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幻の発起人/スタートするまで①

ショートムービー『START』の制作秘話を「スタートするまで」と題して紹介したいと思います。まず、なぜ3人の子持ちの主婦である私※がショートムービーを作ることになったのか…。実は、もうひとり、発起人がいたのです。この時点ではまだ平世監督は出てきません。といいますか、この時点では知り合いでもありません。

わたし、明知は、昨年5月よりポートレートを撮り始め、インスタにて写真を紹介していたところ、

11月、ある方より「写真のお仕事をしませんか?」とDMが来ました。

その内容が自分には難しいと判断してお断りをしたのですが、「とりあえず会ってお話しませんか?」と私からお願いをして会うことになりました。

それが幻の発起人の方です。以後、X氏としますね。

わりとすぐに幻の発起人の方は幻となりますが、その話はまた。

お会いして、私がポートレートを撮影していくなかで、俳優志望の子が春から上京して役者を目指すというお話や、すでに上京している子が事務所が決まらず苦戦している、といった話をしたところ。

「広島で見つかってない子が東京行っても埋もれるだけ。バイトに追われて終わる」

とX氏は言っており、

それには私もすごく共感しまして。

広島でも若い子が演技できる場がもっとあればいいんですけどね…

的なことを言ったところ、

自分でやれば?

と言われまして。

「そうですね。やりましょうか」

となりました。

「カメラある?」

「私のカメラ、ソニーなんで、映像も綺麗らしいです」(撮ったことはない)

「編集できる?」

「ソフト使えばたぶん」(大学のときに編集したことあるからなんとかなるかもね)

「脚本書ける?」

「脚本やってたので、書けます※」

※明知は結婚前に少しだけ脚本の仕事をしていたことがあります。

「じゃあ、やればいいじゃん」

的な流れです。

X氏は、

じゃあ、オーディションだ!いつにしようか!

と、その場でオーディションの日程も決まりました。

話は全く決まっていなかったけど、

青春ストーリーであること、広島が舞台であること、なんかは決めて、

舞台だって、オーディションの時点ではなんも話決まってないんだから!

とのX氏の言葉により、舞台じゃないけど、それもそうか、と、まずオーディションをすることになりました。

私は監督と脚本ができればしたいなーと。撮影と編集はだれかに頼もうかなーという思いはありました。(軽い…)

X氏は制作としてショートムービーを支えてくれるということでした。

X氏と初めて会った日にここまで決まったのです。


のちのち、平世監督に「ムービー撮れないのに、よくショートムービー作る気になりましたね」と言われたのですが、こういうことでした。

(つづく)

PHOTO:明知優子

次回はオーディションのお話です。


ショートムービー『START』5月1日(金曜)公開!

予告編はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=-XvuZi05gQ4







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