お鍋に振り回された小学生時代の話🍲

ご挨拶

こんばんは☺️寒い日が続きますね❄こんな日は暖かいものが食べたくなりますよね。ということで、今日は暖かいものの代名詞、冬によく食べる部門ベスト5(私調べ)に入っている、お鍋にまつわるお話をしたいと思います。父の話に戻るので、また暗い話になってしまいますが、父のことは嫌いになっても良いのでお鍋のことは嫌いにならないで下さい(お前はお鍋の何なんだ)

家族の習慣

当時私の家は、毎週日曜日の夕食は家族皆が揃ってお鍋を食べることになっていました。ちなみに夏でもお鍋からメニューが変わることはなく、私はとても嫌がってた記憶があります。この暑い中なぜ熱いものを食べなきゃいけないのかと。今お鍋食べなくても死なないんだから、欲求のままに冷たいもの食べようよと。

今考えると、両親は「家族団らん」の象徴のように感じていたんでしょうね。家族みんなで鍋をつつくみたいな。めっちゃ暑いけど。せめて流しそうめんにしようよ。(しつこい)

そしてこの風習は、父が虐待・DVを始めてからも続きました。もちろん父が怒り狂ってる時は無理でしたが、落ち着いている時は一緒にお鍋を食べていました。母からすれば、父が落ち着いている時は前と変わらず穏やかだったので、良しとしてたのでしょう。しかし私は虐待・DV時の父を見てから恐ろしく、なるべく一緒にいたくないと思っていました。

お鍋事件ひとつめ

このお鍋の悪しき風習を通して、私の記憶にある限り2度事件が起こっています。

ひとつは、私が小学生中学年の頃、母が何とかご機嫌をとって父の機嫌が落ち着いた頃のお話。父が虐待・DVをし始めた頃のことです。

その日は久しぶりに家族でお鍋をしていたのです。食材が残り少なくなってきた頃、私はお腹いっぱいになって近くで絵本を読んでいました。すると父が私に対し何かを話しかけました。絵本に夢中だった私は、つい「うるさいなぁ」と返してしまったのです。
すると父は、「そうかそうか、お前らが俺をどう思ってるのかが分かった」と言い、そこら辺にあったチャンネルやクッションを投げつけてきました。散々怒り狂った後、父は部屋に戻っていきました。そして部屋でもこちらに聞こえるよう怒鳴り散らして来ました。

それを見た母は「あともうちょっとだったのに...」と泣きながら私を睨みつけました。私はその時、「やってしまった」と血の気が引いていったのを覚えています。いつものように落ち着いた父を見て、油断していたのです。

当時を振り返ると、まだまだ幼い子どもにそこまで気を遣わせないと生活出来ない家庭や両親に非があると気づけるのですが、幼い私は全て自分のせいだと思い込んでしまいました。私が余計なことを言ったから、みんな頑張ってまた前みたいな生活が出来るようになってきたのに...

お鍋事件ふたつめ

2つ目はまた別の日のお話。確か小学生高学年の頃だったと思います。

うちではお鍋の後によく雑炊を作っていました。私はその時月に一度の子ども向けお料理教室に通っていて、お料理やりたいざかりの年頃だったのです。

その時の私の役割は卵をかき混ぜることでした。父に「あいりがやった方が美味しくなる」と命令されていたのです。誰が混ぜても卵は卵だよ、味変わったら怖いよ、と今なら思いますが。

しかし、私はいつもは父がやっている味付けをやりたがりました。卵の役割を終えた後、母の「やらせてあげたらいいじゃない」という言葉もあり、調味料を入れていきました。

父の「それはそんなに入れないんだよ」「次醤油だよ」という言葉に「大丈夫！」と返しながら調味料を入れていくと、生姜を入れた時点で「なんで親の言うことを聞けないんだ！」とキレられました。

お料理教室に通っているだけあって、中々美味しく出来ていたのですが、父は自分の指示に従わなかったことが気に食わなかったようです。

その後のこと

この2つの事件があってから、私は断固としてお鍋を食べなくなりました。どんなに母にしつこく誘われようと、父に促されようと(父も落ち着いた後に罪悪感があったのか、私が来なくなると思ったのか、さすがに怒鳴れなかったようです。)完全拒否しました。お鍋以外の夕飯ないよ、と言われれば余裕で断食し始めたので、ネグレクトを心配したのか私だけ別の部屋や時間に取り皿にとったお鍋を食べたり、余った食材で簡単なおかずを作って貰えたりするようになりました。

まとめ

かなり理不尽な話ですよね。そして恐ろしいことに、その家族の中にいる間は理不尽なことを理不尽だと認識出来ないのです。子どもは純粋ですから、どんなにその子に非がなかったとしても、大人から「お前のせいだ！」と言われてしまえば自分を責めてしまう。一種の洗脳だと思います。私もこの時のことを親が悪かったのだと思えるようになったのはつい最近です。

結論を言うと、お鍋は夏に食べるべきではない、というお話でしたね(違う)

ちなみに私自身は大学生の間に友達とやった鍋パが楽しかったので、お鍋大好きです。キムチ鍋好きだけどいつもお腹壊しちゃう...

ここまで見てくださってありがとうございました🙇‍♂️また他の記事も見に来て下さると嬉しいです☺️