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賞味期限


私が文章を書くのには賞味期限がある

私は時は常に移ろいゆくものだと思ってる

今日感じていたことは明日感じていないかもしれない

今を生きるというのはきっと

瞬間を感じることだ

その時に
泉のように湧き出るもの
炎のように燃え上がるもの
風のように通り過ぎるもの…

私はその瞬間に立ち会いたい

そして

その瞬間を細かく噛み締めたい

感じきることで

私の中でまた新しい何かが産まれる

それがアートであったり猫漫画や櫃間家劇場であったり

私の文章はその時浮かんだものを書き綴るからどんどん劣化していく

でもそれは誰かの目に留まった時に
その人たちにとって新鮮に感じるかもしれない

くだらないと思う人も居るだろう

それであってもどこかの誰かの気持ちや感情に共鳴し
何かを生み出してもらえるのであれば
この文章はその人の中で生き返るんだと思う

文字の死と再生

それもまたおもしろい

私の中で命を燃やし過去となっていく

誰かの中で生まれ新しい力となっていくことを願う

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