ふりかえってからみる、今の自分
#自己紹介 の募集があったので、それにちなんで書いてみたいと思う。
自己紹介なんて、子どもの頃にやっただけで、
大人になっての自己紹介は
これまでの自分のことを書きながら。
九州の中でも自然豊かな県で育ち(海が何より身近)40数年
生まれた時からさほど変わらない町の風景(いつになったら都会になるのだろうか)
物足りないけれど、帰省する人達は落ち着くのかな。
5人家族で3人兄弟の上が姉、下が弟の、自由奔放な真ん中。
幼少期から音楽が大好きで、ラジオも好きで、勉強より音楽が好きで
勉強なんて好きじゃなく、何より遊ぶことを優先した子ども時代。
勉強はあまり覚えていないのに、その当時聞いていた歌の歌詞は今でも忘れずに覚えていて歌えるから、脳内って、記憶って不思議。
自慢のような、自慢にならないような。。
習い事はピアノだったけれど、練習曲がつまらなくてクラシックというより、好きな Jポップを自分で譜面を買い弾くのが好きで、でもさほど上達はしなかった。
短大卒業後、地元の金融機関に就職。
何度も向いてないと、転職を考えて、もっと人と触れ合える、役立つのが目に見えやすい福祉の仕事に転職したかったけれど、転職がある意味一般的な時代でもなかったので、正職をやめる勇気もなく。
会社には結婚してる方が多く、年配の方に囲まれ、可愛がられていたので(若いというだけで)居心地は悪くはなかったけれど出会いなんてないようなものだから、ここにいても結婚なんてできないと思っていた。
ある日20代後半、仕事もこなせるようになった時期に大規模なシステム入れ替えが計画されることになった。
既存のシステム会社で継続するか、新しい別の会社で導入するかの検討がお偉いさんたちで検討されていた(これが私の人生を左右することになるとは)
結果は、まだ金融機関にシステム導入の経験が浅い会社に決まった。
予算の関係もあったみたいで。
その部署で経験が長かった私が女性上司の手下に任命され、システム稼働に向けての会議に同伴することになった。
その方がバリバリの完璧な仕事ができる方だったので、同伴といっても私は発言することもなく、座って聞いてるだけだから、とても有難いポジションだった。
関西から、そのシステム会社の方々が会議の度にやってくる。
ぞろぞろと。多い時は10名近くで。
参加して聞いてるだけの私は、お客さん用に出てくるお茶を優雅に飲みながら、社外の人と会うのがある意味新鮮で、机の対面にいる、ひとりひとりの顔を見ていた。
結婚適齢期だったので、システムよりその方々たちに興味があり。
その中に対象とする年齢の人が数人いた。
さらにその中に、私と同じようなポジションで、下を向き、何かを書き記し、発言することもなく、ただ座って聞いているだけの男性がいた。
「無表情で、暗そうな人だな。結婚相手として・・
無いない、絶対無理っ 」
と、なぜか落胆し、頭の中で品定めの会議をしていた。
そのくらい、新システムよりも、結婚というワードが適齢期の私には重要だった時期で。
皆さん出張で来ているので、仕事終わりにおもてなしをすることになり、
もれなく独身で時間のある自由な私が女性上司の同伴にまた選ばれた。
すると、その時にその上司が
「誰かいいひといない??すごくいい子なのよー!」
と、頼んでないのに私を全面にアピールしてくれた。
え!?この中にはいません、やめてぇええ、と心の中で思っていた時、
まさかの、あの暗そうな男性が、名乗りだされた(相手も押されてだけど)
顔も直視できず、でも確かにその人は誠実に真摯に対応してくれていた。
まさかの同じ年だと、その時わかった。
それから、会うことになり(会わされる)、これがまた、私の第一印象とまったく違って、ひとなつっこい犬みたいな人だということもわかった。
話を聞くと、全く違う部署にいたのに、やったこともないシステム部署に配属されたばかりだったらしく。
だから緊張で、あの暗い顔だったんだと理解できたけれど。
人生ってわからない。
その人が今の夫だから、今でも私の中では、人生わかんない話の唯一のたとえ話になっている。
転職したいともがいて、こんなところにいても結婚なんてできないと思っていたのに、結婚するのだから。
四国育ちで、関西の会社に就職し、それまでも住むところを選ばない夫が、偶然にも転職先があり、今は九州に住んでいるけれど。
今では、こんな住みやすいところないよ。食べ物もおいしいし。
と、私はここを出たことがないのが劣等感だけど
この地をとても好きでいてくれる。
悪い気はしないけれど。
私は簡単に転職できないし、暗いと見ていた男性は真逆の性格で、ポジティブで、なんでも人生を楽しもうとする、全く私が持ち合わせていないものを持っていた。
暗いと決めつけ、先入観や第一印象で人をみてしまう私と違い、
他人を自分の物差しではからない。
うらやましいくらいに。
だからこそ、足が不自由な私と結婚できたんだろうけど。
同じ年を生きてきて何で?と負けず嫌いな私はそれを不満に思うときがあるけれど。
色々な人がいていいんだし、楽しめばいいんだよと言われ、
シンプルに教えてくれる。
でもガチガチに固められてきた頭の中の考えは、
対照的な私はなかなか変えられないけど。
一緒にいるのがあたり前になった人に認められても、言われることにも慣れてしまう。
今は、このnoteで書くことで、やっと頭の中を整理し、書くことで考えも少し変わり、前向きな自分になったのは事実。
そして、熱心に書き、少々疲れ挫折しそうな私に、
楽しんで書けばいいんだよ、とまた言ってくれる。
仕事でもないし、こんなにがむしゃらに書かなくてもと思うけれど、
やっぱりなんだか楽しい。書くことも読むことも。
たくさんの人の想いや日常にふれるって、大切だなと思う。
どこか自分と重なったり、そうだな、そうなんだと思えたり。
かっこよく書こうとせず、これからも、思ったことをそのまま書いて伝えていけたらいいな。
お題は自己紹介。。
また機会があれば、続きを書いてみたいと思う。
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