人生はじめてのひとり旅で見上げた星空
アドベントカレンダーの詳細が気になる方は、こちらをご覧ください。
こんな人が書いています
今回のテーマ「星座〜人生の点と線〜」。
最初にアドベントカレンダーの知らせを受けたときに、テーマを読んで、
「noteはプライベートでは初めて書くし、何が書けるかなんてわからないけれど、テーマに惹かれる…書きたい…!!!」
と衝動に駆られて、日程を決めるExcelスプレッドシートを開き、日にちは2番目の7月2日を選んだ。
今日7月2日は、まーさんの次の日ということと、
今一緒に学びを深めている、THE COACH Academy インテグレーションコース3期(プロコース16期)とのオフ会の開催が決まっていたので、これも何か意味があるように感じられて、背中を押されるように筆を取ることにした。
ひとり旅への出発
2023年6月16日から6月22日の7日間、私はひとり旅に出た。
人生で初めてのひとり旅。
基本的にアウトドアで旅行好きの私だが、気づけば完全にひとりの旅は行ったことがなく、移動だけ単身のことがあってもこれまでは常に誰かと時間を共にする旅であった。
今回とあるきっかけで旅に行く機会をもらい、私はひとり旅を選択した。(2人以上での旅ももちろんOKだったが、あえて1人を選んだ)
少し前の自分だったらこの選択はしなかったかもしれない。
これまでの自分だったら、こんな声が自分から聞こえてきて、やめていたと思う。
でも今回は、それ以上に自分からこんな声が聞こえてきた。
これは今思うと、会社の中でも内省を深め、THE COACHでコーチングを学びながら自分自身もコーチングを受けてきたからこそできた選択だと思う。
ここで、コーチングとの出会いとここまでのプロセスを記したくなったので、少し時間軸を戻したい。
コーチングを学び始めた1年前
私は、2022年6月18日からTHE COACH Academyでコーチングの学びを始めた。
コーチングを学び始めた理由は、2つある。
1つ目は、「所属しているSHE株式会社が”ライフコーチングカンパニー”と自社を定義しており、コーチングのメソッドがプロダクトにふんだんに詰まっているので、学習を通して理解したいと久しぶりに好奇心が湧いたから」。
2つ目は、「友人や知人から相談を受けることが多いものの、体系的な学びがないままに経験則や感覚だけで答えることに限界を感じ、相談に乗っている自分にも自信が持てなかったから」。
好奇心に赴くままに純粋に学習を楽しみたかったし、せっかく相談を受ける機会があるのであればその時間は最大限良いものにしたいと思っていた。
色々なコーチングスクールの体験会や説明会に参加したが、座学よりも実践が多く、身につけられるコーチングの在り方に惹かれたTHE COACHに決めた。
幸いにして基礎コースで学びを共にする大切な仲間に出会い、その後の応用コースも含めて学習を継続することに決めた。自分でも驚くほどに自然な決断だった。
コーチングを学び実践し続けたこの1年間
恥ずかしながら、社会人になってこれといった学習はしてこなかった私だが、自分でもびっくりするぐらいコーチングには楽しくのめり込んだ。
新たな学びに自分の心がとっても喜んでいる感覚があり、平日の朝/夜や土日を使って学びと実践を続けた。
2022年8〜9月に応用コースを受講し、その後も実践を続け、2023年2〜7月でプロコース(現インテグレーションコース)を受けている。
ちょうど来週7月9日にコース修了予定だ。
途中で息切れしかけたこともあったが、各コースの同期に恵まれ、THE COACH Lounge(THE COACHのコミュニティ)で出逢った皆さんに恵まれて、支えられながら一緒に学びを深めることができた。
(出逢ってくれた皆さんに心から感謝・・・!)
この1年間の学びの旅路は、先日ちょうど1年記念日に基礎31期の一部のメンバーと声で収録しているので、ぜひお時間がある方は聴いていただきたい。
楽しいだけではなかったこの1年間
ストレングスファインダー1位が「ポジティブ」の私は、
学びを振り返ると「楽しい!」が先行しがちだが、決して順風満帆ではなく苦しくて涙を流したことも数知れず。
悶々とした日々も多かった。(ぶっちゃけ今も悶々としていたりする笑)
途中でコーチングが分からなくなって、不安だけどとにかくやってみたこともたくさん、コーチとして一歩踏み出したいのに踏み出せない瞬間もたくさん。(ぶっちゃけ今もわからないことや不安も大きい笑)
そして、その時その時に”初めましての知らない自分”に多く出逢って、直視したくない自分も居て、「29年間生きてきて、なんでこんな自分のこと知らないの?」と憤ったこともあった。(ぶっちゃけ今も自分のことは世界で1番わからないと思っている笑)
この1年で自覚した特に直視したくなかった自分
読んでいる方の中には、「え、それ直視したくない自分なの?」と思われる方もいるかもしれないが、人にはそれぞれ生きてきた人生があって背景があるので、私には目を背けたい自分だったと捉えていただけると有難い。
その後、会社での内省をする機会を存分に活かしたり、マイコーチ(コーチングセッションを受けているコーチ)との関わりの中で、だんだんと玉ねぎの皮が剥けてきて、ありのままのつるんつるんの自分が見えてきたように思う。
その自分をさらけ出せる場があることもとても有難かった。
2022年9月にあった会社での自分のVisionを語る機会でも、「良い子を辞める」ことを全社員の前で宣言し、自分をさらけ出して、心が裸の状態で最後に踊った。
イニシエーションとして、マイコーチと約束をして、大事にしているダンスで”ありのままの自分”を表現して同期に届けるということもした。
”みんなの人生の温度を上げていくアーティスト”
というビジョンも言葉にできた。
こうしてもがきながらも自分に向き合ってコトに向き合っていたら、会社でも大好きなVisionを少しずつ体現できるようになってきた。
この1年はとてもとても濃くて長く感じるが、振り返ってみると、どの出来事も全て必要なプロセスだったと感じている。
濃密なひとり旅の7日間
そんな1年間を過ごした私が、今年6月にひとり旅に出た。
今回旅先に選んだのは、石垣島。
一度訪れたことがあるが、土地に惹かれるものがあり、悩まずに決めた。
まだ訪れたことのない離島にも行きたかった。
そして今回拘ったのは、
出来るだけ歩いてゆっくりとその土地を五感で味わうこと。
今の自分は何が受け取れるのか、とても好奇心が湧いていた。
ここにまず自分の変化を感じた。
これまでだったら、事前に計画をみっちり立てて無駄なく効率良く回ることを考えていたと思うが、今回はその時の気持ちを大事に自由に決めたいと、ある程度目星だけつけてノープランで行くことに決めた。
1日目〜4日目は主に石垣島の土地を歩きながら巡った。
歩いてみると感じることが本当に多い。
音、匂い、目に入るもの、触感、その土地からの情報をまっすぐ受け取れるのが嬉しかった。
もし隣で誰かが歩いていたら、会話や様子に気を取られて受け取れないものもたくさんあったと思う。
(もちろん誰かと行く旅も新たな発見があるし思い出を共有できるので好きではある)
ご飯も行きたいところに気分で入って食べて味わうのが心地よかった。
そして4日目に離島ターミナル内をお散歩していた時にふと目に入った「星空ツアー」の文字。
このnoteのテーマを思い出して、何かに呼ばれるように申し込んだ。
石垣島で見上げた星空
6月の石垣島は梅雨シーズン。
雨が降る上に雲も多い。
実は4日目の夜に申し込んで観測地点に向かったけれど、雲の影響で全く星空が見えなかった。
延期になって5日目の夜、
梅雨の時期なので、ガイドの方も参加者もソワソワしながら、
みんなで小さなアウトドアチェアを出し、双眼鏡を片手に空を眺める。
リベンジの夜は、最初は雲が厚くて星が見えない時間が続いた。
首がだんだん痛くなってくるが、きっと見えると信じて首の後ろを両手で支えながら空を見続ける。
すると、ようやく雲が薄くなってきて見えてきた1番星。
祈るように見続けると、だんだんと雲が薄くなってきて綺麗に見えてきた星たち。
双眼鏡で覗くと、肉眼では見えなかった小さな星たちも見えて、こんなに多くの星が輝いていたのに見えていなかったことに驚く。
自分の星座のおとめ座も、人生ではじめて肉眼で見えた。
それから、待って、待って、待って、待ち望んだ結果、
ついに現れた、そら全体に輝くいっぱいの星。
見渡す限りいっぱいに星が見えた瞬間は、本当に本当に忘れられないほど綺麗だった。
星空に抱きしめられるような感覚。
でも、また少し経つと少しずつ見えなくなっていく。
もどかしい。。。
でもずーっと見つめていると、
不思議とだんだんと空模様が自分と重なるようにも思えてきた。
雲が晴れた時には、全ての星たちが光り輝いて繋がって壮大な星空が見える。
でも雲がかかると、一部しか見えない。
星がまったく見えなくなることもある。
そんな空を見上げながら、
この1年、何かに囚われて自分に向き合えていない時は、視野が狭くなって、自分のありのままも分からなくなって自分を見失っていたことを思い出した。
自分の才能も見えなくなっていたなと。
そんなことを考えながらしばらく時間が経ち、気づけば、
”いつも全部が見えなくても良いよね”って思う自分もいた。
見える時はタイミングがあるのだと思う。
見えてなくても星は光続けている。
雲が晴れた時に、星が繋がってきれいな星空が輝く。
前の自分だったら、
”最初から最後まで、全部綺麗に見たかった!!”
って思っていたはずだ。
でも、今は、雲に見え隠れしながら光る星空を幻想的に感じる、自身に重ね合わせる自分がそこにはいた。
奇跡的に一瞬雲が晴れて、石垣島の東の空に夏の大三角が綺麗に見えた時に思った。
「これは自分に向き合った、自分のこの1年間の歩みを抱き締めるご褒美だったのかもしれない」
と。
星空がいつだって綺麗に見られるわけではないのと同じで、
自分が歩んできた道のりだって見えなくなったり忘れたりすることもあるかもしれない。
でもそんなときに、このnoteが私にとっての一番星になることを心から願う。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
私のこの1年のプロセスは、stand.fmに自分のタイミングで声で残しています📻
もしお時間がある方はぜひ。
近々コーチとしてクライアントさんの募集もさせていただく予定なので、気になる方がいらっしゃればぜひお気軽にお声がけください。
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