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「0歳からはじまるオランダの性教育」を読んだ。

私は、子育てにおいて、政治とお金の知識、自己分析、性教育、を特に大切にしたい。
今の日本人には、これらが欠如したまま大人になって、途方に暮れている人が多すぎるように思える。

なかでも性教育は、日本は「性の話題は隠すもの」のような認識が未だに浸透しているので、私はあえて積極的に綴っていこうと思う。そんなことを言っている場合ではないからだ。

私はこの本を読んだが、要約を記載すると著作権に触れる気がするので、私のオランダ移住への夢と絡めて、日本の性教育について考えてみようと思う。

0歳からはじまるオランダの性教育 https://www.amazon.co.jp/dp/4535563640/ref=cm_sw_r_other_apa_i_Jlx.DbQ516HN6

子育てと性教育の質は、そのまま国の質になる。

私は、今の日本は壊滅的だと思ってる。
性の話題に関しては、抑圧的で思い込みの強い、視野の狭い、都合の良い、マウントが蔓延してる。

私は私の赤ちゃんを、そんな男の子にしたくない。自他を生き物として愛し、生きることを楽しく思ってほしい。

性教育が中途半端な国では、ポルノで独学で勉強しようとしがちなので、認知の歪みが蔓延してしまうのだろう。だから、恋愛やエロ系のアフィリエイト記事はとても儲かっている。内容は、巧みに洗脳に誘導していて、とにかく最悪だが。

「犯されたい願望」のアフィリ記事を全力で否定したい。#日記|かわのあい @AiKawano6 #note https://note.com/aiminya258/n/n50a02059b12c

日本のすべての諸悪は「我慢させる教育」にあると思う。だからポルノでも、女性の心身を一ミリも正しく伝えていないものが多いように思う。
自分がさせられてきた我慢や精神虐待を、女性にすることで、復讐のような優越感を煽っている、とまで思える。まるでDVを正当化する心理だ。

「性教育や男女平等に関して、欧米基準で物事を判断しないでほしい」とか言う輩も居るが、日本が日本以外を全て「欧米」と一括りに言うメディアや一般人が多いように、他の国にとっても日本は「外国」または「アジア」でしかない。日本は自意識過剰気味だ。

「日本のフェミニストがまた湧いてるw」みたいな発言も散見される。私は、正直日本にずっと住んでたいとは思わない。日本にしがみつく理由が無い。

嫌なことは嫌、と声をあげる女性に「被害者意識乙w」とか言う男性も多い。どのみち男女がうまくやっていかないと国は子供いなくなって滅びるし、
子供ができたとしても、目指したい大人や社会が無かったら、そとに学びを求めて国外逃亡するだろう。

そして、日本のレイプ被害告発件数は仮に世界的に少なく見えても、それはセクハラが常態化しすぎているから。
小児性愛はいたずら(そもそも子供に「これは犯罪だから勝てる」という情報を教えないので大人に正当化されたら我慢しがち)、就活セクハラは泣き寝入り。単純な告発件数だけで他国と比較してはいけない。

日本とオランダの、性教育事情。

日本では、中学生に妊娠の仕組みは学校で教えてはいけないことになっている。妊娠しても責任をとれない年齢だから、と。東京の教育委員会からの抗議で、国が忖度してこうなったようだ。

そして日本は、生殖医療技術がしっかりしている故に、もしかしたら、生きていること、生まれること、が他の国よりも当たり前で、だから簡単に病んだり、自殺や自傷や中絶したりするのかもしれない。

一方、オランダは、性を悪いものだとすると余計に自己嫌悪や自尊心低下をまねくので、悪いものとしないで正しい知識をしっかり共有する、というのを選んだ国のようだけど、
もっと言うと、国の軌道修正が柔軟で早い。何のための教育かが、子供達のため、に焦点がちゃんと当たってる。

性を、赤ちゃんを大切にすること、ひいては自分もそうだから自分の心と体を大切にすること、という認識が浸透しているよう。
家庭も学校もメディアも図書館も地元も、オープンに真剣に普遍的に取り組んでいる。国語くらいには普遍みたいだ。

そもそも性教育は、自他を生き物として慈しむため。とても優先度の高い教育だ。

オランダの性教育は、車の免許みたいなものだと感じる。

車を運転するのは悪いことではない、でも事故は自他共に傷つけるので、安全で快適な運転を定期的に勉強する、というか。
車を運転する者として、自他の身と命を守る責任を持つために、危険と応急処置も詳しく学ぶ、というか。

そう思うと、オランダの幼少期の性教育は、交通安全みたいなもので。
車の運転を教えるまではいかなくても、車と自分のうまい距離感とつきあい方を学んで、「手をあげて渡る」とか「事故したら近くの大人に伝える」とか。
横断歩道を一生渡らず生きていけるとも限らない、それは性も同じだ。

だから、日本で言われがちな「性教育を早めたら、未成年の不適切な性交も増える」とは言えない。むしろ早期からきちんと考えるべきだと思う。

それは、子供が車に近寄らないと信じて「ここは車から見えないから、ここで遊んじゃダメ」とそもそも教えないでいる、と同じくらいに危険なことだ。
自分はどんな立場で、どんなことが性犯罪で性的虐待で、どう証拠を残して、どこに言って、応急措置はどこでどうするのか、親や先生は味方なのか、家庭でも学校でも話し合うべきだ。

「なんかおかしいぞ」は、生きる力。

もしかすると、日本は性教育を世界基準に合わせることで、今の大人や子供の、生きる悩み7割は解決しそうな気がしてきた。
でも、今の日本の男女感覚が、オランダや北欧レベルに追いつくには、99年半かかると言われている。

私は待っていられない。
だから、私は3年後を目標に、オランダに移住して子育てをしつつ、性についてのカルチャーショックを、記事で日本へ発信しようと思う。日本の常識に違和感がありすぎて気が狂いそうな人は、ぜひ読んでほしい。

日本の性事情は、「おかしいと思うこと自体おかしい」みたいにマウント取ってくることが多い気がする。

しかし、本来「なんかおかしい」と思ったら、海外の情報を見て、今の常識がなんのためにあって、本当に自分を幸せに導くのか、客観的に考える材料にしたって良い。
実際、政府が情報操作して国民の注意をそらして、嫌韓に論点をずらして着々と別件の忖度進めたり、消費税をわざと難しく増税したり、してるんだから。

多様性は大切だ、「なんかおかしいぞ」と感じることは大切だ。私達が無性生殖ではなく有性生殖なのは、多様性のためだ。様々な遺伝子を持ち、様々な考えを持つことで、生き延びてきたからだ。多数派に流れる必要はない。
常識を疑うことは、私達が人間として強く生きようとしている証拠だ。

おかしいと感じることは悪ではない。むしろ、生きるための力だ。
0歳からはじまるオランダの性教育 https://www.amazon.co.jp/dp/4535563640/ref=cm_sw_r_other_apa_i_Jlx.DbQ516HN6

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