腹腔鏡下スリーブ状胃切除術、肥満治療、ダイエット

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術って知っていますか?

海外では意外とメジャーな手術で、一般的には、減量手術と言われている手術です。術式は違いますが、似ている手術を受けた有名人は、元力士の小錦さんです。

日本でもこの数年減量手術がある一定の条件を満たしている人は、保険適用で受けられる様になりました。理由は「寿命を伸ばすこと」なのだそうです。確かに肥満体型の人は、糖尿病や脂質異常症、脂肪肝、肝炎など、色々な病気を併発している方が多く、長生きできない方が多くいたのだそうです。

そこでこの、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は、高度肥満症や、病的肥満症に該当する方が対象となる病気の治療という扱いになるため、保険適用なのだそうです。

私も腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を受けることになりました

お会いした方はご存知の通り、私はとっても大きいです。信じられないかもしれませんが、こんな大きな私ですが、元々は163センチの50キロ前後とスリムだったのです。趣味はテニスで、大会で優勝したこともある程、没頭していましたが、ある日突如何の前触れもなく、腎臓病になってしまいました。

13キロも浮腫み、入院。腎生検の結果「ネフローゼ症候群」と診断を受け、スポーツ禁止、重たいものを持つのも禁止、基本臥床安静、塩分&タンパク質の摂取制限、カロリー多め摂取になり、腎臓食の栄養指導を受け忠実に守った結果太り出し、ダイエットとリバウンドを繰り返し、脂肪肝になってしまいました。

非アルコール性脂肪性肝炎、NASH

歩くこともまともに出来ないほど息切れ、怠さ、意識障害を起こして、入院。肝生検の結果、とっても怖く、予後不良の肝炎、NASHを発症してしまいました。NASHは治療薬も緩和薬も何一つなく、治療は食事と減量だけなのですが、何度もダイエットとリバウンドを繰り返した私は、全然痩せられない体質になってしまいました。

このままでは後数年後には肝硬変になるだろうと告知されていたのですが、どうすることもできず、諦めていました。肝臓が悪くなると、連動し糖尿病にもなるため、案の定、糖尿病を発症し、毎月の医療費は2〜3万円です。

毎月の医療費の下敷きになり、他にもたくさん不調はあるのに他の病院に行くことができずあちこち痛いし、歯も調子が悪いし、メガネの度数も合わなくなって、もうポンコツ状態です。

お腹に硬いしこりを発見

実は、夏ころからお腹に違和感がありました。お臍のあたりが硬くなっていて、お臍の窪みが浅くなり、広がっているような感じ。わかっていたけれど、病院にはいけませんでした。

来月給料が多かったら行こう。と思いながら半年程過ぎたころ、しこりが、ボコっと飛び出してきてしまい、硬くピンポン球ほどある大きさに、「癌だ」と思ったほどでした。

糖尿病の通院日に、先生に相談したところ、臍ヘルニアだろうという見立てで、治療法は、手術しかないということで渓仁会の外科に紹介状を書いてもらい、渓仁会の外科へ行くこととなりました。

その頃まさに渓仁会ではクラスターが発生している真っ只中だったため、すぐに手術ができないということで、春まで様子をみようということになりました。

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の話

その時に先生から「失礼は承知で言いますね」と前置きをされ、私の状況が、病的肥満症に該当すること、糖尿病、脂質異常症、肝臓病で、保険適用で治療を受けることができる該当者になると言われ、前向きに検討したほうが良いというお話しをいただきました。

ただし、北海道では、まだ北大と斗南病院くらいでしかできないので、手術を検討するのであれば、北大に紹介状を出します。ということで、北大に通うことになったのです。

どうして記事にしようと思ったのか

私自身が当事者になり、わからないことだらけで、調べているうちに、まだまだ需要がある手術ではないせいか、あまり体験談や当事者の記録を見つけられませんでした。

そして、手術を受けるにあたり、2ヶ月ほどご予約の受付を休止しなければいけなくなることから、このメディアで記事にしていくことにしました。

そして、これから腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を受けられる方や、検討している方に役立てばという思いがあります。

これからは、具体的な内容も記録していこうと思います。
興味のある方はお読みくださればと思います。

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