見出し画像

発熱の話

いつもお世話になっている
美容師さんと話をしていて
子どもの風邪の話になった

よく楽しい予定の前に
風邪をひくことが多くて
沖縄への旅行前は
ひやひやしていたけれど
なんとか体調万全で行けた

・・・と思ったら
なんと初日に熱が出て
そのまま4日間発熱を繰り返し
ようやく熱が引いて
遊べたのは最終日だった~~
という話

その中で
アイスノンやら冷えピタやらで
脇の下や頭などとにかく
冷やしたという話をしていて

もう過ぎたことだから
言うの迷ったものの
「それ実は逆なんですよー」
と伝えたらすごく驚かれた

話が盛り上がって最後には
「講義料払いたいくらい!」
「次の発熱で絶対試します」
と言ってくれて

自分が当たり前になっている
ことが人の役に立つって
こういうことか~と思ったので
今日の発熱の話を書いてみます

10年整体を学んだ中で
特にびっくりしたことの
ひとつがこの発熱の話

世間の常識は
「熱が出たら冷やすもの」

私も子どもの頃は
熱が出たと言ったら必ず
あの懐かしいオレンジ色
のゴムの匂いのする
氷枕を母が用意してくれた

おでこに冷たいタオル
を乗せてくれたりね

でも実は
発熱した時にするといいのは
冷やして熱を下げることではなく
体がもっと熱を上げられるように
サポートしてあげること

具体的にやるのは
足湯
ホットタオル
など
(やり方はまた別で書くね)

理屈はこう

体は体温を上げようとしている
今の状況ならばこれくらい
熱を出す必要があると
体の方ではわかっている

それなのに
冷やしたり解熱剤で熱を
下げてしまうと
また上げなければならない

余計な時間とエネルギー
を使うことになってしまい
かえって熱が長引くことに

体で一生懸命
熱を上げようとしているのならば
それを手助けしてあげることで
上がる必要のあるところまで
スムーズに上がっていく

体温が上がり
目的が達成されれば
熱は自動的に下がるので
結果 発熱が短くて済む

とそういう話
知ったときにすごく納得
したのを覚えている

他にもいくつかの
注意点

熱が上がっている最中は
寒いので服や布団を
しっかりかけて

上がり切ったら今度は
熱くて汗だらだら
その時にそのままにしておくと
汗を吸った服で体が冷えてしまうので
こまめに汗を拭いたり
服を変えるとよい

あとやりがちなのが
栄養つけなきゃと
食欲もないのに食べること

食欲がないのは
いらない証拠

消化吸収ではなく
発熱やウイルス退治に
集中させてあげる

水と塩とっておけば大丈夫
必要になったらお腹がすくから
頭で考えずに体の声をきく

そして
もう一つ大事なのは
熱が下がり切った時にこそ
体を休めること

熱がある時は
動けるならいくら動いても
良いのだけれど

熱が下がり切ったとき
(正確には平熱よりも
更に少しだけ下がるとき)
というのは
体が戦いを終えて
疲労している状態

その時に
体を休ませてあげる
頑張ってくれた体を
労ってあげる

そうすると
風邪がぶり返したり
この間もひいたのに
また風邪ひいた
とかなりにくくなる

後はまあ
熱出て休んで暇だから
と言ってスマホなど
目を使わないこと
(現代人にとって
一番難しいやつ)

せっかく頭や目が 発熱で
緩んで 疲労回復するはずが
変な緊張を残して
熱は下がったけど
咳が治らないとかって
ことになりかねない
(実体験あり笑)



発熱はもちろん
入ってきた菌やウイルス
を退治するためという
こともあるのだけれど

体はむしろ
ウイルスなどの力を借りて
発熱することで
体の調律をしようとしている
という見方が
私にはしっくりきている

上記に書いたような
ことに気をつけて
発熱を乗り越えると
体はそれ以前よりも
自然と健康になっている

詰まりは流れ
偏って疲労していた部分は回復し
フレッシュな栄養が届き
生き生きとした体になる

発熱って
他の機能を抑えて
体の回復力を上げた状態だから
それはウイルス退治のみならず
体全体が超スーパー回復モード
になるってことなのかなと

子どもは
疲れたときも
傷をこさえたときも
サッと熱を出して
サッと回復する

色んな発熱をしながら
体が丈夫になっていく
※親が心配しすぎないことも大事

大人になると
段々風邪をひけなくなり
熱も上がりにくくなる

39度以上の高熱が出せるのは
健康な証

スピリチュアル的にも
風邪をひくのは
フェーズが変わるサイン
とか言われたりするけど

あながち間違っていないと思う
上手に発熱を経過させれば
それくらい発熱前後で
体は整い 変わるもの

熱が出たら
これを思い出して
ひとつでも試してみてね

◎これは基本の話です
年齢や病気などご自分の体の
状態で各々判断くださいね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?