What's 理学療法士？？
こんにちは。
現役理学療法士の旅人aimaalです。
今日は『理学療法士』の仕事について。
みなさん聞いたことはあっても
どんな仕事がご存知ない方も
多いのではないでしょうか？
いや、聞いたことすらないという方も
いるかもしれませんね。
『理学療法士』を知らない方
そして
これから『理学療法士』を目指そうと
考えている方向けです。
理学療法士って？
一言でいうとリハビリの仕事です。
様々な怪我や病気、長期間の寝たきり
などによって元の状態では
なくなってしまった。
そういったリハビリが必要な方に
起きる、立つ、そして『歩く』
こういった基本動作を再獲得するため
理学療法や物理療法を提供します。
でも5歳ぐらいの子供に聞かれたら
「患者さんを歩けるようにする仕事だよ」
と答えるかもしれません。
基本ヒトが二足歩行である以上
『移動する』ことは『歩くこと』だからです。
もちろん
車椅子生活をされている方もいます。
その方たちにも
車椅子の乗り移りの練習(移乗)や
車椅子自体の調整を行います。
どうすれば生活動作がスムーズになるかを
考えるわけですね。
ちなみに理学療法とは
・運動療法
マッサージや関節の可動域練習、筋トレなど
・物理療法
温熱、電気などの物理的手段を用いる
これらで身体の機能を良くすることです。
目標は？
大切なことは
ADL(Activity of Daily Living)すなわち
"日常生活動作"に繫げることなんです。
日常生活とは
トイレや入浴、食事や更衣、移動などです。
どんなに
身体が動くようになろうが
筋力が強くなろうが
トイレに行けなかったり
ご飯が食べれなければ
その機能は活かされてないわけですね。
スポーツ選手の場合は
身体の機能を上げて
"パフォーマンスupに繋げる"
ということになります。
日常生活動作が再獲得できれば
今度は買い物に行ったり
趣味活動をしたりと
"社会への参加"が目標となります。
どうやって学ぶ？
4年制大学や専門学校で学びます。
身体のプロになるわけなので
1,2年から骨や筋肉、神経などの
身体の構造や機能をミッチリと教わります。
4年間でいくつも病院や施設で
研修を受けます。
特に4年時は2ヶ月間などの長期研修で
実際に患者さんを診させていただきます。
まさに実践演習ですね。
大変だけど、この経験は大きい！！
そして医者や看護師と同様に
『国家試験』があります。
この試験をパスした人は
晴れて『理学療法士』として
働くことができます。
理学療法士の活躍の場は？
以下のように多様化してきています。
・病院、クリニック
・老健や特養と呼ばれる施設
・訪問リハビリ
・スポーツ現場
・区役所などの自治体の職員
などが挙げられます。
理学療法士の魅力は？
私も10年以上
『理学療法士』として働いていますが
一番の醍醐味は
患者さんの
"出来ることが増えること"だと思います。
これによって
笑顔になる、感謝される
そしてこちらも嬉しい気持ちになる。
このプラスの循環は
とても心地よいもんです。
求められる要素は？
問題解決能力や、探究心なども
勿論必要です。
ただし、私が考えるに
まずは患者さんの話をしっかり聞けること。
これはかなり大事です。
リハビリが必要ということは
何かしらの障害があって
精神的にも落ち込んでるんです。
ここで傾聴できるか。
そして笑顔に出来るかが重要です。
なので『雑談力』というのは
かなり必要な要素なんです。
人と話すのが苦手とか
自分の話ばかりしたいとか
良くなって欲しいという
気持ちがない人は難しいかもしれません。
今後の展望
育成校が乱立しています。
これから飽和状態になると言われています。
しかし
今後『2025年問題』に突入し
さらなる超高齢化社会となると
まだまだ需要はありそうです。
ただし、それは病院ではなく
施設や在宅などで従事する
『理学療法士』です。
それは現在の日本の医療が
高齢化による影響で
病院完結型の医療から
地域完結型の医療へと移行しているからです。
地域全体で患者や利用者ではなく
『生活者』として
支えていこうというわけですね。
もちろん
病院でも働くことは可能ですが
「自宅に帰ったあと」
「施設に入所したあと」
常に先を見据えて
予後を予測することができる
能力が求められるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか？
少しでも『理学療法士』という仕事を
知っていただける機会になったならば
光栄です。
少しでも健康寿命が延ばせるよう
そして
少しでも長く旅ができるよう
健康に関する情報を
共有させていただきたいと思います。
今後とも宜しくお願いします！！
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