フランス旅行記

今、妻とともに新婚旅行でフランスに来ているのは先週の記事にも書いた。今はフランスの色んなところをまわって再びパリに戻ってきたところだ。旅もあと少しで終わる。ちょうど日本食が恋しくなり始めた頃である。

初めてのフランス旅行で、ツアーや旅行会社にも頼らなかったので、右も左もわからなかったのだけれでも、他の人の記事に助けられたり、参考になった部分もあるので、備忘録に自分も書いてみようと思う。

空港からパリへ

シャルル・ド・ゴール空港に着いたら、ロワシーバスでパリへと向かった。空港とオペラ地区をつなぐバスでノンストップでパリへと向かってくれる。バスは定期的に出ていて、待合所に乗車券を買う自動販売機があり、クレジットカードが使えるのでそこで購入してバスを待った。なぜか待合室にはAmazonの箱から自転車を取り出している男性がいたけれども…。

メトロの乗り方

パリ市内はたくさんの地下鉄がある。地下鉄は他の交通手段よりも若干治安が悪いと聞く。実際ちょっと雰囲気が他とは異なっていて少し緊張する。けれども、親切な人もちゃんといる。パリ市内の中心地の1区〜6区くらいは治安も良いので僕たちは結構利用した。

切符は入り口の券売機で購入できる。目的地ごとに値段設定があるわけではなく、ある一定の範囲まではこの切符といった形で購入する。僕たちはAirbnbでパリ中心地に宿をとったので、一番基本的なTicket+というものしか買ったことがない。

購入したら改札に通せば中に入れて、電車を降りて改札を出るときには必要ない。しかし、たまに駅員に切符提示を求められるので改札を出るまでは持っておく必要がある。

フランスはスリ被害が多いらしく、特に観光客は狙われやすいので注意するに越したことはない。僕たちは事前に調べてウエストポーチや鍵付きのキャリー、バッグにつける南京錠を用意しておいたので、多分あまりターゲットにされなかった。

ちなみにそれでも被害には遭いかけた。パリではなく南フランスで、しかもメトロでなくTER(特急列車)に乗るときだったが、妻が電車に乗るときに阻まれて、どさくさにウエストポーチのジッパーを開け手を入れられた。そして電車のドアが閉まる瞬間に出て行こうとする。幸い被害はなかったものの、この騒動で僕たちは乗るはずだった電車を1本見送って、怖い思いをした挙句30分待ちぼうけをくらった。

メトロの駅通路は長く、階段しかないことも多い

日本と違ってエレベーターやエスカレーターが全くない駅も結構存在する。キャリー持っている時は抱えて階段を上り下りしなければいけないことが何回もある。また、メトロの通路はパリ市内の駅は結構長く移動に10分かかることもザラなので、時間ギリギリに移動するとだいぶ焦らされて疲れた挙句、間に合わないという現象が起きる。

パリのメトロはA, B, Cといった形で記号と色で表されているので、乗るべき電車がわからないということはなかったが、どっち行きかで迷うので次の停車駅や終着駅まで把握しておくと迷わなくてよかった。ホームに降りる階段の前に、路線の一部が書かれているので、次止まる駅がどこか確認しておくとスムーズにホームへ向かえる。

TGVとTERの乗り方

日本でいう新幹線にあたる乗り物がフランスのTGVだ。今回の旅で5〜6回乗った。全席指定で価格は需要によって異なるので、乗ることが決まっていたら早めに予約しておくと良い。僕もフライト前に全て予約しておいた。1ヶ月前に予約すると比較的安くとれるらしいので、早め早めに計画を立てると良い。僕はomioというサービスで予約した。日本語でわかるので便利だ。

前回の記事で書いた通り僕はTGVを逃したので、1時間前には駅に着いておくことをお勧めする。特にパリのモンパルナスやリヨンなど大きな駅はホームの他にホールというのがあって、基本的には駅に行って電光掲示板を見ないとどこのホールかわからず、ホールの移動は10分単位かかるので、ギリギリに行くととんでもないことになる。

また、どこのホームにこれから乗るTGVが来るかは出発20分前にならないとわからず、ホーム前の改札機は出発2分前には入場禁止になってしまうので、早めにホールに着いて電光掲示板を眺めておく必要がある。

TGVと後述するTERの改札機はチケットのQRコードをかざせば入れるのだが、なぜかSuicaなどのNFCが反応してしまい画面が切り替わってしまうので、前もって印刷しておくことをお勧めする。とはいえTGVの改札にはQRコードリーダーを持った駅員が必ず居たので、駅員のいる改札口へ行けばスキャンしてくれる。

一方でTERは基本的に駅員がおらず、改札口にかざす必要が出てくるので、そのときにNFC搭載のスマホはSuicaの画面が出てきてQRコードを隠してしまうという問題と格闘することになる。余裕があるならQRを印刷しておいた方がいい。ちなみに僕はiPhone12 Proなので、改札機にiPhoneをかざしてNFCが反応してる状態でSuicaの画面を(画面を見ずに)スワイプしてQRコードが表示された状態にするという謎のテクニックをこの旅で習得した。ちなみに妻はiPhoneSE2なのでこの技はできず、僕が妻の分もかざして改札を通させたりしていた。

ちなみにQRコードは1回かざすと2回目はかざしても改札が開かないので、もし逃してしまった場合はパートナーがあけた改札口に一緒に通ってしまってもいい気がする。TERで妻が全く改札を開けられなかったので、先に入場した自分が一回改札を出てQRを代わりにかざして、妻を通したのだけど、自分がQRで2度目の入場ができなかったので、妻に出口を開けてもらい逆走して入場した。ちなみにそのとき印刷されたQRコードが小さすぎて入れなくて困ってる方がいたので、言葉が通じない中でも身振り手振りで「もういいよ、入っちゃおうぜ!!」ってした。感謝された。正規のチケット持ってるし車内で提示を求められるからいいでしょ…。

ちなみに南フランスの地方の駅はそもそも改札がなかったりするので、ホームまで簡単に入れる。車内でチケット提示が求められないこともザラなので、チケットを持っていなくても多分乗れる。僕たちがスリにあったのはこのTERなので、多分あの人たちはチケットを買わずに乗り込んでドアの前でターゲットを探しているのだと思う。そういう理由から田舎の駅では特にスリに注意が必要だ。多分ニースが観光地なので観光客を狙うスリも多いのだと思う。

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