![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23701524/rectangle_large_type_2_a83e2671048d200af21b832baea3a86e.jpg?width=1200)
幻の発起人/スタートするまで①
ショートムービー『START』の制作秘話を「スタートするまで」と題して紹介したいと思います。まず、なぜ3人の子持ちの主婦である私※がショートムービーを作ることになったのか…。実は、もうひとり、発起人がいたのです。この時点ではまだ平世監督は出てきません。といいますか、この時点では知り合いでもありません。
わたし、明知は、昨年5月よりポートレートを撮り始め、インスタにて写真を紹介していたところ、
11月、ある方より「写真のお仕事をしませんか?」とDMが来ました。
その内容が自分には難しいと判断してお断りをしたのですが、「とりあえず会ってお話しませんか?」と私からお願いをして会うことになりました。
それが幻の発起人の方です。以後、X氏としますね。
わりとすぐに幻の発起人の方は幻となりますが、その話はまた。
お会いして、私がポートレートを撮影していくなかで、俳優志望の子が春から上京して役者を目指すというお話や、すでに上京している子が事務所が決まらず苦戦している、といった話をしたところ。
「広島で見つかってない子が東京行っても埋もれるだけ。バイトに追われて終わる」
とX氏は言っており、
それには私もすごく共感しまして。
「広島でも若い子が演技できる場がもっとあればいいんですけどね…」
的なことを言ったところ、
「自分でやれば?」
と言われまして。
「そうですね。やりましょうか」
となりました。
「カメラある?」
「私のカメラ、ソニーなんで、映像も綺麗らしいです」(撮ったことはない)
「編集できる?」
「ソフト使えばたぶん」(大学のときに編集したことあるからなんとかなるかもね)
「脚本書ける?」
「脚本やってたので、書けます※」
※明知は結婚前に少しだけ脚本の仕事をしていたことがあります。
「じゃあ、やればいいじゃん」
的な流れです。
X氏は、
「じゃあ、オーディションだ!いつにしようか!」
と、その場でオーディションの日程も決まりました。
話は全く決まっていなかったけど、
青春ストーリーであること、広島が舞台であること、なんかは決めて、
「舞台だって、オーディションの時点ではなんも話決まってないんだから!」
とのX氏の言葉により、舞台じゃないけど、それもそうか、と、まずオーディションをすることになりました。
私は監督と脚本ができればしたいなーと。撮影と編集はだれかに頼もうかなーという思いはありました。(軽い…)
X氏は制作としてショートムービーを支えてくれるということでした。
X氏と初めて会った日にここまで決まったのです。
のちのち、平世監督に「ムービー撮れないのに、よくショートムービー作る気になりましたね」と言われたのですが、こういうことでした。
(つづく)
PHOTO:明知優子
次回はオーディションのお話です。
ショートムービー『START』5月1日(金曜)公開!
予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=-XvuZi05gQ4
いただいたサポートは制作費に使わせていただきます。インタビュー記事へのサポートは出演者への出演料にも充てさせていただきます。