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異常遠征狂記(11)〜夏旅❷〜

※夏旅❶はこちら

安定のDBに巻き込まれつつ、何とかヒルデスハイムに辿り着いたオタク。

気力を充電したのでいざゴスフェスだ!!!!

3 M'era Luna

昨年も参戦したゴスフェス。
※フェスの概要は下記note内にありますのでよかったら読んでね!


今回は手練の姉御が一緒なので、オタクは後をついてまわる感じです。

姉御にゴスっぽいメイクを施していただき大喜び。

メタルフェスにはメタルマーケットがありますが、ゴスフェスにもゴスマーケットが存在する。山のようなパッチの店などヤバそうな匂いがするメタルマーケットと違って、ゴスマーケットには美しいものがたくさん置いてありました。

優雅だ

まずはとりあえずテントステージのEisfabrikをチラ見、メインステージでLOTLThe 69Eyesを観る。どちらも退廃的で低音ボイスのとってもゴシックメタルですが、LOTLは隠しきれない変態色が滲み出ていてThe 69 Eyesはベテランの色気漂うステージでした。

LOTL
推し(怖い)

今回はLOTLのサイン会があったので、ステージを観た後はそちらへ。和気あいあいとした雰囲気でした。ClassとGaredの写真を撮らせていただいたら、とても可愛かった。旗!覚えてるよ!と言われた。感無量。オタクは相変わらずカオナシ状態で、ほぼ喋れませんでした。

かわいい

テントステージでNachtmahrを見て、またフラフラ。ドイツを代表するゴス系の音楽雑誌、Sonic Seducerが出店していたので過去号をゲット。CDも大量に並んでいてそそられましたが、ガチでCD漁りを始めるとそれだけで終わりそうなので耐える。荷物の重量制限を超えると大変よろしくないので...

合間にビールとコーラがミックスされた謎の飲み物を飲みながら歩いたりなどをします。

ビールとコーラを混ぜた味がします。


この辺記憶がとっても曖昧なんですが、確か姉御から連絡がきたので姉御と合流して、LOTLのメンバーに遭遇しました。

あ、あ、……

そそくさとお写真撮っていただきました。

そのままテントステージの方に向かっていると、ゴスいミッ〇ーMassive EgoのMarc Massiveさんにも遭遇。

Marc Massiveさん

Massive Egoの出演は2日目だったのですが、下見に来ていたというとても真面目な方でした。Massive Egoはもう活動していないのが寂しいですね...

そんなこんなであたりもすっかり暗くなったところで、テントステージでLondon After Midnightを観ました。黒リップに薔薇と十字架のような絶滅危惧種のコッテコテのゴスで、「あんな古のゴス久々に見た」と2人でずっと言ってた気がする。

LAM
エリア内にはこんなのもありました

Ministryなども観たような気がするけどあんまり覚えておらず、これで1日目は終了。

この日は頑張ってツインテールにしたんですが、重さで頭が痛くなってしまった...

2日目、朝の動きが鈍く出遅れる夜型人間。
テントステージでAesthetic Perfectionを観て、サイン会に行ったら何故かチョコを貰いました。

暑さでデロデロになる

その後はメインステージで楽しいフォークメタルSaltatio Mortisと音も見た目も体育会系のFront 242を観て、テントステージでHocicoを観た後Eisbrecherを完全スルーして、寒さに震えながらシャトルバスでホテルに帰りました。M'era Luna終わり。

オブジェ


翌日、姉御と別れ私はニュルンベルクへ。

ニュルンベルクにはEMPのお店があったので、夕方に旧市街を散歩しつつ行ってみる。

堂々たるメロイックサイン🤘

Kissin' DynamiteのバンTなど、何枚か服を購入しました。

ニュルンベルクのAltstadtはぐるっと壁に囲まれているので分かりやすいです。

Handwerkerhof


心地よく疲れて、その日は早々に就寝。
次の日はバイロイトに行くことにしました。

4 バイロイト

ニュルンベルクからは電車で1時間弱で行けます。

バイロイトといえば、クラシックの作曲家ワーグナーリスト

特にワーグナーに関しては、自身の楽劇を上演するために作らせたバイロイト祝祭劇場があり、ワグネリアンにとっては聖地。
恐らく世界一チケットを取るのが困難なクラシックコンサートであろう「バイロイト音楽祭」も有名ですね。
ワーグナーのあのプログレッシブ・ロックよりも長い楽劇を何作もひたすら演奏するというやつ。確か30公演くらい。実に狂っている。

そのため音楽祭の時期は人も多く賑やかになりますが、普段は穏やかで静かな街です。

まずは例の祝祭劇場へ。メインの観光地や買い物エリアは中央駅から南側になりますが、この祝祭劇場は、駅前の大きな道路を道なりに北側に進んで行ったところにあります。真正面に見えてくるのでかなりわかりやすいです。

正面、綺麗なお花が特徴的
コジマの彫像
ワーグナーの彫像も。

外ではグッズなんかも販売されていて、謎に扇子とか売ってた。

私はとても澄んだ可愛らしい音で奏でられるヴァルキューレの騎行のオルゴールを買いました。勇ましさの欠片も無くなってて面白かったのでつい...

手のひらサイズ

次は南側にある、ワーグナー一家が生前暮らしたヴァーンフリート館へ。途中で中々雰囲気のある彫像に遭遇。

ヴァーンフリート館内にはワーグナー博物館と、ワーグナーのお墓があります。

入口
堂々たる佇まい


博物館内にあった、スコアのようになっていて、タップすると音が鳴ったりページを捲ると異なるコンテンツが出てくる仕掛けがとても面白かった。

なお、ワーグナー博物館の直近にはリスト博物館も存在するんですが、街全体がワーグナー推しのようで、ワーグナーやワーグナーの作品ゆかりのエピソードの紹介とともにそこかしこにミニワーグナーが建っておりました。

池田理代子先生...!

こんな感じで至るところにあるので、あちこち探してみると面白いかもしれません。全部見つけるのは相当大変そうですが、チャレンジしてみたい方は是非。

だいぶお腹がすいてきて、目的も達成したのでワーグナー通りで食べ物を探していたところ、いい匂いのする行列を発見しました。
Bratwurstという伝統的なソーセージのお店でした。Brötchenというロールパンに挟んでマスタードでいただく、いわゆるホットドッグのような感じ。ソーセージがパリパリジューシーでものすごい美味しかった。

2本刺し

ドイツ人が行列するくらいのお店、大体はずれない気がする。パッと買って気軽に食べられるところもいいですね。書いてたらお腹空いてきた...
これを食べに行くためだけにバイロイト行きたいくらい。

美味しいソーセージとパンでお腹を満たしたら、ニュルンベルクへ戻り、今日のプチ観光は終わりです。

次回はSummer Breezeという大型フェスに参戦します。まだ半分くらいなんだよなあ...

観光地じゃん

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