2023年に思うこと。その1

もう明日で2023年も終わりか。

2022年から2023年の切り替わりの時にこんなことを書いた。

この後、この知人はどうなったか？

結局のところ、知人の転職活動は成功した。

そして、非正規雇用から正規雇用の職場になった。

ただ、問題は、正規雇用になった後だった。

知人の話を聴いた後、なんだか、考えさせられる一年だった。

それは、部署間の対立、無駄な化石からの拘束、既得権益を得た勝因による怠慢、性教育の欺瞞、望まぬ妊娠、その本当に避ける方法は何か？単にゴムをつけさせるだけでいいのか？その前提は果たして何なのか？政治と教育と宗教の癒着、宗教の怖さの正体とは？

という様々な事を考える事に私自身もなった。

私の知人は言わずもがなだけど。

懸命なる読者諸君は、この時点で、専門科高校か大学か短大か専門学校の事務か何かに配属されたという推測が立つだろうが、実際問題そうなのだ。

しかも、少々、厄介なところに行く事になった。

まず、生徒の質だが、極めて悪い。私の行っていた時の高校の悪ガキでも、こんな事はするのか？と言いたくなる。

いわゆる教育困難校というところ。

タバコを隠れて吸ったり、授業中に寝たり、騒ぐは、と言った、そういう感じのところ。

まあ、タバコだけなら、いや、未成年もいるからダメなんだが、それにしても、まだ軽い方で、しばしば、金銭関係で言い争いがあったり、ロッカーの中のものがなくなって騒ぎになったり、そして、暴力事件を起こして、特別指導に入ったり、酷いと、家庭裁判所、少年院、鑑別所に行く事があったりと・・・。いや、こういっちゃなんだけど、世紀末みたいなところ。

実際は、生徒の保護者が終わっていて、ネグレクトをやっていたリ、いろいろとあるみたいだけど。

こういう世紀末なところ。

そして、教員も決して質がよくない。

というのも、生徒の中には、世紀末な連中もいるけど、そうでもない生徒もいるし、むしろ、熱心な生徒もいる。

でも、その違いを認めようとしないという有様だったということだった。

さらに、教員同士も仲が決して良くないし、そして、職員と教員は仲が悪かったりもする。

具体的には部署間の対立があからさまという状況。

まず、私の知人がある部署に配属されて一番、面を食らったのは、部署間のあからさまな対立だった。

ある人事というか就職紹介のような部署に配属になり、インターンシップに関する企画をやることになった。

だが、インターンシップに関する事を前任者からキチンと引継ぎが行なわれていなかった。

そして、部署のボスから、何の説明もされずに、仕事を押し付けられるという感じだった。

そして、他部署、いや、正確に言えば、教員からある問い合わせがあったらしい。それに答えようとしたら、その部署のボスが「回答する必要がない。」と問い合わせの回答を妨害したとか。

そういうことがあったらしい。

そのため、私の知人は困り果ててしまったらしい。

しかも、過去の表もよくわからん状態だったという。

そもそも、インターンシップって、相手の企業とか、校内の教員の協力が必要なわけで、新人にさせていい仕事では決してない。

それは、いきなり、企業にきて、プロジェクトリーダーを任せられるような事だもの。

ちなみに、前任者とその部署のボスは私の知人が配属された1年前に前任者がインターンシップ業務の際に、重大なミスをしてしまった事もあり、仲違いをしてしまったという事だった。

ただ、前任者からしてみれば、配属されて、いきなり、やれと言われ、そして、その部署から何の支援も援助も受ける事が出来なかったため、非常に怒り心頭の状況だったという話だ。

そういう状況で、私の知人は板挟みになってしまったと。

その結果、次にどうなったかというと、その部署の仲間の一人が、かつて、こういう事があったという情報を流してきた。その結果、インターンシップの業務は進んだそうな。

結局、それで、最終的には、インターンシップは成功したらしいが、その過程で、部署間の対立が、業務の妨害になるという事を学んだそうな。

そして、次に、無駄な化石からの拘束というのがいかに業務にとって害悪になるかということも学んだそうな。

というのも、いろいろと集計作業が多くあり、その作業の効率的なやり方をエクセルに関する本やワードに関する本を読んで、考えながら作業をやっていた。

ただ、TeamsにFormsというマイクロソフトのアプリが入っていたのだが、これを使えば、アンケートの集計業務などを効率よくやる事が出来ることを知ったので、それを使おうとしていた矢先、他の部署から、なんで、Formsを使わないの？というようなことを言われた。

でも、使えなかった。

その理由は、その部署のボスや仲間が非協力的だった事が原因。

というのも、その部署の奴は使い方を知らなかった人もいるが、面倒だから、やらないと公言していた連中もかなりの数いたそうな。

特に、その部署のボスは「無理をして、Formsにする必要はない。」の一点張りだったそうな。

それで、もはや、その部署に未来はないので、今年は従来のやり方をするが、来年は、効率的なやり方が出来る様に、キチンとやり方を調べておくということをやったそうな。

結局、人手不足のくせに、自動化といったことを考えず、大量の人員が必要な人海戦術が必要なやり方をやっていれば、新人に負担がかかるのはあたりまえ。

時代にもはや合わない化石のやり方が非常に害悪になると考えたそうな。

そして、既得権益を得て、ずっとその部署にいると新しくかつ効率がいい・・・というか、人員不足を補うための技術に手を出す事にならないと、そういう職員による怠慢を非常に問題視していた。

だから、来年の担当者には、決して、無理な事はさせたくないので、マニュアルを作ったり、経緯を書いた紙を用意しておくと言った工夫をしているそうな。

こういうことが今年あったそうな。

そして、仕事上の問題もあったけど、それ以外に、唖然とするような事があったそうな。

(その2へ続く)