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ランニングと老化

おはようございます!ランニングコーチの大野です。

ランニングをしていたら、誰しもが
「健康で長く走っていたい!」
と思ったことはありませんか。

運動は身体にもいいし、今のままでも問題ないのでは?と思う方もいるかと思います。
しかし、ランニングと老化防止の相性はなかなかに悪いです。
今日は何も対策をしないとやばいよ、、ということをお伝えいたします。
それではいってみましょう!

ナゼ人は老化するのか。

そもそも老化とはどういう状態か知っていますでしょうか。

老化とは一言でいうと「細胞の生まれ変わりが鈍化する」ことです。
具体的にどういうことかと言うと、細胞が日々新陳代謝をして生まれ変わっていることはご存知かと思います。

え?生まれ変わっているのになんで老けんねんって話ですよね。
それは、身体に大きく3つのことが起きていると、この細胞の生まれ変わりが上手くいかなくなると言われています。

その3つとは
炎症、糖化、酸化
です。
これらが、影響して新陳代謝ができなくなり老化という現象を引き起こしています。
ただ、完全に止めることは不可能です。
完全な酸化を止めるには呼吸を止めなければいけないですし、糖化を防ぐには糖質の摂取を断絶しなければなりません。
諦めないでください。
日々の習慣で、この3つを抑えて老化の進行を遅らせることは可能です。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
実は以上のことから現代の研究では「老化は病気」と言われています。詳しくは分厚すぎて鈍器になりうる「LIFESPAN」という本をご参照ください。

炎症

まずは炎症。
僕たちの身体は燃えてます。
わかりやすい例で言うなら日焼けです。筋肉痛も炎症の部類です。
普通の状態では考えられない異常な状態は炎症が多いです。
内臓脂肪や異所性脂肪といった明らかに普通に生きていたら存在しないものも炎症の部類。身体は火消しのために一生懸命働くことになります。
このあたりの参考図書は「最高の体調」がオススメです。

糖化

続いては糖化。
これは、過剰な糖質を摂取すると体内のタンパク質や脂質と結合してAGEsという物質を生成します。これが、身体への炎症を起こし老化を起こします。(恐ろしい、、)
AGEsは体内で作られるだけじゃなく、揚げ物にも大量に含まれているので要注意。

酸化

最後は酸化です。
これは切ったりんごが黄ばんできたり、野菜が痛むのと原理は一緒ですね。
酸素は毒です。ガンガン走っていれば大量に酸素を摂取するためガンガン老化します。

以上、この3つが大きな原因となって老化を引き起こしています。
では、続いてランナーが特にやっている老化が進む行為TOP3をご紹介します。

老化が進む行為TOP3

日焼け

老化が一番目に見えてわかる場所はどこでしょうか。
そう、見た目、つまり皮膚です。
その皮膚の炎症である紫外線による日焼けは老化へ一直線です。
いつまでも若々しくいたい、不老不死になりたい
そんな人はドラキュラもドン引きレベルで、今日から全身タイツを身にまとうつもりで紫外線から逃げてください。

と言ってもランナーが紫外線から逃げるのは、難しいと思います。
そこで、対策。
「抗酸化」です。
酸に抗いましょう。
具体的には、抗酸化作用を持つビタミンCやアスタキサンチンという成分の摂取をおすすめします。
アスタキサンチンはビタミンCの抗酸化作用の6000倍あります。

6000倍です。

アスタキサンチンは主に鮭やえびに多く含まれており、鮭の赤い色素部分、あれがアスタキサンチン。

食事で摂取するのが難しい方はサプリもあるのでそちらがよいかも!

タンパク質不足

続いてはタンパク質不足です。
なぜなら、タンパク質は身体のあらゆるものを作っているから。
例えば、皮膚や筋肉、髪の毛などなど。車を例に出すと、車のボディを作っているのがタンパク質、ガソリンは糖質です。
老けない身体を作るには、ガソリンではなくボディを作るタンパク質が必要になります。糖質をたくさん摂取するのは、ボロボロの車にガソリンを大量に積む行為です。老化を防ぐなら、タンパク質を摂取して車を最新ボディにしてあげましょう。

どれくらい摂取すればいいの?と迷う方は
最低限
一日あたり
【自分の体重×g】

のタンパク質の摂取を目指しましょう。

例)体重60kgの人ならタンパク質は60g。
60gは手のひら分の肉、魚を約3つで60g。
150gの豆腐なら10個分。
卵も約10個分。


糖質の大量摂取

そして最後は糖質の摂取。
糖質を大量に摂ると、体内でAGEsが作られるので避けたいです。
特に気をつけたいのが糖質×脂質の組み合わせ。
例えば、ポテトやドーナツ、パンケーキ、ラーメン、チャーハンなどなど。
気をつけないと僕らの周りにはこの組み合わせばかりです。
というか、僕らが美味しいと感じる食べ物の大半がこの組み合わせです。。残酷

そして、ランナーと相性が非常に悪いです。
どういうことかというと、ランニングという有酸素運動は体内の糖質を消費しています。
つまり、ランナーは必然的に糖質を摂取したくなるのです。
ちなみに最近の研究では、タンパク質不足を解消しない限り糖質からの摂取は止まらないということも言われています。

まとめ

今回はランナーと老化という点をお話しました。
残酷な真実ですが、ランナーはアンチエイジングとは相性が非常に悪いです。しかし、諦めるのはまだ早い!
この知識があなたの老化を遅らせる事ができます。
今回お伝えした対策をすれば、きっとアンチエイジングできるでしょう。
更に詳しい内容を知りたい方はご紹介の本を読むとより理解が深まるかと思います。
それではまた!

ランニング教室開催しています。サブ3.5~サブ6のランナーで一人ではできないインターバルトレーニングなどの練習をしています。興味ある方はぜひお待ちしてます。


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