映画「あの娘は知らない」公開に寄せて
9/23(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となります映画『あの娘は知らない』について、
思っていることをしたためておきたいなと思い
久しぶりにnoteを開いて文章を書いています。
(長くなる気がしています)
過去の話に遡りますが、
わたしが過去に制作したオリジナルの映画(オムニバスは除く)『溶ける』、『真っ赤な星』に続いて、今回は3作目のオリジナルの映画になります。
(どちらも各配信サイトにて配信中ですので是非)
オリジナル映画とは名の通り、
原作モノと違い、作り手が0ベースから作ることになります。
今回は2018年に公開した『真っ赤な星』振りのオリジナルであり、作るにあたって、自分は今なにを描きたくて、なにがやりたくて、なにを思っているんだろう?と自らを省みるところからスタートしました。
この作品には、わたしが日常で感じていること、思っていること、傷ついた夜や、救われた行為が詰まっています。
そんな小さな小さな物語を
キャスト・スタッフの皆さんが丁寧に掬い上げてくださいました。
主演の福地桃子さん、岡山天音さんはとくに
ハードなスケジュールの中
わたしの個人的なお話も含めてじっくりと耳を傾けてくださり、
わたしはわたしでこの人たちの空気も言葉も、どんな小さな表情も、ぜんぶ取りこぼしたくないと思いながら撮影していました。
わたしは映画が大好きです。
映画館に行き、暗闇の中で誰にも邪魔されずにスクリーン一点を見つめながら
自分のことを考えたり、知らなかった価値観や世界を見せてくれる映画が大好きです。
遠方でしたり、映画館という空間が苦手だという方がいらっしゃるのは承知の上で
叶うならば、映画館という暗闇の中で観ていただきたいと切に願っています。
たった1人でもいい。だれかの心に届きますようにと願いながら作りました。
9/23〜新宿武蔵野館にて公開。何卒宜しくお願いいたします。
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