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異常遠征狂記(2)〜初めての遠征❶〜
「好きなバンドを観る」を目的とした初めての海外遠征は、2017年8月でした。
※古の記憶を辿っているので曖昧な部分が多々あります💦
さて、初の海外遠征にあたっては、必ず初めにやるべき事がありました。
・パスポートの残存期間の確認
ヨーロッパに遠征するには、パスポートの残存期間が「シェンゲン協定加盟国出国時より3ヶ月以上」必要な場合が多いです。残存期間が半年未満になっていたら更新した方が安全。
私のパスポートは既に切れていたため、新しくパスポートを作りました。
日程を組みつつ、初日と最終日が決まったら日本からの往復航空券を購入。並行して、行くのが確定したライブやフェスのチケットを確保し、ルートや交通手段を決めつつ日程を固めていくというスタイル。
航空券はどんどん値上がりしていくので、日程の最初と最後だけは早めに決めてしまいます。
今回の遠征のおおまかな日程はこんな感じ。
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出国→デュッセルドルフ🇩🇪滞在
→Into The Grave(フェス:1日目のみ)/レーワルデン🇳🇱
→M'era Luna(フェス)/ヒルデスハイム🇩🇪→Sabaton Open Air(フェス)/ファールン🇸🇪
→ヘルシンキ🇫🇮滞在→Wintersun/タンペレ🇫🇮
→Feuertal Festival(フェス:1日目のみ)/ヴッパータール🇩🇪
→聖地巡礼→帰国
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では早速、旅に出ましょう。
タイ航空、バンコク乗り継ぎでドイツへ向かいます。バンコクで5時間の遅延。先行き不安である。
1 デュッセルドルフ滞在
フランクフルトに到着、入国審査を抜けた後まずはケルンへ移動。大聖堂が駅を出て目の前にあるのはコスパがいいですね。スーツケースを引きずっていたので中へ入るのは断念。
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更に電車で、ベートーヴェンの生家が有名なボンへ。
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ボンではベートーヴェンの生家を全スルー、シューマンが晩年を過ごしたというサナトリウムを見に行く。
中央駅(Hauptbahnhof)から徒歩25分くらい。
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満足したので中へは入らず帰りました()
ハイドン通りやベートーヴェン通りなど、通りの名前を見るのもひとつの楽しみ。
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アルバムを漁ったらなぜかミュンスターにも行っていたらしい。
滞在地デュッセルドルフでは街中を多少歩き、
いわゆる家電量販店Saturnへ。目的はCDを買うこと。
ディスクユニオンのようなメタルだらけのCDショップは滅多に見当たらないので、ドイツでメタルのCDを買いたければ、まずSaturnに行ってみるといいよ。
メタルフェスでも、レーベルやショップが出店している場合があります。
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(最も沢山メタルのCDがあるのは、おそらくハンブルク中央駅近くのSaturnだと思います。)
2 Into The Grave
デュッセルドルフでの滞在を終えたら、Into The Graveというメタルフェスへ向かいます。
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まずは電車を乗り継ぎ、オランダ北部の街Grouへ。フェス自体はLeeuwardenでの開催ですが、宿泊先が見当たらず電車で20分ほどの隣町Grouに宿を取りました。
Grouは小さくて静かな町という感じ。
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湖があり、湖畔にはヨットやボートが停泊していたのが涼しげで、夏場には心地よかった。
Into The Graveの会場は、街中の公園というか広場というか、こんなところでメタルフェスやるのか?という雰囲気。綺麗な街並みの中にむさ苦しい黒Tシャツがわらわらいるのは大変異様な光景でした。
ステージはひとつのみ。
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お目当てだったPowerwolfを始め、今まで画面の中の存在だった人達が目の前で動き、爆音でメタルを奏でているという状況が中々現実的には感じられなかった。全く知らない土地に五感を刺激されつつ、周りの知らないメタラーとぶち上がる感覚もここで初めて味わいました。今やすっかり中毒。
フェス自体は2日間開催でしたが、参加は初日のみ。
理由はまた電車でドイツに戻り、次のフェスに行くためです。
3 M'era Luna
オランダのGrouから電車でドイツ国内へとんぼがえり。
...のはずが、朝ホステルのフロントが開いておらず大幅な遅延。果たして間に合うのか?!と焦りつつ向かう先はM'era Luna。
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こちらはメタルフェスではなく、Synthpopやインダストリアル、オルタナ系が集う"ゴスフェス"。
会場はヒルデスハイムの北の町外れの野っ原。
ステージは野外のメインステージと屋内のテントステージの2つ。テントステージは人の量次第で入場規制がかかることもあります。足元はあんまりよくないので、ブーツで歩くのはちょっと大変かも。
なお、例によって例の如くヒルデスハイムの宿は埋まっていたので、宿泊先はハノーファーに。
そこそこ人の来る野外フェスの近くにホテルを取りたければ、翌年の日程が出た直後か出る前に予測して抑えないと無理。
という教訓を得た。
急いでハノーファーのホテルにチェックインして、電車でヒルデスハイム駅→確か徒歩で会場まで行った気がする...徒歩40分くらいかかった。
メタルフェスとは違い、バッチリ化粧をキメた美しいゴスお姉様方が沢山闊歩していらっしゃる。
眼福。ゴスマーケットやファッションショーなども開催されていて異空間。
こんだけ綺麗なお召し物とお化粧なのに結構な人数がテント泊なの、おかしいと思う。ドイツ人なんであんなキャンプ好きなんだ。謎。
M'era Lunaは2日間とも参加しました。
初日はKMFDM、Covenantなど数バンドを拝観。
私的メインは2日目の方。
お目当てのBlutengelやMONO Inc.、And OneSchwarzer EngelやMegaherzと目白押しで、多分ほぼメインステージに貼り付いていた。
あまり飲まず食わずの状態でずっと観てたので若かったんだなあと遠い目です。
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Blutengelは退廃的で妖艶なダンサーもいる豪華なステージ。Chris Pohlさんはオーラが凄くてあまりにも美しかった。
MONO Inc.は見た目地味だけど、『Children of the Dark』はじめキャッチーな名曲の数々に笑顔。
ヘッドライナーのAnd OneではNaghaviおじ様のパフォーマンスに魅せられつつ、心弾むリズムに踊り、ヘットヘトになった後夜中に40分歩いてヒルデスハイム駅に戻り、朝イチで(確か)ハノーファーの宿へ。よく生きてたな...今はもうこんな芸当はできませんwww
次回は中盤戦、ハンブルクを経由してスウェーデンへ突入していきます。
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