小市民に収まったので…… 贅沢な悩みかもしれないけど、Twitterでよく見る凄い人々を見ると、自分がやってきたことは結局、現状に流されて生きてただけ。なんでもない普通のことを努力したと思い込もうとしてるだけなんじゃないかなと思ってしまう。"(原文ママ)

彼と私があったのは彼が高校生の最後の1年の時。彼は文系に進んだ。

彼はかなり頭がいい人物だと思っていた。

彼は人間観察を得意としていたようで、彼の怪奇譚の作品には、単なる怪異による怖さだけではなく、ドロドロとした人間関係といった"人間臭さ"を入れた作品を得意としていたように思える。

だから、てっきり、文学部あたりを狙っているのかと思ったくらいだった。まあ、法学部に行ったらしいが。

ただ、その理由として、将来、法曹関係の仕事につきたいと、そういうことを語っていたので、応援をしていた。

ただ、気になる点もあった。彼の能力にしては、あまり釣り合いのとれていないのでは?という大学を受けていた。はっきり言って、彼の能力を開花させるには、レベルが低すぎるのでは?という疑念もあった。

また、気になったのは、法曹関係で司法試験を受けるというより、裁判所の補助の仕事につきたいということだった。

正直言うと、なぜ、その仕事に付きたいと思ったのか?疑問に思っていた。例えば、身内に、そういった人がいて、あこがれたからとか、そういう感じなら、分からないでもないが、そういう感じでもなかった。

なので、大学に入学したことを喜びつつ、少々疑問に感じていた。

ただ、彼、大学に入ってから、少しずつ、様子がおかしくなっていた。

なんだか、否定的な考えを持つようになっていった。特に、彼が1年の後期くらいにね。

まあ、気になったので、連絡を送ったけど、まったくわからなかった。

ただ、前から、親を恨んでいるようなことを言っていたりしていて、少し、卑屈な考えを持っているのではないか?という疑念はあった。

それもあって、大学で馴染めなくなっているのでは?という心配もあった。実際、私の知人で、その人の学力レベルよりも明らかに低そうな大学に行ったら、かなり苦労したと聞いていたから。

その知人曰く、自分のレベルより、あまりにも高い大学だと止めに入る人はいる。だが、その逆、自分よりも低い大学の時はそういうことはあまり聞かない。そのため、身の丈のあった大学に入るとか言ったりする輩がいるが、身の丈があった大学なんていうのは、入るべきではない。なぜならば、少し、努力すれば、身の丈より少し高い大学には入れるし、そこそこ努力すれば、自分に合った大学に入れるレベルで。むしろ、自分よりも低いところだと、大体、「授業のたびに怒号を聴いたり」「自分の知りたいことを学ぶ機会は少なくなる」といったことが起きたりする。

といったことを言っていた。どうも大学に入っていろいろと考えるところがあったらしい。

そういうことを聴くと、どうも、努力がどうのこうのという前に疑問が湧いてくる。

それは・・・

君はホントは何を目指しているの?

君は大学に行って、YOUTUBERか作家でもなって、賞賛されたかったの?

それとも、身の丈あった大学に入ってテキトーに過ごしたかったの?

と、何をしたかったのか?彼が入学前に語っていたことはなんだったの?と思いたくなる。

彼は嫉妬に狂っているところがあると、語っていたけど、正直、嫉妬してどうしたいの?と思ってもいた。

結局、周りがどうであれ、自分のやりたいことをすればいいとね。

結局、環境により、本来、発揮できるはずの力が発揮できず、本人の望んだ結果になったとは思えなかったので、少し残念に思う。

ホント、彼が私のリアルの後輩でもあれば、もっといろいろとアドバイスできたのにと・・・ね。

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