株や国債といった金融商品が最近は溢れている。そして、それに手を出す人はツイッターでは結構見かける。

そういえば、うちの母方の祖母は国債嫌いだったな。戦時中に、割り当てで買わせられたらしく、敗戦で、紙切れになって、結局、「国が買わせてくるものなんて、信用できるか!何が裏にあるに決まっている。」とかなり激怒していたらしく、国債や株についての広告を見るたびに、誰が二度と買うか!とかなり嫌悪していた。

そういえば、うちの母方の祖母は株についてもかなり懐疑的だったわね。元本保証ではないということもあるのだけど、どうも戦前・・・まあ、今では、多少、一線を超えないようになっているようだけど、どうも、危険性の象徴となったことがあったらしい。

なんでも、戦前に株で大儲けをしたらしく、それは、その地区の消防署に消防車を寄付することができるほどだったらしい。ただ・・・その後、例の大恐慌があって、結局、貧困層に転落したらしい。それを見て、

「結局、株はまったくあてにならんし、一時的に儲かっても、その後、どうなるかわからんと、その話を考えて感じたらしい。」

そして、こうも考えたらしい。

「そもそも、株で『儲かりますよ』なんて株屋が言ってくるけど、そんなもん、怪しいとしか思えない。大体、儲かるなら、そんな方法を教えずに、自分で勝手に儲ければいいだけの話。それにも関わらず、誘いをかけてくるというのは、何か裏があるはず。例えば、そういった株を買わせることで、株の値段を意図的に吊り上げるとか。そういったことをやったとしても、儲かるのは最初に手を出した連中だけ。後から買いだした連中は養分にされるだけ、そんな無駄なことに手を出すのは大バ〇者だ。」

そんな感じのことを言ってたわ。

まあ、正確には、「空株」という言い方をしていたけどね。あの当時の制度がよくわからないけど、なんか、金を借りて、上がるか下がるかを予想して株を買うとかいうシステムだったらしい。儲けた分から借りた分の差分が儲けになるので、マイナスになると・・・。

そういうリスクのかなりあるシステムだったらしい。まあ、それと、株を買えと煽ってくる連中についても、詐欺師とか、なんとかって、かなり罵倒していた。まあ、戦後の混乱期からバブル期の狂った時代を見てきているからね。なお、ネオリベあたりを見たら、どれくらい、激怒するんだかねと・・・。最近、考えるわ。

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