「社会不適合者」と呼ばれる人たちへ
昔、「仕事に行きたくない」と弱音を吐いたことがある。
会社勤めで仕事に精を出している会話相手は、「社会不適合者はキツいぞ〜w」と返してきた。嫌な言い方だと思った、思っている。その時の景色や時間帯さえ覚えているくらいに。
数年後、その人は心を病んで仕事を辞めた。
こちらから見ると怪しげなサロンに通ったり、会社の在り方について色んな発言をするようになった。
自分を社会不適合者だと言うようになった。
あんなことを私に言っていたくせに。
その頃の私も、とっくに仕事を辞めていた。
友人がたくさんできて、遊びに誘われることも増えて、恋人とも仲良く、好きなことを勉強して、バイトも始めた。
仕事を辞める原因となった病気からは、今でも完全に抜け出せていないけど、あの頃とは全く違う世界で楽しく暮らしている。
私は私に合う道を探しながら生きている。私のような人がたくさんいることも知っている。そんな人たちが普通に働ける会社を探す。もっと生きやすい社会を作る。不適合なのは、私たちに合っていない社会の方だ。そんなものに染まってしまった人たちの方だ。
もう、何にも負けない。
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