フリーランス、独禁法で保護 政府が年内にも指針
政府はフリーランスとして働く人を独占禁止法などの法令で保護する指針を年内にもまとめる。組織に属さずスキルを生かすような多様な働き方を法的な安全網の整備によって後押しする。取引する企業側が契約内容を書面で残さなければ独禁法違反につながる恐れがあることなどを明記する方向だ。
内閣府や厚生労働省などの試算では、国内のフリーランスは300万~400万人台に達する。曖昧な法的位置づけが原因で、不利な立場に陥りやすい。内閣官房の2~3月の調査では、企業から業務を受託するフリーランスの約