20220211 天国に持っていけないものにお金を使うな。
1週間前、母方の祖母が亡くなった。
90歳近い高齢だったし、前から呼吸器系を悪くしていたので、むしろここまでよく生きてくれたと思う。
死因がコロナ疑惑もあったが、PCR検査の結果陰性だったので無事(?)通夜・告別式を行う事が出来た。(これがもし陽性なら顔も見る事も出来ず火葬場行きであった。)
筆者は現在アラサーだが、今回の件でいずれ迎えるであろう両親そして自身の死を意識させられた。
人生をどのように生き倒せば死の瞬間に幸せだったと思えるのか。
ベタな話だが、大切な人との思い出や自分がやりたい事に時間とお金を使った方がいいと思ったのである。もちろん人によって何を信条とするかは違うので「これに投資しろ!」というものではないのだが。
この手のスピリチュアル話は苦手なのだが、死後の世界がもし存在するとすれば、あの世に物質的なモノは持っていけないだろう。現金もハイブランドのバッグも車もそう。まあ、残された家族への形見や遺産にはなるかもしれないが。
そう思うとこの世の物質的なモノへの興味が面白い程に一気にスーッと無くなった。自分を楽しませる為の刹那的な浪費も構わないが、家族や友人との時間もしくは自分の美意識というか魂が震えるような経験、すなわち精神的なモノこそが大事で、それこそがあの世に持っていけるのではなかろうか。(死後も自我が残っていると仮定すればの話だが。)
筆者自身の葬式など簡素に済ませてくれて構わないので、自身の葬式代を含めたある程度の金額と遺書は残しておくが、それ以外のお金はそういった上記の思い出なり経験に費やす。
自身の死が50年後だと仮定して、そこから逆算してどのように生ききったら幸せなのか。じっくり考えてみる事としよう。
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