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ぢごく準備中


もともと私はこの場に来たくなかった

不妊クリニックなんかに来たくなかった


感覚的に赤ちゃんはそのうち『できる』気がしたけど
2年も子どもができなかった立場では説得力ゼロ


『未妊』に医学的に対応したいと思う夫に
反対する自信も確証もない


結果的にここに来るハメになってしまった


これから『いかに私に問題があるか』が
一つひとつ医学的に検証され

その対応として
いろいろ痛いことや気持ちわるいことが始まる


それはさいしょから分かってる


ここまでの流れで

赤ちゃんができない状況を改善したかっただけの夫に
まったく悪意はなくても


わたしの中には


『妊娠していない』状況=よろこばしくないこと

もっといえば

『未妊』=女として悪または罪で

夫に原因がないと証明された以上

私がその責任を担わされ

立場的にその罪を裁かれ

罰せられる



解決策として身体的につらいことを強いられても

文句をいわずそれに耐えなければいけない立場


なぜなら妊娠していないから


妊娠を達成するまで私は罰から逃げられない

痛み苦しみもあまんじて受けなければならない



そういうぢごくの図式が
完全にできあがっていた。

人生どん底だけど、夢にむかって歩きつづけます。読んでくださってありがとう✨